IBM、ESPNのファンタジー・フットボール・プラットフォームにAIを活用した次世代インサイトを導入

日本アイ・ビー・エム株式会社のプレスリリース

IBM Graniteを活用してファンタジー・フットボール・ユーザー向けに生成AIを導入し、選手のウェーバー・グレードやトレード・グレードを、より詳細に分析

IBMとMorning Consult社の新しい調査によると、ファンタジー・サッカーのユーザーは、ファンタジー・リーグにおけるデジタル・パフォーマンスや体験向上に対するAI活用に注目

[米国アーモンク(ニューヨーク州)2024年9月10日現地時間 発]

IBMとESPNは、IBMのビジネスのためのAIおよびデータ・プラットフォームであるwatsonxの生成AIテクノロジーを搭載した、ESPNファンタジー・アプリの機能強化を発表しました。この機能強化は、1,200万人を超えるファンタジー・フットボール・ユーザーに、よりカスタマイズされた魅力的なデジタル体験を提供するために設計されたものです。また今回、IBMが委託し、Morning Consult社が実施した新たな調査から、ファンタジー・フットボール・ユーザーはロースターと全体的なファンタジー・フットボール体験の向上に対して、AIを採用する傾向が強まっていることが示唆され、機能を強化するに至りました。

今回、ウェイバー・グレードとトレード・グレード機能内の「Top Contributing Factors(上位貢献要因)」の利用が可能になり、割り当てられた選手のグレードに関する、より詳細な理由を提供することができるようになりました。この情報は箇条書きで表示され、IBMの大規模言語モデルのGraniteによって生成されます。グレード自体は各チームにパーソナライズされ、IBM watsonxで構築されたAIモデルによって、選手のパフォーマンス、フットボールの専門家によって書かれた記事、各ファンタジー・オーナーのロースターの特定のニーズなど、大量の複雑なデータを考慮して作成されます。ファンタジー・フットボール参加者にとってのメリットの例は次のとおりです。

  • 各チームのニーズに基づき、パーソナライズされた選手グレード

  • AIが作成した選手グレードの透明性のある説明

  • 各選手の潜在的なアップサイドとダウンサイドの予測

これらの新しく更新された機能は、IBM watsonxを搭載したTrade Analyzer with IBM watsonxやPlayer Insights with IBM watsonxなどを含む、IBM watsonxシリーズを強化するものです。こうした機能は、大量のフットボール関連データをインサイトに変換し、ESPNファンタジー・フットボールのユーザーが、出場選手のラインアップについてより多くの情報に基づいた決定を下すのに役立ちます。

IBMとMorning Consult社が、米国のファンタジー・フットボール・ユーザー500人を対象に実施した新しい調査[*1] によると、ファンタジー・フットボール・ユーザーは、ラインナップとリーグ全体のパフォーマンスを向上させるために、AIを活用したソリューションを採用していることが確認されました。回答者の主な意見は以下の通りです。

  • ユーザーの90%近くが、少なくとも1つのAIまたはAI関連ツールを定期的に使用

  • 82%がファンタジーのラインナップを改善するためにトレードやウェイバーの提案を活用

  • まだ利用していないユーザーのうち、92%がファンタジー・フットボールのユーザー体験にAIが役立つと思うと回答

IBMのスポーツ&エンターテイメント・パートナーシップ担当バイス・プレジデントのノア・サイケン(Noah Syken)は次のように述べています。「毎年、何百万人もの人々がESPNファンタジー・プラットフォームでファンタジー・フットボールに参加しています。ユーザーは常にリーグで競い勝つための最高の情報を求めています。今年のESPNファンタジー・プラットフォームの強化により、watsonxを活用したインサイトが直接ユーザーの手に届き、パーソナライズされたデータ主導のインサイトにアクセスできるようになることで、ユーザーの期待に応えることができるようになりました。IBM Graniteを含むwatsonxの生成AI技術は、あらゆる業界のビジネスでも活用されており、複雑な情報を実用的なインサイトに変え、ワークフローの近代化を推進しています」

8年連続となるIBMとESPNファンタジー・フットボールとのコラボレーションは、watsonxの最新テクノロジーを活用し、フットボール関連のデータをファンタジー・チームのオーナーにとって説得力のある有益な情報に進化させています。これには、IBMの大規模言語モデルのGraniteコレクションや、AIが生成したコーディングの推奨と開発者の洞察を提供するIBM watsonx Code Assistantが含まれます。

IBM watsonxについての詳細はこちらをご覧ください。https://www.ibm.com/jp-ja/watsonx

ESPNファンタジーフットボールをプレーするには、ESPN.com/FFLからサインアップするか、App StoreおよびAndroidストアからESPNファンタジーアプリをダウンロードください。

[*1]2024年8月、米国の18歳から45歳のファンタジー・フットボール・ユーザー500人を対象に実施したオンライン調査に基づく。

IBMについて

IBMは、グローバルなハイブリッド・クラウドとAI、そしてコンサルティングの専門知識を提供するリーディング・カンパニーです。IBMは、175カ国以上のお客様がデータからの洞察を活用し、ビジネス・プロセスを合理化し、コストを削減し、各業界で競争力を獲得できるよう支援しています。金融サービス、通信、ヘルスケアなどの重要なインフラストラクチャー分野における何千もの政府機関や企業体が、IBMのハイブリッド・クラウド・プラットフォームとRed Hat OpenShiftを利用して、迅速、効率的かつ安全にデジタル変革に取り組んでいます。AI、量子コンピューティング、業界に特化したクラウド・ソリューション、コンサルティングにおけるIBMの画期的なイノベーションは、お客様にオープンで柔軟な選択肢を提供します。これらすべては、信頼、透明性、責任、包括性、サービスに対するIBMの長年のコミットメントによって支えられています。詳細は www.ibm.com をご覧ください。

当報道資料は、2024年9月10日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。

当リリースは、以下の当社ホームページに掲載しています。

https://jp.newsroom.ibm.com/2024-09-18-ibm-brings-next-generation-of-ai-powered-insights-to-espn-fantasy-football-platform

 

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