4月20日(土)、一般参加による「タイムトライアルレース」や来場者がだれでも触れられる「コース体験会」も
一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会のプレスリリース
一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会(以降JOSA/本社:東京都港区(4月から目黒区)、代表:野上 等)は、4月に徳島県吉野川市に完成予定の『オブスタクルスポーツ吉野川コース』を、日本初のオブスタクルスポーツコースとして公認しました。
また、このコースの完成を記念して4月20日に『オブスタクルスポーツデモ大会 2024 in吉野川』を開催することが決まりました。これは、『オブスタクルスポーツ吉野川コース』を施工する株式会社松島組(本社:徳島県吉野川市、代表:松島光作)の協力のもと、実現したものです。
当日は、10時から原井敬吉野川市長、山崎勝洋公益社団法人 日本近代五種協会会長に加えて、フィリピンからAlberto Agraフィリピンオブスタクルスポーツ連盟(POSF)プレジデント兼アジアパシフィックオブスタクルスポーツ連盟(OSFAP)プレジデントも来日し、式典を開催。
その後の大会は三部構成で、世界トップアスリートによるデモンストレーション、一般アスリートによるタイムトライアルレース、来場者の皆さんにオブスタクルスポーツを体感していただけるコース体験会を予定しています。
オブスタクルスポーツとは
オブスタクルスポーツとは、「走る」「跳ぶ」「登る」「つかむ」など、各種の障害物をクリアするさまざまな運動を通じて、アスリートが自分自身の肉体的・精神的な可能性にチャレンジするスポーツです。オブスタクルスポーツにはニンジャレース、オブスタクルコースレース(以降、OCR)、アドベンチャーレースなどがあります。
オブスタクルスポーツの一種目であるOCRは、TBSの「SASUKE」がベースとなった海外の人気TV番組「Ninja Warrior」にインスパイアされたもので、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックでは、それまで水泳、フェンシング、馬術、レーザーラン(射撃とランニング)からなっていた近代五種競技の、「馬術」に替わる新たな種目として採用されることが決まっています。現在、国際オブスタクルスポーツ連盟(FISO)を頂点とし、世界各国で100以上のオブスタクルスポーツ団体が活動しており、急速に競技人口を拡大しています。
『オブスタクルスポーツ吉野川コース』とは
FISO基準に準拠した施設
世界におけるオブスタクルスポーツは、ニンジャレース、OCR、アドベンチャーレースなど数種類の競技が行われていますが、『オブスタクルスポーツ吉野川コース』は、FISO基準に準拠したOCR100m施設です。
OCR100m施設の徳島県吉野川市への設置計画
日本における初のOCR競技施設として2024年4月に徳島県吉野川市にコースを建設する計画について、徳島県知事に直接内容をお伝えし、本施設建設プロジェクトにご賛同いただいております。吉野川市は徳島県北部に位置する、高速道路からのアクセスも非常に良い場所です。一級河川・吉野川に隣接する使用予定地は、イベント実施時の駐車場活用にも優れ、OCR競技施設設置場所として申し分のない環境が整っています。
『オブスタクルスポーツデモ大会 2024 in 吉野川』概要
『オブスタクルスポーツデモ大会 2024 in 吉野川』は、FISOおよびJOSAが日本で初めて公認する、国際的に認められたオブスタクルスポーツ大会です。この公認大会を吉野川市で開催することにより、オブスタクルスポーツ、吉野川市および徳島県の認知度を高めることをひとつの大きな目的としています。
オブスタクルスポーツは大人から子どもまで幅広く、だれもが楽しむことのできるスポーツです。この大会の開催により、吉野川市および徳島県の活性化も視野に入れて取り組むもので、吉野川市の象徴である吉野川に隣接するコースは、この地の自然の豊かさをも来場者に訴えていきます。当日は、コースの完成とデモ大会の開催を祝しての式典に始まり、続いて三つのパートで構成されています。ひとつめは、オブスタクルスポーツの魅力を皆さんに知っていただくために、世界トップクラスのアスリートたちを招聘してのデモンストレーションです。
次に、これまでオブスタクルスポーツ未経験のアスリートの方々に、オブスタクルコースにチャレンジしていただけるタイムトライアルレースを開催いたします。
最後に、ご来場者のみなさんにもオブスタクルスポーツを体験していただける時間を設けます。会場には、吉野川市の魅力を来場者のみなさまにお伝えすべく、キッチンカーやマルシェなども出店する予定です。
また、4月18日と19日にはFISO公認の「コーチング講習会」と「審判講習会」を開催いたします。
