日本初となる、若者の若者による若者のための「フレスコボール強化合宿」が実現。合宿開催地は、今後のフレスコボールの普及においても大きな期待がかかる「静岡県」が選ばれました。
一般社団法人日本フレスコボール協会のプレスリリース
2013年に設立10周年を迎えた日本フレスコボール協会。昨年は、小学生から80代のプレーヤーが公式戦に出場するなど、「年齢を問わずに楽しめる」というフレスコボールの魅力が各ペアによって体現される一年となりました。
このたび、全国に若者世代の競技者が増えたことを背景に「日本代表を目指したい!」という志の高いメンバーが中心となって、若者合宿実行委員会が結成。九州、四国、関西、関東から総勢23名のフレスコボール選手が静岡県伊東市・伊東オレンジビーチに集結することになりました。
現日本代表選手(全13名)のうち、20代以下で活躍するのは、中野克希選手(24歳=フレスコボール明石GPA所属)、赤塚康太選手(26歳=湘南鵠沼フレスコボールクラブ)、大川拓真選手(27歳=逗子フレスコボールクラブ)の3名。近年では、2022年度日本代表として、古川元樹選手(26歳=所属クラブなし)が代表選出。これから若者からの代表選出をさらに増やそうと、今回の強化合宿では、参加選手自らが考案した練習メニューを実施し、若者全体の競技力向上を目指すといいます。
近年、JFBAでも若者に向けた競技普及に注力。2022年10月からJFBA公認学生団体制度を開始し、現時点で神奈川・奈良・兵庫において計3団体が設立されています。また公認地域クラブと協力しながら、全国で体験会も実施。ここ数年で、多くの10代・20代の若者プレーヤーがフレスコボール界に足を踏み入れることとなりました。
フレスコボールの最大の魅力は、相手を打ち負かすのではなく、ラリーを続ける「思いやりのスポーツ」という点。そのため、さまざまな選手と組んでラリーをできる楽しさがあり、そこで生まれる「コミュニケーション」も競技を続ける上での重要な要素に。公式戦などを通じて、地域・性別・年代を超えた思いやりを持った仲間達と巡り合い、交流を深められることもフレスコボールコミュニティの特長です。その魅力をまさに体現したとも言える今回の『全国若者強化合宿』。フレスコボール界における「若者」の活躍にご期待ください。
伊東オレンジビーチ
■イベント概要
イベント名称:フレスコボール全国若者強化合宿
実施日:2024年1月27日(土)、28日(日)
場所:静岡県伊東市・伊東オレンジビーチ(静岡県伊東市湯川4)
目的:若者フレスコボーラーのレベルアップと親睦促進
主催:フレスコボール全国若者強化合宿実行委員会
協力:一般社団法人日本フレスコボール協会
■イベント運営担当者・新開由佳子選手のコメント
2日間に及ぶ合宿「全国若者強化合宿」を間近に控え、ワクワクとドキドキという気持ちです。全国各地にいる若者が「2024年のフレスコボールはここから!」と、色んな想いを抱いて続々と集結し、20名以上になりました。この合宿で、個々の技術・考えもレベルアップさせ、日本のフレスコ熱を若者がより一層熱くします!
■”コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。
フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。一般に競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、2024年1月現在、日本全国で27のJFBA公認地域クラブと3の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。
日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年までに日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。