試合レポート:「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」では中国のリュウ・ツァーが1R KOで優勝!金子VS玖村タイトルマッチは延長・大混戦のすえ金子がタイトル防衛に成功

K-1実行委員会のプレスリリース

K-1/Krushの運営及びジム運営するK-1実行委員会(東京都渋谷区、 プロデューサー:カルロス菊田)は、2023年9月10日(日) 横浜アリーナにて、「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」大会を開催しました。
(試合速報:https://www.k-1.co.jp/schedule/16605

「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」優勝 リュウ・ツァー

今大会は、マハムード・サッタリ、シナ・カリミアン含む世界の強豪8選手が出場する「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」や、金子晃大VS玖村将史の「スーパー・バンタム級タイトルマッチ」に注目が集まりました。
本大会大注目の対戦カードとなる第14試合の金子晃大VS玖村将史のスーパー・バンタム級タイトルマッチは、大混戦のすえ金子が延長判定3-0(10:9/10:9/10:9)で勝利しました。

  • 第14試合 金子晃大VS玖村将史「スーパー・バンタム級タイトルマッチ」試合レビュー

金子晃大VS玖村将史の「スーパー・バンタム級タイトルマッチ」

金子晃大、玖村将史の2人は、ここまで1勝1敗とまったくの互角で、前戦は昨年2月の第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で対決し金子がダウンを奪い、玖村へのリベンジをはたすとともに王者に輝きました。玖村はその後、『THE MATCH 2022』でRISEの志朗からダウンを奪い判定勝ちで勝利。今年3月には、金子が敗北を喫していたRISEの鈴木真彦からダウンを奪い勝利するなど、王者金子の背中を猛追する勢いを見せています。
会場は両選手を後押しする大声援に包まれ、パワーの金子、テクニックの玖村と異なるファイトスタイルの両者はどちらが勝利するのか注目が集まりました。1Rは玖村のカーフキックでスタート。金子は前蹴り。玖村はカーフキック。金子は左のパンチ。互いに単発で攻撃をかわす。金子は左ボディ、右を伸ばす。玖村の左に右を合わせる金子。金子の左ボディ、右が入る。だが、玖村が右を返す。やや金子が押すも、玖村は一歩も引かず一進一退の攻防戦となりました。
2Rも大きな差がなく互角の試合運びとなりました。玖村は圧力をかけ、金子は左の蹴り。玖村はジャブで崩しにかかる。互いのジャブが当たる。金子は左ボディ。これに右を合わせる玖村、さらにカーフキック。金子は左ボディ、そして右ボディも叩く。インローの玖村。金子の右に玖村は左を合わせ、2ラウンド目は終了しました。
3Rは、玖村は三日月蹴り、金子のカーフキック。金子は素早く三日月蹴り。玖村はカーフキック。金子もカーフキックを返す。左から右を放つ玖村。金子は強引に打ちにいくも、玖村の反応が早くパンチが交錯しました。金子は左の蹴りを入れながら、右に繋げようと攻めるも玖村が許さず、打ち合いが続きここでタイムアップしました。判定結果は、1(金子)-0でドローとなり、延長ラウンドへ突入しました。

延長ラウンドは、金子は左の蹴りから右、左のパンチへ繋げます。玖村はカーフキック。金子は左フックを打てば、玖村はカウンターの左を狙う。インローの玖村。金子は左の蹴りで試合を組み立てていきます。金子は左ボディ、右から左フックを放ち、左フックが玖村にヒット。玖村は左の蹴り、右のパンチを返すも、金子は前へ詰め寄り、右が玖村に入り、玖村が打ち返したところでタイムアップとなりました。判定勝負は3-0で金子が勝利し、タイトル防衛に成功しました。

金子のリングスピーチでは『前回の玖村選手との試合で僕が負けて、二回目は勝ったけど、THE MATCHで僕が負けて。応援してくれる人のために戦いました。実力がない中でも、必死に努力して報われるのも見せたくて、ちょっとでも僕を見てヤル気になってくれる人がいればいいかなと思って戦いました。K-1代表としては、まだまだなんで、鈴木(真彦)選手とは、またやらしてください。応援してくれたファンのみなさん、ありがとうございました。』と涙ぐむ仕草も見せながら話しました。

