公益財団法人日本陸上競技連盟のプレスリリース
パリオリンピック陸上競技7日目の8月7日、イブニングセッション最終種目として行われた男子3000m障害物の決勝。日本記録保持者の三浦龍司選手(SUBARU)が出場し前回の東京大会に続く2大会連続入賞に挑みました。
レースは終盤まで大集団で進む展開に。序盤は8~9番手に位置した三浦選手は、終盤でいったん後退する場面も見られましたが、残り1周で順位を上げ、8分11秒72・8位でフィニッシュ。初入賞を果たした東京大会(7位)に続く2大会連続入賞を果たすとともに、今大会、トラック&フィールド種目での入賞第1号となりました。
また、この結果により、6位に入賞した昨年のブダペスト世界選手権に続く世界大会連続入賞も達成しています。
【三浦龍司(SUBARU)コメント】
8分11秒72 8位入賞
個人的に、走っていて、ものすごく面白いレースだった。前半は(速いペースで)突っ込んだ展開となったが、中盤から(ペースの)変動があったり、(縦に長くなっていた集団が)また団子の集団に戻ったりと、さまざまな引きだしがあるなかでのレースとなった。(8位という)結果自体は、すごく悔しいが、そのなかで中だるみすることなく、しっかりと走ることができた。「ある程度対応して走ることができたのではないか」という意味での手応えを感じることができた。
(東京オリンピック以降)これまでの3年間に、海外レース等などで経験を積んできて、自分のアベレージが上がったなかで、レースをここまで持ってくることができた。そのなかでの「走り」というものは見せることができたのではないかと思っている。
「内容が濃いなかでの勝負」というところを、しっかりと体感することができたので、そこはよかったと思う。しかし、結果というところを見ると、やっぱり悔しさも残るので、そこは修正して来年を目指していきたい。
<今後見据えている景色、目標は? の問いに>
今日は、いろいろなレース展開のなかで、ペースの上げ下げや、実力者の圧倒的な走りなどもあった。そこにできるだけ近づいていきたい。自分のなかでレベルアップしていって、手応えを一つ一つつかんでいけるようなレース、大会を増やしていきたい。
▼三浦龍司 プロフィールページ
https://www.jaaf.or.jp/olympic/paris2024/athletes/profile/ryuji_miura/
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:アフロスポーツ
【パリオリンピック】特設サイト
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