『スポGOMI ワールドカップ 2023 日本STAGE』ついに日本代表決定!47都道府県の精鋭を打ち破り、優勝を勝ち取ったのは新潟県代表「スマイルストーリー」!

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

日本財団(東京都港区、会長 笹川 陽平)が企画・支援し、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ(東京都港区、代表理事 馬見塚 健一)が開催運営する「スポGOMI ワールドカップ 2023」の日本代表を決める予選大会「スポGOMI ワールドカップ 2023 日本STAGE」が2023年10月9日(月・祝)、東京都新宿区において開催されました。計46チーム、138人(※)が参加し、日本代表に輝いたのは新潟県代表スマイルストーリーチーム。本チームは、2023年11月に東京都内で開催を予定している、世界21カ国の代表が集う「スポGOMI  ワールドカップ 2023」へ出場します。※滋賀県代表は、都合により欠場となりました。

スポGOMIは「スポーツ×ごみ拾い」の略で、3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じて与えられるポイントを競う日本発祥のスポーツです。

2023年度に初開催となるスポGOMIの世界大会「スポGOMI  ワールドカップ 2023」は、スポGOMIの国際的な普及を促進するとともに、国や世代を問わず海洋ごみの削減活動に参加いただく機会を日本から創出し、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施するものです。

  • 優勝は新潟県代表「スマイルストーリー」!拾ったごみの総量は37.58kg!

全46チームが参加した日本STAGE。家族、友人、企業・団体などで結成した強者が日本全国から集まりました。下は6歳から上は67歳まで、幅広い世代の方が参加した本大会。あいにくの雨の中での開催となりましたが、雨合羽に身を包んだ選手たちによって白熱した戦いが繰り広げられました。結果、新潟県代表「スマイルストーリー」は、ごみ総量37.58kg/4381.9ポイントを獲得し、準優勝チームに20.39kg/132.3ポイントの差をつけて優勝しました。

2023年11月22日(水)に東京都内で行われる予定の「スポGOMI ワールドカップ 2023」へ日本代表として出場。予選に参加した47都道府県全1,175チームの思いを背負って、世界一を目指します。

惜しくも2位に終わったのは石川県代表の社会人チーム「Onepage of life 人生の1ページ」、17.19kg/4249.6ポイントを獲得しました。3位は、兵庫県の「RECXT」。26.93kg/4041.1ポイントで、重量では2位のチームを上回っていたものの、ポイントで敗れ…健闘及ばず3位となりました。拾ったごみの種類と量をポイントで競うスポGOMIならではの順位となっています。

本イベントはメディアのご取材を受け付けています。入賞チームの選手等へ個別取材をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

  • 優勝チーム「スマイルストーリー」コメント

私たちは普段、新潟県の海岸と川でごみ拾い活動をしています。雨でも風でも雪が降っても、ごみ拾いを続けてきました。そんな過酷な状況の中でもごみ拾いを続けてきたので、雨が降ってくれたら勝てるかなと心の中で思っていました。日頃の活動の成果が出てとても嬉しいです。

土地勘もなく競技エリアについても事前情報がない中で、西新宿の街についてリサーチして臨みました。そのお陰で、初めての土地でも想像通りの場所にごみが落ちていて、自ずとごみが目に入ってきました。普段のごみ拾いで身に付いた勘と、ごみに対しての嗅覚が今回の結果に繋がったのだと思います。

世界大会では、もちろん優勝を目指します!ここまで来たからには、自分たちの力をしっかり試してみたい。世界チャンピオンを目指して頑張ります!

