鈴木貴里代JTU常務理事が ワールドトライアスロン殿堂入り

公益社団法人 日本トライアスロン連合のプレスリリース

ワールドトライアスロン(TRI)は、2023年9月20日(水)、ワールドトライアスロン世界選手権(2023/ポンテべドラ)において殿堂入りを果たす4名を発表した。
日本からは、トライアスロン競技に顕著な貢献をした個人に贈られるミシェル・ギニュー賞として、鈴木貴里代(日本トライアスロン連合(JTU)常務理事、東京2020オリンピック競技大会トライアスロン競技スポーツディレクター)が選出され、殿堂入りを果たした。

<以下は、ワールドトライアスロンHPに掲載された紹介文の抄訳>
鈴木貴里代氏は、トライアスロンの統括団体が結成された記念すべき1989年にトライアスロンと出会い、数々のレースと素晴らしい成績を残した後、自分に多くの喜びをもたらしてくれたスポーツに恩返しするための道として、審判に転身しました。
1998年のトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会で初めて審判を務めた同氏は、2000年シドニーオリンピックでのトライアスロン正式種目採用以来、TO(テクニカルオフィシャル)プログラムの中心的な存在となっています。
2000年の歴史的なシドニーオリンピックでは、アシスタントスイムオフィシャルとして活躍。4年後のアテネ大会でも同じ役割を果たし、その後も様々な役割でトライアスロン界に貢献しています。
そして、これまで行われたすべてのオリンピックトライアスロン競技において、IF・LOCいずれかに関わった、2人しかいない女性の1人となりました。
近年では、自国で開催された東京2020オリンピック競技大会でスポーツディレクターとして活躍し、今回、ワールドトライアスロン殿堂入りを果たしました。
現在も、鈴木氏は日本トライアスロン連合(JTU)の常務理事として、献身的かつ情熱的な姿勢でトライアスロンを支え続けています。彼女にとってトライアスロンは生き方そのものであることを示しています。

※ミシェル・ギニュー賞
ミシェル・ギニュー(Michel Gignoux)は、1989年の国際トライアスロン連合(ITU)設立時のメンバー。自転車競技のバックグラウンドを持つフランス人である同氏は、初期からトラアイスロンの技術面に関わり、ヨーロッパのITUテクニカルディレクターとなり、シドニーオリンピック(2000)のトライアスロン競技正式種目採用に向けて、すべての計画に関与した。アテネオリンピック(2004)でTD(テクニカルデリゲート)を務める予定だったものの、癌によりその機会が奪われる。
その後、彼のレガシーはトライアスロンのスポーツに顕著な貢献をした個人に贈られる本賞として生き続け、今日のすべてのワールドトライアスロンテクニカルオフィシャルが共有する努力と精神にも引き継がれている。

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