ミリョクリエ、湘南ベルマーレフットサルクラブなど6社連合が、中小企業庁より「ゼブラ企業」グループに。

利益を確保しつつ地域課題解決へ

株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブのプレスリリース

 (株)ミリョクリエ、(株)湘南ベルマーレフットサルクラブ、湘南ケーブルネットワーク(株)、報徳仕法(株)、(株)みらいワークス、クラブツーリズム(株)の6 社は、中小企業庁による令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」を実施する事業に採択されました。日本全国で20事業が採択され、神奈川県では唯一選ばれました。

 この実証事業は、中小企業庁が今年3月に策定した「地域課題解決事業推進に向けた基本指針」に基づき、地域課題解決の主たる担い手となる中小・小規模事業者(ローカル・ゼブラ企業)が持続的な成長を遂げ、地域中間支援者や地域の企業等と連携しながら、地域課題の構造分析や社会的インパクトの可視化等に取り組み、地域課題解決事業に取り組む上で必要となる連携・支援体制が各地で構築されることを目指す取り組みです。ゼブラ企業は米国の女性経営者4人が提唱した概念で、収益確保と社会課題解決という相反する目標の解決に取り組むことから、白黒のシマウマに例えたものです。

 ミリョクリエを中心とする6社は、神奈川県小田原市を中心とした西湘エリア3市8町(小田原市、南足柄市、秦野市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町)の「持続可能な地域づくり」をテーマに、地域が抱える諸課題の解決に取り組んでいきます。一例として、「観光振興」「環境保全」「関係人口創出」等の地域課題を、県外企業の人材と共に解決していくB-Zebras(ビーゼブラ)プロジェクトがスタートしています。

 6社は、地域社会課題解決に取り組む人材育成、外部人材を取り込んでの関係人口創出、さらには成功事例を他地域へ横展開といった事業戦略を掲げ、連携して取り組んでまいります。

(株)ミリョクリエ 代表取締役 山室 淳

 ミリョクリエは、域外にある社会課題を人的リソース、様々な知見を結集し、解決することを目的に設立。様々な社会課題を解決しながら新たなビジネスモデルの確立、成長に寄与し、またその成長が各企業や地域経済にとって新たな門出になるよう、様々なサポートをして参ります。

 昨今企業にとって、地域貢献や社会課題解決への取り組みがその企業のブランド価値を高める一つのツールとして必要不可欠になっている時代です。

 ミリョクリエは、今後も地域の社会課題解決の担い手となる企業、事業を通じて地域課題解決を図り、新たな価値創造や技術の活用により、社会的インパクトを生み出し収益確保を目指す企業を 1 社でも多く世の中に創出するサポートが出来るよう日々精進して参ります。

(株)湘南ベルマーレフットサルクラブ 代表取締役社長 佐藤 伸也 
 社会的意義のある活動と、経済成長の両輪を回していく事について、日々考えさせられ悩まされ17年間活動を続けてきました。ただこの実現こそが地域に根差したスポーツクラブの使命だと思いますし、挑戦へのモチベーションにもなってきました。

 今回、経産省が示す地域課題を解決させるためのローカルゼブラ企業の必要性に対し、ローカルゼブラが生き生きと活動をすぐにスムーズに行いパフォーマンスを最大化させる地域環境の根回しをする役目として、私たち地域スポーツクラブの繋ぐチカラが有効であるということを実証したいです。

 地域スポーツクラブが普段から持つべき機能は、地域のあらゆるキーパーソンからの信頼を獲得していること、いつでも集合の声をかけられて、ローカルゼブラが活躍する体制整備に導けることだと思います。今回巡ってきたチャンスを活かし好事例を全国に発信したいと思います。​​

湘南ケーブルネットワーク(株) 代表取締役社長  柏手 茂

 経済的な利益と社会的な目的をバランス良く追求し、単に急成長を目指す企業活動とは対照的に、持続可能性や社会的責任を重視しています。そして、お金だけではなく、時間、創造性、コミュニティなど、多様な面を視点に取り組み、長期的、インクルーシブ(包摂的)な経営姿勢を大切にしていきたいと考えています。

