静岡県のプレスリリース
「ふじさん静岡クリケット大会(英語名:Mt.Fuji Shizuoka Cricket Cup)」と銘打つ本大会の開催を通して、本県とインド企業等とのネットワーク構築を図るとともに、本県の自然環境や魅力を体感いただくことで、本県への就職や移住、インド系企業等の本県への進出の動機付けを図ります。
大会の様子を是非ご取材ください。
人口減少や少子高齢化による人手不足の影響を受ける県内企業支援と地域活性化を図るため、静岡県は、令和4年度より、外国人材や外資系企業の活力を取り込む施策を推進しています。
本県は、産業構造が類似する他県と比べ、外国人材の割合が少ない状況が継続しています。また、経済産業省によると、2030年にはIT分野の人材が国内で45万人不足すると言われる中、県内企業からもIT分野を始めとする理工系人材が不足しているとの声があるなど、海外からの活力取り込みを一層推進する必要があります。
インドは、2005年から初等教育でプログラミング学習を実施しており、IT教育の土壌が確立されていることから、高い技術力を持つ優秀な人材が豊富です。また、民間の調査では、情報通信技術関連のIT分野や、AI・ビッグデータの解析等で重要なSTEM分野を専攻した大学等の卒業者数が世界一とも言われています。加えて、国連人口基金の推計によると、昨年人口が中国を抜いて世界最多となり、また、人口の約半数が30歳以下と、引き続き、急激な経済発展が見込まれています。
そのため、静岡県では、インドとの交流深化とインドからの活力取り込みに力を入れており、インド人材と県内企業とのオンライン就職面接会や、インド企業を中心とした外資系企業のサテライトオフィス誘致等に取り組んでいます。
平成29年には、インドのIT企業が静岡県川根本町にサテライトオフィスを開設しました。オフィス開設後、地元高校生のインドでのサマーキャンプ参加や同社への採用、また、インド人社員の地域行事への積極的な参加等により、地域活性化につながっています。
こうした中、静岡県は、インドからの活力取り込みの一環として、首都圏のインド人材等を本県に招待し、インド等で大人気のスポーツ、クリケットの大会を、県として初めて開催します。
静岡県富士市にある全国的にも珍しいクリケット専用グラウンドで、富士山をバックにクリケットを楽しんでいただくことで、参加者の皆様に本県の自然環境や魅力を存分に体感していただきます。また、本県としても、インド企業等とのネットワーク構築を図るとともに、本県への就職や移住、インド系企業等の本県への進出の動機付けを図ります。
クリケットの試合にはティータイムがあることから、会場内にはティーやお菓子を楽しめる選手用休憩ブースを設置し、そこで、県職員が本県の魅力やサテライトオフィス誘致に対する支援策等を紹介し、本県のPRを行います。
大会の様子を是非ご取材ください。
大会名:「ふじさん静岡クリケット大会(英語名:Mt.Fuji Shizuoka Cricket Cup)」
日 時:令和6年2月10日(土)10:10-16:50
場 所:富士クリケットグラウンド(富士市宮下付近富士川河川敷)
(雨天時:静岡県草薙総合運動場屋内運動場(静岡市駿河区栗原19-1))
参加者:首都圏のインド系企業等によるクリケットチーム
8チーム(8人×8チーム=64人)
※一般の方は試合に参加できませんが、観戦は可能です。
スケジュール:10:10~10:20 開会式
10:30~16:25 試合
16:30~16:50 閉会式
実施体制:参加チーム選定と競技運営を一般社団法人日本クリケット協会に委託
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報道各社様へ
当日取材いただける場合は、2月7日(水)までに、静岡県地域外交課安慶田(あげだ)宛てに御連絡ください。
電話:054-221-2309
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クリケットとは
クリケットバットとクリケットボールを用いて、11人制チーム2チームで行われるスポーツ。長径140メートル程の楕円形のフィールドの中で、長さ20メートル程の長方形のピッチを中心に各チームが交互に攻撃と守備を行い、得点数の優劣に基づいて勝敗を競う。世界の16歳以上の競技人口は3億人以上であり、サッカーに続く2位と言われており、2028年のロサンゼルスオリンピックの競技種目となることが決定している。
※写真提供:一般社団法人日本クリケット協会