MLB（メジャーリーグベースボール）は、現地時間7月16日（火）に今年度のオールスターゲームを開催します。また、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手とシカゴ・カブス所属の今永昇太選手が参加することも決定しています。現在、ReadWriteのブックメーカー ランキングによると、現在両選手はそれぞれMVPや新人賞の候補として高いオッズを示しています。したがって、オールスターゲームでは彼らの活躍に多くの期待が寄せられています。本記事では、MLBオールスターゲームの概要と、大谷翔平選手および今永昇太選手の直近の活躍について解説します。
2024年のMLBオールスターゲーム
アメリカンリーグ（AL）とナショナルリーグ（NL）のスター選手たちが一堂に会する、MLBのオールスターゲーム。この期間はシーズンの前半を終えた時点での中休みとして、ファンにとっても選手にとっても一大イベントとなっています。そして、2024年は現地時間7月16日（火）に開催される予定です。
オールスターゲームのメンバーは、まずファン投票で選ばれます。ファンはMLB公式サイトや球場で投票し、自分の好きな選手に投票可能です。さらに、ファン投票で選ばれなかったポジションの選手は、現役選手たちによる投票で決定されます。
また、場合によってはMLBのコミッショナーが特定の選手を指名することもあります。これは、ファン投票や選手投票で選ばれなかった場合でも、オールスターゲームにふさわしいと判断された選手に適用されます。
そして、各リーグの監督は前シーズンのワールドシリーズに出場したチームの監督が務めます。加えて、監督はファン投票や選手投票で選ばれたメンバーに加えて、自らの判断で追加の選手を選出することも可能です。
日本人は2選手が参戦
現地時間の6月7日（日）、2024年のMLBオールスターゲームに参加するすべての選手名が発表されました。その中で日本人選手は2人、大谷翔平選手と今永昇太選手が参戦することがわかりました。以下、両者の直近の試合状況を紹介します。
大谷翔平選手
昨季のメジャーリーグMVPであり、言わずと知れたスーパースターである大谷翔平選手。ファン投票にてDH部門（指名打者部門）1位となり、4年連続となるMLBオールスターゲーム出場権を獲得しました。ただし、今年度はホームランダービーには不参加の意向を表明しています。
2018年から所属していたロサンゼルス・エンゼルスを離れ、今シーズンからロサンゼルス・ドジャースに活躍の場を移している同選手。また、右ひじの故障により2刀流を封印し、打者に専念するシーズンとなっています。
そして、本稿執筆時点ではナショナルリーグにおいて、OPS1位、打率1位、本塁打1位と圧倒的な成績を残しています。チームも地区順位でトップに位置しており、30歳を迎えたばかりの大谷翔平選手は引き続き球界の顔として、その存在感を放ち続けています。
今永昇太選手
2023年まで横浜DeNAベイスターズに所属し、同年のワールドベースボールクラシック（WBC）では決勝で先発として出場し、優勝に大きく貢献した今永昇太選手。今季よりついにシカゴ・カブスへの移籍を決め、メジャー進出を果たしています。
そして、ルーキーイヤーながら序盤より優れたパフォーマンスを見せてきました。特に、防御率（ERA）の面で歴史的なスタートを切り、最初の9試合で防御率0.84という驚異的な数字を記録。なお、この防御率は1913年に公式統計として認められて以来、新人投手として最も低いものとなっています。
また、本稿執筆時点では防御率は3.16、7勝2敗の成績を残しており、新人賞やサイ・ヤング賞候補の1人として同選手の話題が広がっています。
その結果、チームは地区で最下位に低迷していますが、その中で今永昇太選手は唯一の希望の星に。そして、シカゴ・カブスではたった1人となる、2024年のMLBオールスターゲームへの参戦が決定しました。