「パリ2024オリンピック」自転車競技 男子短距離で最大出場枠を獲得、女子ケイリン・スプリントも出場権利取得

オリンピック直前の大舞台「2024ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ」5/9(木)~5/12(日)開催 オリンピックで使用される「新型バイク」5/12(日)お披露目予定

公益財団法人JKAのプレスリリース

 「パリ2024オリンピック」の開催まで約3ヶ月と迫るなか、自転車競技では、4月14日をもって「オリンピックポイント」の獲得対象大会が全て終了しました。これにより、「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」での各種目の日本のランキングが確定し、ランキング上位種目にて「パリ2024オリンピック」の出場権利を取得しました。
 また、5月中旬以降にはオリンピック出場選手の発表を予定しており、これに先駆け5月12日に「パリ2024オリンピック」で使用される自転車競技日本代表の「新型バイク」がお披露目される予定です。

  • 「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」確定

 4月14日に「2024UCIトラックネーションズカップ 第3戦」が終了し、各国のオリンピック出場枠数を左右する「オリンピックポイント」の獲得をかけた闘いが幕を閉じました。これにより「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」が確定し、それぞれの種目で各国が得られる出場権利枠が決定しました。

 日本の男子短距離では、チームスプリントでオリンピックランキング3位に位置し3名の出場枠を獲得。同時にスプリントとケイリンでも最大枠となる2名ずつの出場権利を獲得しました。女子短距離でも、スプリントとケイリンでそれぞれ2名ずつの出場資格を獲得、中距離においては男女共に、チームパシュート(4人)、マディソン(2人)、そしてオムニアム(1人)で出場見込みとなり、「パリ2024オリンピック」での日本選手団の活躍が期待されます。

■各国が獲得できる最大出場枠数

・チームスプリント:男女各1チーム(3名)

・スプリント:男女各2名

・ケイリン:男女各2名

・チームパシュート:男女各1チーム(4名)

・マディソン:男女各1チーム(2名) 

・オムニアム:男女各1名

■種目別「UCIトラックオリンピックランキング」

  • パリ2024オリンピック 自転車競技「新型バイク」お披露目予定

 世界最速を目指すトラック競技新型バイク発表記者会見が、「2024ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ」の最終日である5月12日に実施予定です。 「パリ2024オリンピック」にて日本代表が使用するバイクのお披露目となり、記者会見では、新型バイクのデザインやコンセプト、最新技術で開発された特異な形状や、その性能が説明されます。選手にとって命ともいえる「バイク」は、より速いスピードを求め時代とともに変化しています。パリオリンピックでのメダル獲得において重要な鍵を握る「バイク」に是非注目ください。

発表日時:2024年5月12日 正午頃(予定)

場  所:伊豆ベロドローム(〒410-2402 静岡県伊豆市大野1826番地)

  • オリンピック直前の大舞台「2024ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ」概要

 「2024ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ」は、オリンピック直前の国内で実施されるトラック競技大会であり、パリ2024オリンピックへの出場候補となる選手も出場予定です。オリンピックでの活躍が期待される世界レベルの選手やレースを間近で観戦することができます。

■2024ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ

開催地:伊豆ベロドローム(〒410-2402 静岡県伊豆市大野1826番地)

開催日程:5月9日(木)~5月12日(日)

     ※5月9日・10日が「ジャパントラックカップⅠ」、

      5月11日・12日に「ジャパントラックカップⅡ」が開催される

実施種目:短距離  スプリント、ケイリン

     中長距離 ポイントレース、スクラッチ、エリミネーション、オムニアム、マディソン

  • オリンピック自転車競技:メダル獲得の歴史

 これまでのオリンピック自転車競技において、日本の最高成績は銀メダルであり、前回大会の東京オリンピックにおける梶原選手の銀メダル(女子オムニアム)、2004年アテネオリンピックでの長塚選手、伏見選手、井上選手によるチームスプリントの銀メダルが最高順位となっています。一方で、オリンピックイヤーとなる2024年に開催された国際大会での日本選手の成績は、ケイリンやスプリントで金メダルを獲得するなど、世界の強国を相手に好成績を収めており、今年開催される「パリ2024オリンピック」では、史上初の金メダル獲得が期待されます。

■オリンピック自転車競技 メダル獲得一覧

1984年:ロサンゼルスオリンピック 銅メダル(男子スプリント:坂本勉)

1996年:アトランタオリンピック 銅メダル(男子1kmタイムトライアル:十文字貴信)

2004年:アテネオリンピック 銀メダル(男子チームスプリント:長塚智広・伏見俊昭・井上昌己)

2008年:北京オリンピック 銅メダル(男子ケイリン:永井清史)