  • 「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」試合レビュー

「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」の1回戦結果は、第5試合 マハムード・サッタリ VS クラウディオ・イストラテ はクラウディオが 1R KO(2分19秒)で勝利。第6試合 シナ・カリミアン VS ケリム・ジェマイ はカリミアンが3R KO(1分35秒)で勝利し、準決勝(1)の対戦カードはクラウディオ・イストラテ VS シナ・カリミアンとなりました。
続く第7試合 ミハル・トゥリンスキー VS アリエル・マチャドは、延長判定 0-3(9:10/9:10/9:10)でマチャドが勝利。第8試合 ヴァレンティン・ボルディアヌ VS リュウ・ツァーは 1R KO(1分36秒)でリュウが勝利し、準決勝(2)の対戦カードはアリエル・マチャド VS リュウ・ツァーとなりました。

クラウディオ・イストラテ VS シナ・カリミアン

準決勝(1) クラウディオ・イストラテ VS シナ・カリミアンは、判定3-0(28:27/28:27/28:27)でクラウディオが勝利しました。

 1Rは、クラウディオは左右フック。カリミアンは右ロ―キック。クラウディオは左ハイキック、ワンツーフックでKOを狙う試合運びとなりました。カリミアンは右ロ―キック。クラウディオの左フックが入り、カリミアンがスタンディングダウンし1Rを終えました。
2Rは、近い距離で打ち合いとなり、カリミアンの攻撃がアゴに当たると、クラウディオは下がる場面も。カリミアンの蹴りにクラウディオがフックで攻撃するとカリミアンは動きながらローキック、これがローブローとなりました。カリミアンはジャブついてフックを放つも、クラウディオは左フックを打ちクラウディオが下がる場面もありました。カリミアンは反則が多く減点1で2Rを終えました。

3Rは、カリミアンがいきなりローブローを放ち、荒れる試合運びとなりました。試合再開後、クラウディオはラッシュをかけ、後頭部に当たったとカリミアンがアピールしクラウディオに警告が与えられました。試合再開後、カリミアンは左右フック。クラウディオはフック。カリミアンはバックブローも入れながら、マイナスポイントの挽回にかかりました。ガードを固めるクラウディオに、パンチを連打するカリミアン。結果判定勝負となり3-0でクラウディオが勝利し決勝に進みました。

アリエル・マチャド VS リュウ・ツァー

準決勝(2)アリエル・マチャド VS リュウ・ツァーは、2R KO(1分57秒)でリュウが勝利しました。 

リュウは今年の中国キックボクシング選手権90キロ級で優勝し、2017年の中国全国散打準優勝の経歴があり、戦績6戦5勝(3KO)1敗と一番キャリアは浅いが、勝ち上がってもおかしくない潜在能力を秘めています。

1Rは、マチャドはローキック。リュウはジャブを入れつつ、右ハイキックで牽制。リュウはその後も、左から右のパンチを放ち、さらにカーフキック、左ハイキックで攻撃。終始リュウの攻撃が目立つラウンドとなりました。
2R、リュウは左右のローキック。マチャドは前へ出て圧力をかけて、右ハイキック。カーフキックが入り、動きが止まるマチャド。リュウはカーフキックを出すも、マチャドが前へ詰めてパンチ。右カーフキックを決めるリュウ。ここでマチャドが倒れ、そのままKOとなり決勝進出となりました。

 

クラウディオ・イストラテ VSリュウ・ツァー

注目の無差別級トーナメント決勝 第15試合の対戦カードは、クラウディオ・イストラテ VSリュウ・ツァーとなり、1R KO(0分45秒)で勝利しました。
リュウはカーフキック、飛び膝蹴りで攻撃。クラウディオはサウスポーに構えを変えて対応するも、右カーフキックをもらい後退。リュウはすかさずミドルキックを連発し、クラウディオは苦痛の表情でその場にしゃがみこみ、そのままKOとなり、リュウが優勝となりました。

リュウのリングスピーチでは、「こうして優勝ができたのは、先生でありセコンドにいるウェイ・ルイさんがいたからです。彼が2017年で優勝し、私が中国で2人目のチャンピオンになれました。チームのみなさま、応援していただき、ありがとうございました。こうして栄誉を取れて光栄です。ここまで格闘技の練習に捧げていました。みなさんに、また勇姿を見せたいと思います」と話しました。

