札幌市のプレスリリース
札幌藻岩山スキー場は、市民スキー場として多くの市民に親しまれてきたところですが、施設の老朽化や複数事業者による非効率な運営などの課題を抱えています。札幌市では、これまで札幌藻岩山スキー場の運営の在り方について検討してきたところですが、持続可能な運営体制を構築するための手法として、新たな事業者の公募を予定しております。
事業者公募にあたり、民間事業者から直接の対話により新たな運営体制や施設の所有・整備の考え方等に対する意見や提案を聴き、来年2月に予定している事業者公募の内容を検討することを目的として、下記のとおりサウンディング型市場調査を実施します。また、それに先立ち、事業者に向けた現地見学会を開催いたします。
実施要領
札幌市役所公式ホームページから「札幌藻岩山スキー場の在り方検討」のページをご参照ください。(11月1日(水)公開予定です。)
URL:https://www.city.sapporo.jp/sports/moiwa.html
調査対象
札幌藻岩山スキー場(札幌市南区藻岩下1991ほか)
※展望台はサウンディング対象外です
参加対象
札幌藻岩山スキー場運営の実施主体となる意向を有する法人又は法人グループ(業種・業態は問いません)
調査事項
・新運営体制案に対する意見
・新運営体制に向けた施設の所有・整備の基本的な考え方に対する意見
・その他参入しやすい事業スキームの提案
・新事業者に期待する要件に対する意見
提案受付期間
令和5年11月1日(水)から12月1日(金)まで
スケジュール
実施方針の公表 |
令和5年11月 1日(水) |
現地見学会の参加申込期限 |
令和5年11月10日(金) |
現地見学会の開催(任意参加) |
令和5年11月20日(月)(詳細は下記) |
質問の受付期限 |
令和5年11月22日(水) |
サウンディング参加申込期限 |
令和5年12月 1日(金) |
サウンディングの実施 |
令和5年12月 4日(月)~12月27日(水) |
実施結果概要の公表 |
令和6年1月頃 |
事業者公募・事業者選定 |
令和6年2月~3月頃 |
現地見学会(任意参加)
日 時: 11月20日(月) 午前または午後
※2時間程度、参加事業者の多い時間帯で設定。雨天決行。
場 所: 札幌藻岩山スキー場北斜面ロッジ2階Restaurant M’s Norte
(住所:札幌市南区藻岩下1991)
内 容: 札幌藻岩山スキー場の概要説明・質疑応答、リフトの現況説明、コースレイアウトの見学
※見学会は、札幌市担当職員に加え、現在のリフト事業者である株式会社りんゆう観光が対応します。
※見学会は申し込みをされた全ての事業者を対象とした合同見学会となります。
※令和5年度札幌藻岩山スキー場運営参入意向調査業務の受託者(有限責任監査法人トーマツ)の職員も同席します。
調査に至った背景
スキー場の運営については1スキー場1社体制が一般的ですが、札幌藻岩山スキー場についてはリフトの所有・運営を(株)りんゆう観光、レストランやレンタル等のロッジ運営を(株)札幌振興公社が行っており(ロッジ所有は札幌市)、それぞれ経営収支が独立しているため、老朽化が進む北斜面ロッジやリフトの更新に必要な資金の蓄積が困難な状況です。
持続可能な運営体制の構築のため、それぞれ独立した運営体制を見直し、現在リフトやゲレンデを管理している(株)りんゆう観光と一体運営を行う新規事業者を募るため、公募内容の検討を目的としたサウンディング型市場調査を行うものです。