株式会社ゴールドウインのプレスリリース
株式会社ゴールドウイン(本社:東京都港区/代表取締役社長:渡辺貴生)は、事業を通じた環境保全の取り組みとして、衣服のリサイクル活動「GREEN CYCLE(グリーンサイクル)」を実施しています。2023年度(2023年4月~2024年3月)は、この活動により13,799.5㎏(約14.0t)の衣服を回収しました。これは、 二酸化炭素の発生量に換算すると103,772.2㎏となり、杉の木7,412本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当します(※1)。
6月は、「世界環境デー」(6月5日)をきっかけに世界各国で環境保全の重要性を認識し、行動の契機になる様々な取り組みを行う「環境月間」です。当社では「GREEN CYCLE」として、自社ブランド、他社ブランドを問わず衣服を回収し、新たな製品の原料にリサイクルする取り組みを、2009年から実施しています。
2023年度は、全国の当社直営店166店舗(2024年3月末時点)と、当社が特別協賛する「富山マラソン」で衣服のリサイクルに対する関心を持ってもらう目的で行った「富山マラソンTシャツリサイクルプロジェクト」、また当社がオフィシャルサプライヤーを務めるJリーグのカターレ富山との取り組み「GREEN PROJECT(グリーンプロジェクト)」の一環として、ホームゲーム会場にて年間9回の衣服の回収を実施。全体の回収重量のうち539.0㎏は「富山マラソン Tシャツリサイクルプロジェクト」、11040.1㎏は「カターレ富山 GREEN PROJECT」で回収されました。
なお、回収した衣服のうちポリエステルやナイロン製のものは、高純度の原料に戻すケミカルリサイクル(※2)を行い、ダウンウェアは新たなダウン製品の原料とします。
これらを含め、当社は、目標とする二酸化炭素排出量の削減や、2030年までに環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%に引き上げる方針(※3)のもと、循環型社会の実現に向けた活動を行っています。
【ゴールドウイン「GREEN CYCLE」概要】
■回収対象: ゴールドウイン製・他社製の衣服(下着、靴、靴下、帽子、手袋などのアクセサリーは回収しておりません)
■実施店舗: ゴールドウイン直営店166店舗
■リサイクルの流れ:
1. 不用になった衣服を、当社直営店の受付店舗にて回収。
2. 回収した衣服を仕分け後、各パートナー企業(株式会社JEPLAN、河田フェザー株式会社)に発送。
3. リサイクルやリユースなど、状態や用途に合わせて活用。
■2023年度回収重量: 13,799.5㎏(昨年12,591.5㎏)
※1:環境省の「3R行動見える化ツール(簡易版)」にて換算
※2:ケミカルリサイクルとは、化学的に処理して、石油から製造した場合と同レベルの高純度の原料にリサイクルすること。
※3:当社は、長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」を発表し、気候変動問題の解決と持続可能なビジネスの再構築を図る、という2つのサステナビリティと向き合います。環境におけるサステナビリティでは、環境負荷低減素材への積極的移行として、2030年に環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げ、グリーンデザインを推進します。また、全ての事業所でのカーボンニュートラルを実現し、再生エネルギーへの転換を進めます。そして、廃棄物をゼロにして循環型社会の実現を目指して気候変動問題を解決、地球環境の改善に向けた取り組みを実施しています。
【参考】
■環境省の資料によると、衣類の国内新規供給量は計79.8万t(2022年)に対し、年間で事業所および家庭から手放された衣服の量はその約9割に相当する73.1万t。そのうち、廃棄される量は47.0万t(手放される衣類の64.3%)、リサイクルされる量は12.7万t(手放される衣類の17.4%)、リユースされる量は13.3万t(手放された衣類の18.1%)という報告がされています。
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
■当社の環境アクション「GREEN IS GOOD」について
https://greenisgood.goldwin.co.jp/
Goldwin Inc.
株式会社ゴールドウイン(本社:東京都港区/代表取締役社長:渡辺 貴生)は、モノづくり、コトづくり、環境づくりの3つを軸に、スポーツやアウトドアの領域を中心に人々の新たな挑戦を支え、その可能性をひらいていくライフスタイルクリエイティブカンパニーです。素材や技術、テクノロジー、環境の研究を日々行いながら、多様な背景、専門性をもったブランドの知恵やアイディアをゴールドウイン全体で共有し、モノづくりとコミュニケーションを進化させ続けています。スポーツから日々の暮らしまで、人間のパフォーマンスを最大化することはもちろん、環境負荷を可能な限り減らし、人間を生かし、人間が遊ぶフィールドである自然をより豊かなものにしていきます。誰かがではなく、私たちが率先し、よりよい未来をつくっていきます。
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