株式会社 東洋館出版社のプレスリリース
https://www.amazon.co.jp/dp/4491053030/
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球速の正体の明らかにする最新の機器分析!
ダルビッシュ有投手が個人所有していることでも一躍有名になった、球質分析機器の「ラプソード(Rapsodo)」をはじめ 、高度な機器が開発されています。
コロナ禍の在宅トレーニング需要で、200人のメジャーリーガーが自宅の庭用にラプソードを購入し、大谷翔平選手も活用の様子をインスタグラムに投稿するなど、自身の球質を分析することが当たり前になってきています。
野球の競技人口が減る一方で、投手の平均球速が上昇傾向にある理由は、この分析機器の発展によると著者は語っています。本書では、こうした機器を通じてわかる、回転数・回転軸・回転効率といった要素を切り口に、球速・球質に迫っています。
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プロ投手の球質を9つのタイプで徹底分析!
投手の球質を、ストレートの性質によって9つのタイプに分類。ホップ量(縦の変化量)とシュート量(横の変化量)、2つの観点で投手の傾向を分析しています。
それぞれのタイプの典型としてプロ野球選手の例を多数挙げながら、写真やイラストを交えて紹介しています 。
また、各球種で典型例のプロ選手の回転イメージを、付録動画としています。
プロ選手のボールの回転を動画で見ることで、様々なタイプの球質をより深く体感いただけます。
(大谷翔平選手のストレートの回転の3Dイメージ)
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投球分析の活用の最先端事例がわかる!
「キレがある球」「ノビがある球」「重い球」といった投球を表す表現は、野球を知っていれば誰でも聞いたことがあるでしょう。
これまで個人の感覚や経験による比較論でしか語られていなかった要素が、データ分析によって可視化されるようになりました。
指導者の主観に頼った客観性の乏しい練習を見直すことで、成果を上げているチームもでてきています。
プロ球団、社会人野球、高校野球と幅広く活用されている実情をもとに、最先端の技術を取り入れたこれからの野球の姿を解き明かします。
● 動作を計測する時代のネクストベース
● ソフトバンク 育成王国を支える計測チーム
● アマ最強チームENEOSの「2つのデータ」
● 計測機器は、1人1台時代へ 愛工大名電高校
● 計測で伸びしろを最大化する 立花学園
● #計測は力になる ラプソード・ジャパン
● ストレートを捨てた156キロ投手 木澤尚文投手
[著 者]
林 卓史 (HAYASHI, Takahumi)
朝日大学教授、博士(政策・メディア)。慶應義塾大学卒。選手として、岩国高校で甲子園出場。1997年に東京六大学野球 春季リーグ優勝、日米大学野球選手権に選抜され、優勝に貢献。東京六大学野球通算21勝。日本生命野球部でプレーし、2002年に社会人野球日本選手権 優勝。指導者として、慶應義塾大学などで指導を行う一方、投手へのコーチングに関する研究で博士号を取得。近著に、『スピンレート革命回転数を上げればピッチングが変わる』(ベースボールマガジン社,2019)。読売新聞オンラインにて、甲子園解説記事「林卓史の目」連載(2022夏)。投手のコーチングに関する研究や野球指導者の熟達化に関する研究を進める一方、計測機器を用いたコーチングについての講演や甲子園、アマチュア野球の解説などを務める。
[書籍情報]
書 名:球速の正体
著 者:林卓史
判 型:四六判
頁 数:264
発売日:2023年11月4日
価 格:1,980円(税10%)
ISBN :978-4-491-05303-5
発行元:東洋館出版社