【開催概要】
大会名称:JOSA公認『オブスタクルスポーツデモ大会 2024 in 吉野川』
開催場所:JOSA公認『オブスタクルスポーツ吉野川コース』(徳島県吉野川市鴨島町知恵島683)
開催日時:2024年4月20日(土) ※雨天の場合、翌日に順延。
スケジュール(予定):
10:00~式典
11:00~アスリートによるデモンストレーション
12:00~一般アスリートによるタイムトライアルレース
14:00~オブスタクルコース体験会
入場料:無料(タイムトライアル参加費:1,000円)
主催:『オブスタクルスポーツデモ大会 2024 in 吉野川』実行委員会
公認:国際オブスタクルスポーツ連盟(FISO)・一般社団法人日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)
後援:徳島県・吉野川市・吉野川市教育委員会・公益社団法人日本近代五種協会・一般社団法人徳島新聞社・日本中央テレビ株式会社・株式会社ケーブルネットおえ
大会パートナー:大正製薬株式会社・株式会社松島組・一般社団法人忌部文化研究所
Special Thanks:デサントジャパン株式会社・全日本空輸株式会社・フィリピンオブスタクルスポーツ連盟(POSF)・株式会社モルテン
デモ大会で披露される世界トップアスリートのパフォーマンス
本大会には、海外の大会で実績を積んでいるJOSA公認アスリートの山本遼平(やまもとりょうへい)選手に加えて、国を挙げてオブスタクルスポーツ選手の育成に取り組んでいるフィリピンから世界トップクラスのアスリート男女三名、およびジュニアアスリート男女二名を招聘し、最前線のオブスタクルスポーツの魅力をみなさまに体感していただきます。
【山本遼平】
JOSA公認アスリート。2006年4月19日、千葉県市川市生まれ。小学校4年生(2015年)くらいから、世界を視野にオブスタクルスポーツへの取り組みを始める。
2018年10月、『第三回こだまの森うんてい王決定戦』で優勝(小学生の日本新記録)。
2021年7月には、ゲットエア東京『Ninja コース』の歴代最高記録(タイム 3.333秒)を打ち出す 。
2023年3月にはオブスタクルスポーツの世界大会である『Ninja World Cup Asia』に初出場。
2023年7月の『Ninja World Cup USA』ではアメリカ以外の外国人選手中最高位。
2023年9月開催のアジア大会『O-Zone Games 2023』準優勝。
【Mark Julius M. Rodelas】
フィリピンのオリエンタル・ミンドロ州生まれ。陸上スポーツの奨学金を得て大学進学。
卒業後、2018年にはOCRのフィリピン代表チームの一員になり、2019年の東南アジア大会で銅メダル獲得。『SEA Games 2023』優勝。
現在、OCR100mで3つの世界記録を持つ唯一の選手。
【Kaizen Dela Serna】
7歳で体操をはじめ、16歳の時にオブスタクルスポーツに転向。
2019年からPOSFとフィリピンナショナルチームのメンバー。
『SEA Games 2019』優勝、『SEA Games 2023』準優勝、『OCR ワールドチャンピオンシップ』3位。
2022年、100mギネスワールドレコード、400mワールドオブスタクルレコード保持者。
【Precious Satarain Cabuya】
2023年『OCR100m』および『Ninja World Cup Asia』、『SEA Games 2023』優勝、『OCR ワールドチャンピオンシップ』準優勝。
SEA GamesワールドギネスレコードおよびSEA Gamesワールドオブスタクルレコード保持者。
【John Edris Pascual Dizon】
2008年1月生まれ。
POSFユースナショナルチームメンバー。
『Ninja World Cup Asia』、『SEA Games』などで実績を積んでいる。
【Trisha Mae Malaga Del Rosario】
2008年7月生まれ。
POSFユースナショナルチームメンバー。
『Ninja World Cup Asia』、『OCR100m』などで実績を積んでいる。
オブスタクルスポーツを知ってもらうために~タイムトライアル&体験会
一般アスリートによるタイムトライアルレース
オブスタクルスポーツは、これまで日本では公認コースがなく、その魅力も知られていないのが現状です。
今回のデモ大会では、日本で初めて作られたFISOおよびJOSA公認のオブスタクルスポーツのコースにおいて、さまざまな分野のアスリートや、腕に自信がある一般の方たちから応募を募ってタイムトライアルレースの開催を計画しています。
オブスタクルスポーツはタイムで順位を競うものです。今回、レースと同様にタイムを測り、上位3名には表彰を予定しています。