  • 日本から世界を巻き込んでいく~開会式で語られたメッセージ~

日本財団 海野光行常務理事

まずはじめに、日本財団 海野光行常務理事より挨拶がありました。「スポGOMIは、世界的に深刻化している海洋ごみ問題において、少しでも海に流れるごみを少なくすること、そして、この問題が多くの方々に関心を持ってもらうことを目的に開催しています。皆さんが熱心にごみ拾いをする姿は、日本だけに留まらず世界に広まっています。」と述べました。そして、11月に行われる世界大会で日本代表が着用するビブスを掲げながら「今日は、このビブスを懸けて、新宿中のごみというごみ、あらゆるごみを拾い尽くしてほしいと思います。」と選手たちを奮い立たせました。

スポGOMI ワールドカップ 2023 アンバサダー 山内鈴蘭氏

続いて、スポGOMI ワールドカップ 2023アンバサダーの山内鈴蘭氏がごみ拾いへの思いを語りました。「私も、アンバサダーを務めることになってから、ごみを拾うこの時間が日々楽しくなっているのを感じています。毎日の生活の中でごみが落ちていると拾いたくなる衝動に駆られたり、ちょっとした気持ちの変化が自分でも嬉しいです。今日は私も、皆さんと同じ気持ちでごみ拾いに参加させてもらいます!一緒に日本を、世界を綺麗にしましょう!」

スポGOMI ワールドカップ 2023 アンバサダー 松田丈志氏

大会のスターターは、スポGOMI ワールドカップ 2023アンバサダーであり、4度のオリンピックに出場し、4つのメダルを獲得した競泳オリンピアン松田丈志氏。「先日、オーストラリア予選を取材し、現地の盛り上がりと環境への意識の高さを肌で感じました。我々もホスト国として、世界の選手たちを迎え撃つような日本代表が決まることを期待しています!」と参加者たちに激励の言葉を伝えました。「CHANGE FOR THE BLUE!」の掛け声とともに、競技がスタートしました。

  • 日本STAGEで集められたごみの総量は世界記録※の586.81kg!

日本STAGEの競技エリアとなった西新宿は、東京都庁や数多くの有名企業など、高層ビルが立ち並ぶ都内有数のオフィス街。都庁のすぐ隣にある新宿区立新宿中央公園は、都会のオアシスとして人々に親しまれ、休日には様々なイベントも開催されています。

一見整備された街並みでも、街路樹の植え込みに隠されたペットボトルや空き缶、食品容器、ビニール傘、路上喫煙者が捨てたたばこの吸い殻…。さまざまな種類の生活ごみが散見されます。

特に、当日は雨天ということもあり、多くのたばこの吸い殻が排水溝に見られました。選手たちは、街に捨てられたごみが街から海へと流れ出てしまうことを実感し、海洋ごみの発生を街で事前に食い止めることの大切さに気が付いたようでした。(※スポGOMI ワールドカップ 2023 予選史上最重量のごみの量)

雨にも負けない熱意が一同に会した日本STAGEは、海洋ごみの削減に向けたムーブメントの導火線として東京の街のクリーンアップに貢献することができました。競技者ひとりひとりが改めて海洋ごみ問題の切実さを再認識し、日常の生活に環境への意識を結び付けていく大会となりました。

優勝に輝いた「スマイルストーリー」は日本代表のビブスに袖を通し、世界一を決める「スポGOMI ワールドカップ 2023」に挑みます。世界各国の選手たちを迎える開催国としてのプライドを見せつける戦いに期待を懸けて健闘を祈ります!

  • イベント概要

・日程:2023年10月9日(月)

・開閉会式会場:ベルサール西新宿

・競技開始・計量/集計会場:芸能花伝舎

・参加人数:1チーム3名×46チーム=138人

・企画・支援・総括:日本財団

・大会運営:(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブ

・協力:(株)ファーストリテイリング

<団体概要>

団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

URL:https://www.spogomi.or.jp/

活動内容 :ゴミ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらゴミを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までゴミを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすい街づくりに貢献し、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に付与することを目的としております。

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

https://uminohi.jp/umigomi/

■日本財団について

痛みも、希望も、未来も、共に。

日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、

人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、

幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。

https://www.nippon-foundation.or.jp/

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