細田昌志『力道山未亡人』勢い止まらず３ヶ月連続重版決定！！　神田伯山氏推薦の新帯も！

第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作、『力道山未亡人』（細田昌志・著）を2024年5月31日、小学館より刊行いたしました。

本作は “戦後復興のシンボル” として、国民的人気を誇ったプロレスラー・力道山の妻、田中敬子氏の一代記。

唐突すぎる夫の死の舞台裏、夫の死後、22歳にして5つの会社の社長に就任、30億円もの負債を背負い、4人の子の母親となった･･･これまで語られることのなかった、「その後の人生」が明かされます。

「力道山未亡人」として好奇の視線に晒され、男性社会の洗礼を浴び、プロレスという特殊な業界に翻弄されながら、昭和・平成・令和と生きた、一人の女性の数奇な半生を紐解く一冊です。

発売直後からSNS上では「著者の徹底的な取材力にただ感服」、「ページを開くとその時代にタイムスリップする筆致がスゴイ」、「何度も読み返したい傑作」、など次々に口コミが寄せられ、話題沸騰！Amazonランキング歴史人物評伝部門では発売以来30日連続（5/31～6/29）で第1位を獲得する大反響。その後も勢いが止まらず、このたび5刷増刷が決定。これで6~8月の3ヶ月連続重版決定と、ノンフィクション書としては異例の勢いで版を重ねています。

そして、5刷分の新帯からは講談師・神田伯山による推薦コメントが掲載されます。

■講談師・神田伯山、推薦コメント

『まだ死にたくないんだ』昭和と令和、師匠と弟子、夫と妻。

この本を誰よりも絶賛するのは、力道山本人だろう。未亡人万歳！

■書籍『力道山未亡人』収録写真公開！

本書には敬子氏から提供された秘蔵写真を多数掲載。その一部を公開します。

■編集担当からのおすすめ情報

国民的スターとの幸せな結婚生活はわずか「半年」。22歳で30億円もの負債を背負った「未亡人」。何とも壮絶な人物を想像するが、選考委員・星野博美氏が言うように田中敬子さんは何とも「フワフワ」してチャーミングな女性である。

そんな敬子さんの実像を『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修 評伝』で第43回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」を受賞したノンフィクション作家・細田昌志さんが細緻に描いた傑作ノンフィクション。老若男女問わず、多くの方に読んでいただきたい1冊です。

■「第30回小学館ノンフィクション大賞」選考委員コメント

・辻村深月氏（作家）

「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」

・星野博美氏（ノンフィクション作家）

「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」

・白石和彌氏（映画監督）

「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」

■著者紹介：細田 昌志（ホソダ マサシ）

1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業。リングアナウンサー、ＣＳキャスター、放送作家を経て作家に。2021年『沢村忠に真空を飛ばせた男』（新潮社）が第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。2023年『力道山未亡人』で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

※上記収録写真をご使用の際は、クレジット「田中敬子氏提供」の記載をお願いします