 また、企業間の協力によって能力が発揮されることを模索し、異なる企業が補完し合いながら利益を得る共生関係を重視しています。

報徳仕法(株)代表取締役 草山 明久

 人口減少・少子高齢化により国内マーケットが縮小する中でも、持続可能な社会を実現するためには、自立した企業同士が互いに協力しながら地域課題を解決し、新たな共益(マーケット)を創造することが極めて重要なことであると思います。
 当社においては小田原が生んだ偉人、二宮尊徳翁が提唱した報徳の教えに基づき、本事業に関わる事業者様と一円融合の輪を広げ、道徳と経済の調和を保つ報徳の手法に則り、心豊かに暮らせる神奈川県西地域の未来づくりを目指します。

(株)みらいワークス 地方創生部 事業開発チーム リーダー(B-Zebrasプロジェクト担当) 辻岡正典

 このたびは、本事業に採択いただき、感謝申し上げます。当社は「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」をビジョンに掲げ、地域貢献・地域活性化に関心があるプロフェッショナル人材にも活躍の場を多く作ってきました。
 また、本年4月には湘南ベルマーレフットサルクラブ様、クラブツーリズム様と外部プロ人材活用・地域課題解決モデル『B-Zebras』プロジェクトも開始しました。本事業でも弊社が持つ外部プロ人材活用ノウハウを活かし、地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築に貢献してまいります。

クラブツーリズム(株)マーケティング本部 営業企画部 リーダー(B-Zebrasプロジェクト担当) 鈴木光希

 今回はこのような機会に「B-Zebrasプロジェクト」のメンバーとして参画させていただきありがとうございます。

 当社は長年旅を通じた仲間づくり、コミュニティづくりを事業アイデンティティの根幹に持っており、弊社のファンで居てくださる多くのお客様のLTV向上を図るべく様々な取り組みを進めてまいりました。また同じように大切にしている地域発展に関しても、旅行会社として地域の課題解決にも注力しており、多くの地域のファンコミュニティづくりの支援にも取り組んでおります。

 今回は湘南ベルマーレフットサル様・ミリョクリエ様を中心に、地域課題解決や地域コミュニティの活性に弊社のこれまで培ってきたノウハウを活かして今回の実証・エコシステム構築に貢献していければと思います。

■株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブ 概要

本社  :神奈川県足柄上郡

代表者 :代表取締役社長 佐藤 伸也

設立  :2010年5月

URL :https://www.bellmare-futsal.com/

事業内容:小田原を拠点にFリーグディビジョン1に所属するフットサルクラブ。地域社会課題解決に力を入れ、まちのチカラになれるクラブを目指しています。スポーツ領域を飛び越え、2026年までに160の社会課題プロジェクトに取り組むという新しい挑戦をしています。

■「B-Zebras(ビーゼブラ)」プロジェクトの概要

 湘南ベルマーレフットサルクラブがハブとなり、「観光振興」「環境保全」「関係人口創出」等の地域活性・地域課題解決の推進について、具体的な企画を立案し、プロジェクトを興します。みらいワークスは、副業・兼業のビジネス人材約15,000名以上が登録する地方副業プラットフォーム「Skill Shift」(https://www.skill-shift.com/)にて、スポーツを通じた地域貢献・地域活性化に関心がある副業・兼業プロ人材を集客し、プロジェクト推進をサポートします。クラブツーリズムは、これまで培ってきた旅を通じたコミュニティづくり、アクティブシニア世代のマーケティング、バラエティ豊かな企画づくりによる地域活性のノウハウを生かし、地域活性のサポートを行います。

プレスリリース:https://www.bellmare-futsal.com/news/entry/240412_016335.html

 「Zebras=ゼブラ企業」は2017年にアメリカで生まれた考え方で、サスティナビリティ経営が謳われる現代社会において「社会性と経済性」の両方を追求しながら「共存」をテーマに、独占するのではなく多様なステークホルダーが共存共栄を目指す企業を指す言葉です。

 昨年日本政府が発表した「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」でもゼブラ企業に関して触れられていて、「地域の中小企業から、地域の社会課題解決の担い手となる企業(ゼブラ企業)を創出し、インパクト投融資を呼び込むため、ソーシャルビジネスを支援する地域の関係者を中心としたエコシステムを構築する」と記載されています。

 今回のプロジェクトはまさに湘南ベルマーレフットサルクラブという存在が地域の「ゼブラ企業」という存在であることを目指し、クラブの頭文字の「B」を取り、「B(e)-Zebras=ローカルゼブラ企業になる!」ことをメッセージとして掲げるプロジェクトです。 湘南ベルマーレフットサルクラブを中心に、その想いに共感するエリアを超えた様々な企業や多様な人材と共に、ホームタウン地域コミュニティにおける地域課題解決や新たな地域ビジネス創出を目指します。

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