ライフセービング世界選手権「Lifesaving World Championships 2024」出場報告 多くの種目で活躍し、3つのメダルを獲得

ライフセービングを通じた共通の目的意識から、強固なコミュニティを形成し、国際的な交流を促進する

特定非営利活動法人 下田ライフセービングクラブのプレスリリース

Photo Mika Inomata オープン日本代表 石黒選手(手前)

特定非営利活動法人 下田ライフセービングクラブ(静岡県下田市、理事長 山口智史 以下、下田LSC)は、2024年8月20日から9月8日にかけてオーストラリア・ゴールドコーストで開催された「Lifesaving World Championships 2024」に参加し、ナショナルチーム(国別代表戦)およびインタークラブチーム(クラブ対抗戦)で素晴らしい成果を収めました。

2024年8月20日から9月8日にかけて開催された本大会には、約50カ国、300のクラブから約7,000名の競技者と12,000名のサポーターが参加しました。

下田LSCからはナショナルチーム日本代表に4名、インタークラブに5名が参加しました。

ナショナルチームでは石黒七都選手がビーチフラッグスで銅メダルを獲得、髙橋颯選手と溝上晴斗選手が参加したIRB競技では2種目で銅メダルを手にしました。

この大会は、1992年に下田市で開催された経験もあり、日本で唯一開催されたライフセービング世界大会として、下田LSCにとって特別な意義を持つものです。日本代表およびクラブの選手たちは、各種目で活躍しました。

また、姉妹クラブであるオーストラリア·サンシャインコーストのMaroochydore SLSCは、インタークラブ·ユース世界選手権で総合1位を獲得し、ワールドチャンピオンクラブの称号を得ました。

LWC 2024 Official Photo IRB日本代表 溝上選手(左)、髙橋選手(右)

大会概要

「Lifesaving World Championships 2024」は、世界中のライフセーバーたちがビーチや海の競技で腕を競う国際大会です。主なカテゴリーは、国を代表して参加するナショナルチーム(代表戦)と、世界中のライフセービングクラブが参加するインタークラブチーム(クラブ対抗戦)の2つです。

ナショナルチームでは、各国を代表するトップアスリートが5日間をかけて、海とプールの競技種目で競い合います。

インタークラブでは、ライフセービングクラブごとにチームを編成し、同様の競技に参加します。マスターズカテゴリーもあり、年齢層の高い選手たちも出場しています。この大会は、ライフセービングという共通の目的意識から、強固なコミュニティを形成し、国際的な交流を促進する場でもあります。

選手の声

相澤虎大(オープン日本代表 男子)

「世界の舞台で戦った経験は、ライフセービングスポーツの本質である『人を助ける力』に繋がると信じています。この経験を糧に、さらに高い目標を設定し、挑戦し続けたいと思います。」

石黒七都(オープン日本代表 女子)

「世界選手権2024に日本代表として参加し、総合6位という過去最高の成績を収めました。個人ではビーチフラッグスで3位となり、メダルを獲得できました。この結果を通じてライフセービングの活動がより多くの方に知られることを願っています。多くの方々に支えていただき、心から感謝しています。今後も努力を重ね、次回は出場全種目でメダルを目指して頑張ります。」

溝上晴斗(IRB日本代表 男子・キャプテン)

「悔しい思いもありますが、それ以上に楽しい大会となりました。下田LSCとしても貴重な経験を積むことができ、今後もさらなる挑戦を続けたいと思います。応援ありがとうございました!」

髙橋颯(IRB日本代表 男子)

「下田LSCとして初のIRB世界大会に出場できたことは、とても良い経験となりました。これからもメンバーを増やし、クラブ全体で楽しんで活動を続けていきたいです。応援ありがとうございました!」

LWC 2024 Official Photo
LWC 2024 Official Photo by Salty Glow Photography

大会結果

日本代表(オープン):総合6位

ボードレース 男子

相澤虎大:9位

ビーチフラッグス 女子

石黒七都:3位

ビーチスプリント 女子

石黒七都:11位

チーム種目 男子(相澤虎大)

マネキンリレー:6位

ボードレスキュー:8位

チューブレスキュー:6位

ビーチリレー:11位

オーシャンマンリレー:7位

チーム種目 女子(石黒七都)

ラインスロー:6位

ビーチリレー:14位

オーシャンウーマンリレー:6位

チーム種目 混合(相澤虎大、石黒七都)

MixオーシャンMライフセーバーリレー:6位

日本代表(IRB):総合4位

チーム種目 男子(髙橋颯、溝上晴斗)

IRBレスキュー:3位

チューブレスキュー:3位

マスレスキュー:4位

インタークラブ(IRB)

チーム種目 男子(髙橋颯、溝上晴斗、山口智史)

IRBレスキュー:1回戦5位

チューブレスキュー:2回戦9位(DQ)

インタークラブ(マスターズ)

サーフレース

松沢斉(45−49歳区分):23位

加賀田哲也(40−44歳区分):11位

山口智史(40−44歳区分):22位

ボードレース

松沢斉(45−49歳区分):11位

加賀田哲也(40−44歳区分):10位

山口智史(40−44歳区分):13位

サーフスキーレース

松沢斉(45−49歳区分):11位

加賀田哲也(40−44歳区分):準決勝9位

山口智史(40−44歳区分):準決勝9位

オーシャンマン

松沢斉(45−49歳区分):8位

山口智史(40−44歳区分):11位

ボードレスキュー(40−44歳区分)

加賀田哲也、山口智史:6位

チーム種目(130−149歳区分)(加賀田哲也、松沢斉、山口智史)

サーフチームレース:5位

ボードリレー:6位

サーフスキーリレー:8位

オーシャンマンリレー:10位

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