プロeスポーツチーム『ENTER FORCE.36』は『株式会社安藤・間』と、オフィシャルパートナー契約を締結致します。

エンターフォース株式会社のプレスリリース

この度、プロeスポーツチーム『ENTER FORCE.36』(運営会社:エンターフォース株式会社 代表取締役社長:池田 浩士)は、総合建設会社であり、サステナブルな社会の実現に向けて取り組んでいる、株式会社安藤・間(代表取締役社長:国谷 一彦)とオフィシャルパートナー契約を締結しましたことをお知らせいたします。本オフィシャルパートナーシップ契約を通し、エンターフォース株式会社の目指す地球環境問題解決への取り組みやその普及啓発活動を加速させていきます。

(写真左から)株式会社安藤・間 執行役員副社長:五味 宗雄、エンターフォース株式会社 代表取締役社長:池田 浩士(写真左から)株式会社安藤・間 執行役員副社長:五味 宗雄、エンターフォース株式会社 代表取締役社長:池田 浩士

◉『安藤ハザマ』について

安藤ハザマは、2013年4月に「安藤建設株式会社」と「株式会社間組」が合併して発足され、前身企業の創業から数えると、130年以上に渡り人々の暮らしや社会の発展に貢献してきた企業になります。貢献の場は国内に留まらず、海外各国で土木・建築分野における施工実績を有しています。今後、安藤ハザマとENTER FORCE.36のパートナーシップを通じ、”サステナブルな社会”の実現に向けて、共に模索し追求して参ります。

※以下、パートナーシップ契約時に行われた対談内容を掲載

特別対談「安藤ハザマとeスポーツチームの描く未来」

・対談者

株式会社安藤・間 執行役員副社長:五味 宗雄 様

エンターフォース株式会社 代表取締役社長:池田 浩士

(1)安藤ハザマとはどのような企業か?

五味:安藤ハザマは建物をつくる「建築」と、ダムやトンネル、橋などの社会インフラをつくる「土木」をメインに事業を展開しています。会社の歴史は前身の「安藤建設」と「間組」から数えると130年以上に渡り、2013年に両社が合併して現在の「安藤ハザマ」に至ります。 施工実績としては、国内では「名古屋城」や「黒部ダム」、海外では当時世界一の超高層ビルであったマレーシアの「ペトロナスツインタワー(※1)」も手掛けています。

池田:130年以上ですか。凄いですね。安藤ハザマが130年以上に渡り存続し続けてこられた理由というのはどのようなものがあるのでしょうか。

五味:130年以上という時間は長いですが、常にその時代の社会的課題をその局面できちんと解決してきたがゆえに今があると思っています。逆に社会的な課題を解決できていない会社は、社会的に存在し得ることが難しいと私は考えています。

※1 マレーシアのクアラルンプールにて1996年に建設された高さ451.9メートルの超高層ビル

(2)パートナーシップ契約の経緯とeスポーツについて

池田:私たちのチームとのパートナーシップ契約について、今回の決断に至った経緯や背景をズバリお教えいただきたいです。 

五味:発端は池田さんとの出会いで、お話をする中でプロチームのことを知りました。私はeスポーツは「仮想(バーチャル)空間を使ったスポーツ」という位置付けと認識しておりますので、弊社が掲げる「DXビジョン2030(※2)」と親和性があると思っています。 これは本当か分かりませんが、超弦理論によると空間は9次元あるといわれていて、個人的にはいずれ仮想空間が我々の存在するリアル空間と融合するのではないかと考えています。eスポーツの「身体がリアルに存在しつつ意識はバーチャルにある」という没入状態は、それらを体現していると思っています。弊社が仮想空間を使って効率的・省力的に事業へ取り組んでいく上で、弊社の掲げるビジョンと親和性が高いeスポーツを応援するため、此度の契約に至りました。

池田:正直なところ「ゼネコン」と「eスポーツチーム」がパートナーシップを組むのは異例な出来事になります。安藤ハザマが”eスポーツ”に期待することは何でしょうか。 

五味:eスポーツを応援していくことで、日本の若い人たちが活力ある社会と生活を営み、”日本が元気になること”を期待しています。現在の日本では冠言葉のように「少子高齢化」という言葉が使われ、一般論的に”活力がない”と言われていますが、物事には色々な断面があり、一つの事象には色々な価値観があります。日本人は元々、活力のある国民性を有していますから、eスポーツというエンターテインメント要素を通じて、若い人たちがビビットに生きることで老衰化した日本を打ち破ることを期待したいです。