  • 第13試合 K-Jee VS 上田幹雄 試合レビュー

K-Jee VS 上田幹雄

第13試合のK-Jee VS 上田幹雄 は、2R KO(1分39秒)で上田が勝利し、K-1初参戦でKO勝ちのデビューを果たしました。上田は2021年8月31日に空手の極真会館から総合格闘技MMAへ転向を発表。その後、2022年4月にRIZINでMMAデビューを果たし、本大会でK-1初参戦となり、元K-1クルーザー級王座のK-jeeとの対戦カードに注目が集まる試合でした。
1Rは、K-Jeeは動き回りローキック。上田は前蹴りからローキック。K-Jeeはフックを放つも不発となりました。上田は左フックから左ハイキックにつなげるも、前蹴りがローブローとなり試合は一時中断しました。再開後、ともにロ―キックを蹴り合い、K-Jeeの左右のパンチが上田に入ります。上田が何度も打ち込む前蹴りがK-jeeに強烈に効き、K-jeeは何度も顔を歪めました。
2Rは、K-Jeeは上田の前蹴りをかわすも、上田の左ハイキックでK-Jeeはダウン。K-Jeeが立ち上がったあと打ち合いとなり、再びK-Jeeがダウンしました。上田の総攻撃でK-Jeeが三度目のダウンによりKO勝ちとなりました。

上田のリングスピーチでは、「K-1ファンのみなさん、はじめまして。初戦がダメで硬すぎて、いつもダメなんですけど、これからもK-1で勝負していきたいです。MMAも、二刀流を目指したからには、がんばっていきたいと思っています。この試合の1週間前、極真会館にご挨拶をさせていただいて、温かく受け入れてくださった極真会館のみなさんありがとうございます。極真会館を退館したんですけど、僕には極真魂が宿っていますので、これからもよろしくお願いします」と話しました。

  • 【今後の放送予定】

尚、本大会を見逃してしまった方も、当日の大会試合動画はK-1公式YouTubeチャンネルおよび(https://www.youtube.com/k1wgp_pr)、ABEMA、U-NEXT、GAORA SPORTSにてご覧いただけますので、皆さんどうぞご覧ください。

<放送概要>
◇テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」
「格闘チャンネル」
<見逃し配信>
視聴URL▷ https://abe.ma/3ElJDrk

◇U-NEXT
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000003122
<見逃し配信期間>
試合直後~9月29日23:59まで

◇GAORA – CSスポーツチャンネル
https://www.gaora.co.jp/fight/3655140
番組名 「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN」
<放送スケジュール>
9月15日(金) 17:30 ~ 24:30 ※<完全版>リピート放送
10月17日(火) 17:30 ~ 24:30 ※リピート放送

実況席メンバー
魔裟斗(K-1 WORLD MAX2003・2008世界王者)
佐藤嘉洋(K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者)
古畑星夏(K-1公式サポーター)
ゆうちゃみ(K-1公式応援ギャル)
平子祐希(ゲスト解説/アルコ&ピース)

玖村試合観戦中

  • 9月10日(日)ReBOOT~K-1 ReBIRTH~概要

◆日 時      2023年9月10日(土)
◆会 場      横浜アリーナ
◆主催・著作   K-1実行委員会
◆企画・制作   ㈱M-1スポーツメディア
◆運 営      ㈱グッドルーザー
公式Twitter:https://twitter.com/k1wgp_pr
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/k1wgp_pr

☆全試合結果・写真・レポートはこちらよりご確認ください 
https://www.k-1.co.jp/schedule/16605

  • 【次回 大会情報】 2023年12月09日(土)K-1 WORLD GP 2023

◆日 時      2023年12月09日(土)
◆会 場      エディオンアリーナ
◆主催・著作      K-1実行委員会
◆企画・制作      ㈱M-1スポーツメディア
◆運 営      ㈱グッドルーザー
◆入場料金
ロイヤルシート≪特典付≫ 100,000円 (当日100,500円)
アリーナSRS席 60,000円 (当日60,500円)
アリーナRS席 35,000円 (当日35,500円)
アリーナS席 18,000円 (当日18,500円)
スタンドS席 18,000円 (当日18,500円)
アリーナA席 10,000円 (当日10,500円)
スタンドA席 10,000円 (当日10,500円)
スタンドB席 7,000円 (当日7,500円)
※消費税込み/全席指定/小学生からチケットが必要となります。
※出場選手は予告なく変更になる場合があります。
※ご購入いただきましたチケットの交換、キャンセルは承れません。
◆チケット販売サイト https://k-1.shop/collections/ticket
◆大会公式サイト https://www.k-1.co.jp/
◆お問合せ https://www.k-1.co.jp/contact/
◆公式サイト https://www.k-1.co.jp/schedule/16606

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