2021年:東京オリンピック 銀メダル(女子オムニアム:梶原悠未)

■パリ2024オリンピックの注目4選手、『2024UCIトラックネーションズカップ 』のメダル獲得実績

太田海也

『2024ネーションズカップ第1戦』 チームスプリント 2位 スプリント 1位 ケイリン 3位 

『2024ネーションズカップ第2戦』 チームスプリント 2位 スプリント 1位 ケイリン 1位  

中野慎詞

『2024ネーションズカップ第1戦』 スプリント 19位 ケイリン 2位 

『2024ネーションズカップ第2戦』 スプリント 8位 ケイリン 13位 

太田りゆ

『2024ネーションズカップ第1戦』 スプリント 17位 ケイリン 18位 

『2024ネーションズカップ第2戦』 スプリント 17位 ケイリン 9位 

佐藤水菜

・『2024ネーションズカップ第1戦』 スプリント 2位 ケイリン 1位 

・『2024ネーションズカップ第2戦』 スプリント 7位 ケイリン 5位 

  • 「2024UCIトラックネーションズカップ 第3戦」の結果

 4月12日(金)から4月14日(日)にカナダで開催された「2024UCIトラックネーションズカップ 第3戦」では、男子オムニアムで窪木一茂選手が銀メダル、男子エリミネーションで今村駿介選手が銀メダルを獲得し、本結果をもって「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」が確定しました。

■男子オムニアムで窪木一茂選手が銀メダル、今村駿介選手もエリミネーションで銀メダルを獲得!

■「2024UCIトラックネーションズカップ 第3戦」レース後の選手コメント

今村駿介 選手

レースはうまく立ち回って走れたと思います。エリミネーションでは、3、4位決定戦が控えていたので、そこも意識しつつ走りましたが、今回はオムニアムを走る機会がなかったので戦法と走り方を工夫しました。結果を出さなくてはいけない状況の中で、メダル取れたことはよかったと思います。

窪木一茂 選手

悔しいですね、悔しいです。1位が取れなかったので…。きっと他のみんなは、「やってくれんじゃないか窪木」と期待していたと思います。最後にもう一踏ん張りできれば、一つ上の順位だったかもしれないので、心残りです。ただ、エリミネーション2位という結果も踏まえ、他国の選手に「日本って強いんだな」と思わせることができたのは良かったなと思います。個人としては、中距離の強い選手をライバルにしていますが、僕の中では、短距離の太田海也くんとか佐藤水菜ちゃんとか日本の短距離選手もライバル視していて、僕ら中距離も負けないんだぞというふうに思っているので、今回銀メダルを取ることができてほっとしてます。

  • 「パリ2024オリンピック」までの主要スケジュール

 パリオリンピック開催まで約3ヵ月と迫ったなか、日本代表選手が使用する新型バイクのお披露目や、「パリ2024オリンピック」出場選手の発表など、オリンピック開催までの主なスケジュールをまとめました。

※下記スケジュールは予定となっており、今後変更の可能性があります。

2024年4月15日:「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」決定

2024年5月12日:日本代表 トラック競技 新型バイク 公開

2024年6月上旬:「パリ2024オリンピック」日本代表選手発表

2024年7月8日:「パリ2024オリンピック」エントリー締め切り

2024年7月26日~8月11日:「パリ2024オリンピック」開催期間

  • 「パリ2024オリンピック」自転車トラックレース競技日程

  • TEAM JAPANオフィシャルサポーターシップ「公式支援団体特別プログラム」について

 2024年2月より、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)とJKAはTEAM JAPANオフィシャルサポーターシップ契約を締結いたしました。  

 「公式支援団体特別プログラム」 とは、JOCがJKAをはじめとする非営利団体を対象として設定したTEAM JAPANをサポートするプログラムです。契約カテゴリーであるKEIRIN普及事業及びスポーツ振興活動のプロモーションに、東京2020オリンピック後に発表されたTEAM JAPANブランド(コンポジットロゴ含む)やJOCが保有する呼称やスローガン「がんばれ!ニッポン!」等を使用することが可能となりました。

  • 公益財団法人JKAについて

 競輪とオートレースは、それぞれ自転車競技法と小型自動車競走法の規定により、地方自治体が開催する公営競技です。その収益は、競技を開催する地方自治体の財政の健全化に役立てられるだけではなく、自転車・小型自動車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与する形で社会に還元されます。
 本財団は、こうした法令に則り、「競輪関係業務」、「競技実施業務」及び「小型自動車競走関係業務」を行っています。
 主な業務内容は、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行うほか、自転車・小型自動車等機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助等を行っています。

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