来場者がだれでも触れられるコース体験会
タイムトライアル後、コースを来場者に開放します。
また、招待アスリートと触れ合える時間も設け、特にジュニアアスリートと子どもたちとが触れ合える企画を用意する予定です。これは当日のお楽しみ。乞うご期待ください。
※JOSA調べ。
※JOSAは国際オブスタクルスポーツ連盟(FISO)の認定のもと日本におけるオブスタクルスポーツの統括を担っており、「オブスタクルスポーツ吉野川コース」はJOSA初の公認コースです。
一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)について
一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)は、国際オブスタクルスポーツ連盟(以降、FISO)の正式メンバーとして2023年1月31日に法人を設立し、日本における統括団体として、オブスタクルスポーツの普及・拡大を目的に活動を開始しました。
FISOは、世界中で行われているオブスタクルスポーツを統括する国際組織で、現在世界各国より100以上の団体が加盟しています。
オブスタクルスポーツは2016年に初めての大会が開催され、2023年で6回目となるチャンピオンシップ大会は計3,500選手、34ヶ国の参加を数え、2019年より新たなカテゴリーとして開始した『Ninja World Cup』は2,500選手、22ヶ国の参加を数えます。観客数も延べ10万人を超えるまでに成長しています。
2019年開催の『』South East Asia Games(SEA Games)』にも協力しています。
JOSAがめざすもの
JOSAがめざすものは、オブスタクルスポーツが、子どもたちが人生で初めて出会い、楽しむスポーツのひとつとなることです。
文部科学省の「幼児期運動指針」を満たすオブスタクルスポーツを、子どもたちが触れる最初のスポーツとするべく普及活動を進め、子どもたちが成長の早い段階で身体を動かす喜びを体験する「アーリーエンゲージメント」活動に力を入れています。
さらに、オプスタクルスポーツを起点として、あらゆるスポーツへつながる導線を描き出し、未来のワールドカップ、そしてオリンピック選手を日本から輩出することをめざしています。
また、JOSAはSDGsに積極的に取り組み、さらにはオブスタクルスポーツを通した子どもたちへのNVPピースプログラムの導入を準備しています。
「スポーツと教育の融合」のために、JOSAはスイスに本部を置くNon Violence Project(NVP)とコラボレーションしています。NVPは、これまで世界約20か国で30年間に約900万人の子どもたちにピースプログラムを普及することで、暴力のない世界の実現をめざして活動しているNPO団体です。
日本においてこのプログラムは、2018年より筑波大学の総合科目の一教科(3年生対象)として導入されています。
JOSAは理事、会員、コーチ、アスリートにピースプログラムを提供し、子どもたちに対するスポーツコーチングに活用することで「スポハラ撲滅」をめざします。
またこのプログラムは、子どもたちが国際的に活躍するにあたり必要となるグローバルスタンダードな考え方(自己肯定感、協調性、コンフリクトマネージメントなど)をジュニアアスリートに提供していくものです。
【法人概要】
名称:一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)
本部所在地:東京都港区北青山3-14-4-2F
(2024年4月1日より)東京都目黒区上目黒2-1-1 GTタワーB1
代表者:理事長 野上 等
設立: 2023年1月31日
ウエブサイト:https://japan-obstacle.org/
理事長コメント
日本ではまだあまり知られていないオブスタクルスポーツは、年齢や性別を問わず、一歩踏み出す気持ちさえあれば、特殊な練習も高価な用具も必要とせず、アスリートの仲間入りを果たすことができるものです。
オブスタクルスポーツは、2028年のロサンゼルスオリンピック大会から近代五種競技の新種目としても採用されます。オブスタクルスポーツへの挑戦は、オリンピックへの道にもつながることとなりました。
またJOSAは、地方の活性化、サスティナブル、スポーツと平和教育の融合、そしてアーリーエンゲージメントを主な活動目的に掲げ、新しいスポーツの形を提案・標榜していきたいと考えております。
このたび、日本初の本格的施設となるJOSA公認『オブスタクルスポーツ吉野川コース』が設立され、4月20日には地元のみなさまのご協力を賜り、デモ大会が開催されます。これを通じて、この地がオブスタクルスポーツの聖地となり、吉野川市と徳島県のみなさまの新たな誇りのひとつとなることを心よりお祈りいたします。
一般社団法人 日本オブスタクルスポーツ協会 理事長 野上 等