独立行政法人日本スポーツ振興センターのプレスリリース
NEWS RELEASE
日本スポーツ振興センター(JSC:JAPAN SPORT COUNCIL)が管理・運営するハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC:JAPAN HIGH PERFORMANCE SPORT CENTER)において開催するハイパフォーマンススポーツ・カンファレンス 2023 のオンデマンド配信がスタートしました。
HPSC における各事業の取り組み・知見の紹介、国内外のハイパフォーマンススポーツに関する情報・先進事例など HPSC だからこそ実現できるセッションを約 1 か月にわたり、オンデマンド配信いたします。
下記 WEB サイトから、どなたでも無料でご覧いただけます。
https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Tabid/1447/Default.aspx
※12 月 14 日(木)の会場開催セッション(セッション①~④)は、後日配信予定です。
【配信セッション】各セッションの詳しい内容は次ページをご覧ください。
・セッション⑤「カーリングの競技支援を目的とした工学的アプローチによる実証型研究」
・セッション⑥「HPSC 研究アワード受賞講演」
・セッション⑦「アスリート・ウェルビーイングの向上に向けた心理サポート」
・セッション⑧「アスリート育成パスウェイの構築に向けて」
・セッション⑨「サポートスタッフが気をつけるべきアンチ・ドーピング規則違反」
【オンデマンド配信 開催概要】
期 間 |
2023年12月8日(金)~2024年1月19日(金)(予定) |
視 聴 |
【ウェブサイトURL】 |
対象者 |
競技団体関係者(アスリート、育成・強化担当者等) 研究者(大学、研究所、地域医・科学センター等) 国内外スポーツ関係者(自治体、関連企業等) ハイパフォーマンススポーツの競技力向上・発展に資する者 等 |
参加費 |
無料(事前申込不要) |
■内容
セッション⑤:カーリングの競技支援を目的とした工学的アプローチによる実証型研究 概 要:競技スポーツに対するデータサイエンスやAIの導入、利用が始まっています。カーリングにおいて も、戦術・戦略面にフォーカスした研究や技術利用が徐々に認知されつつあります。そこで、本 セッションでは、工学系研究者とカーリング専門家が集い、データサイエンスやAIを活用したカー リング研究、支援について議論します。 <出演者> 相原伸平(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 桝井文人(北見工業大学/JISS客員研究員) 伊藤毅志(電気通信大学) 山本雅人(北海道大学) 小笠原歩(公益社団法人日本カーリング協会) |
セッション⑥:HPSC研究アワード受賞講演 概 要:HPSCの研究アワードを受賞された松田知華研究員から「月経周期に伴う運動時の糖・脂質代謝 について」最新の知見を紹介します。 <出演者> 中村真理子(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 松田知華(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 高井恵理(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 能瀬さやか(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) |
セッション⑦:アスリート・ウェルビーイングの向上に向けた心理サポート 概 要:「JISS心理グループの過去20年間における心理サポートの実態調査」、「トップアスリートの メンタルヘルスと心理的競技力との関係」、「COVID-19が東京2020大会と北京2022大会に 出場したアスリートに及ぼした影響」等、アスリート・ウェルビーイングに関する研究を発表 し、議論を行います。 <出演者> 立谷泰久(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 髙橋由衣(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 岩﨑晋(Fort Lewis College, U.S.A./大阪大学) |
セッション⑧:アスリート育成パスウェイの構築に向けて 概 要:HPSCのアスリート育成パスウェイの構築支援事業では、中央競技団体や地方公共団体等が抱え る課題解決への貢献を試みています。地域タレント発掘・育成事業や中央競技団体の事例紹介を 通して、アスリート育成パスウェイの活動が課題解決にどのように役立っているのか、今後ど のように貢献できるのかについて議論します。その中で、新たに開発したデータベースの「ア スリートパスウェイシステム(APS)」の紹介を行い、そのデータを活用した有効的なアプローチ についても検討します。 <出演者> 衣笠泰介(HPSC ハイパフォーマンス戦略部) 加茂谷賢一郎(HPSC ハイパフォーマンス戦略部) 猿舘祐子(岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課) 平野英功(一般社団法人ワールドスケートジャパン) 橘香織(一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟) |
セッション⑨:スポーツ・インテグリティ・ユニット(SIU)企画 サポートスタッフが気をつけるべきアンチ・ドーピング規則違反 概 要:世界アンチ・ドーピング機構が定める世界規程のうち、指導者や医療スタッフ等が陥りやすい違反 事例を参照し、留意すべきポイントをご紹介する他、研究公募等についてもご案内します。また、 ハイパフォーマンススポーツを支える専門家を交え、現場の状況や課題、違反を防止する取り組み 等について議論します。 <出演者> 上東悦子(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 蒲原一之(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 鈴木章(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 浅川伸(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構) |
■ 12 月 14 日会場開催の以下 4 セッションは、後日配信予定
セッション①:JISSスポーツ医・科学支援事業の新しい取り組み「総合型サポート」 概 要:スポーツ科学の研究成果に基づき競技力向上を支援するとはどういうことかを改めて問い直して 進めている総合型サポートについて、バドミントンに対する活動事例を紹介します。パフォーマン ス構造モデルに基づいた課題の抽出と成果の評価、分野横断的なスタッフの関わり、支援の基礎と なる研究のあり方について競技団体の医・科学担当者を交えて検討します。 <出演者> 窪康之(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 中村真理子(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) ※以下は動画での出演になります。 飯塚太郎(公益財団法人日本バドミントン協会) |
セッション②:パラアスリートを対象とした支援と研究 パラリンピック競技におけるクラス分けテストの現状と課題 概 要:パラリンピック競技におけるクラス分けについて、国内外の動向をご紹介するとともに、テストの 現状と課題について、専門家からお話します。また、研究者の立場から、エビデンスに基づくクラ ス分けについてパネルディスカッションを行います。 <出演者> 笹代純平(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 坂光徹彦(HPSC/JISS スポーツ医学・研究部) 元永恵子(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 稲葉優希(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 中島大貴(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) ※以下は動画での出演になります。 石毛勇介(JISS副所長) 小林章郎(医療法人社団松下会白庭病院) 指宿立(医療法人社団唱和会明野中央病院) 清水朋美(IPC/IBSA公認視覚障がい国際クラシファイア) 宮崎伸一(中央大学) |
セッション③:持久性運動の生理学における新たな知見:サブ2マラソンの挑戦で得た教訓 概 要:持久系パフォーマンスの決定要因と限界について研究し、ナイキ社のマラソンプロジェクト 「Breaking2」などに携わった世界的に著名な生理学者のAndrew Jones氏を招き、長距離走の 生理学における新たな概念を、彼がサポートしてきた当時の世界記録保持者の例を交えながら 解説します。 <出演者> 山下大地(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 山岸卓樹(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) Andrew Jones(イギリス・エクセター大学) |
セッション④:世界に勝つための「トータルコンディショニング」 概 要:HPSCが考える「トータルコンディショニング」の概念を紹介し、HPSCの研究、HPSCの支援(ト ータルコンディショニングサポート)、エリートラグビー、エリートサッカー、それぞれのトータル コンディショニングの事例を通じて、世界に勝つための最適解を探ります。 <出演者> 久木留毅(HPSC長/JISS所長) 中嶋耕平(JISS副所長 スポーツ医学・研究部長) 清水和弘(HPSC/JISS スポーツ科学・研究部) 髙澤祐治(順天堂大学) 菅野淳(公益財団法人日本サッカー協会) |
以上
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