池田:eスポーツを含むゲーム業界に対して、ゲーム依存症や視力悪化といったマイナス面もピックアップされる中で、ゲーム世代を親世代として見てこられたご意見をお聞きしたいです。 

五味:一度きりの人生だから、悔いのないように思いっきりやればいいというのが私個人の考えです。一人一人の人生に対して、親が子どもを束縛したり、他人が非難や否定をしたりすることは失礼ですし、いつ何が起こるか分からない人生で、情念を燃やして生きることが人間の業だと思います。マイナス面に目を向けると、例えば野球のトレーニングで肉体的なキャパを超えれば肩や足を痛めたりしますが、eスポーツにおいてはそこが別の事象に置き換わっているだけですよね。だから”価値観は多様であるべき”ですし、今世に生まれ自分の責任で生きている人に対して、他人が何か言ったりするのはいかがなものかと思います。

池田:なるほど。何事もやりすぎは注意ですし、危険性も含まれてくるからこそケアに目を向けていくことのお考えにも繋がり、非常に共感できます。実際にeスポーツ界のプロ選手達に対してまだまだ業界全体が環境を整備できていないですし、プロ選手だけではなく学生や子供達のプレイヤーに対しても、その保護者に対しても優しい環境があるかというと、それは現在取り組んでいる課題でもあり、まだこれからの課題です。

”価値観は多様であるべき”というお言葉は、私達の業界にとって非常に勇気づけられる言葉となりました。

五味:話が脱線しますが、”価値観は多様であるべき”と申し上げましたが”価値観”は共同幻想(※3)で妄想を抱くことに近いものであり、意味がないことなんです。だから”価値観”そのものにこだわって己の芯を曲げる必要はありませんし、そうするべきでないとも思います。

池田:人それぞれにはそれぞれの生き方があって、命の元に人生を歩んでいますからね。

※2 デジタルトランスフォーメーションを通じて「新しい働き方」や「能力の拡張」を実現し、ゆとりと快適なワークライフバランスを保ちながら、次々と「新しい価値」を生み出すビジョン

(安藤ハザマ「DXビジョン2030」 – YouTube:https://youtu.be/8IsCm0oH06I?si=wndkECgViO6hsrde

※3 人間が集団を形成するときに生み出される幻想

(3)世界平和・地球環境

池田:私としては、eスポーツを含む”エンターテインメント”には物凄い美学が詰め込まれているものと思っていて、それでしか実現できない領域があると思っています。しかし衣食住にあてはまらないがゆえに必要とされない時もあります。例えばコロナの時に、エンターテインメントの領域が最もコストカットされたことで、世の中から楽しみがなくなったり、幸福度が落ちてきたりといったことが実際にありましたよね。僕は、エンターテインメントの力で世界を平和にしたいと考え、”ENTERTAINMENT FORCE”を略した「エンターフォース」という社名にしています。今では世界平和に通じる”地球環境問題”に取り組むeスポーツチームとしても運営しています。五味さんが考える世界平和の考え方や、安藤ハザマが地球環境について事業としてどのように取り組んでいるのかをお聞きしたいです。

五味:世界平和に関して個人的な意見になってしまいますが、私が毎日願うことは” 家族の健康と幸せ”であり、それを形作る要素の一つに「笑い」があると思っています。医学的にもよく笑う人は健康で寿命が長いと証明されているはずですし、何より楽しむことで心を豊かにさせていくことが重要です。今もこうやってお話する中で、暗くてつまらなかったら「二度と会うもんか」となりますからね(笑) 楽しいからまた会いたいとかいう話になり、ゆくゆくは世界平和につながると思います。

地球環境については”地球環境の保護と調和”と題し、CO2削減や生物多様性に関する活動など、保全を大きなテーマとして様々なアプローチで事業をさせて頂いています。当社を中心に共同で取り組んでいる”カーボンプールコンクリートの開発”がありまして、セメントを製造する際に発生するCO2を生コンクリートやセメントの残渣に吸着させるという実証実験を進めています。

事業イメージ「カーボンプールコンクリート」 出典:安藤ハザマ事業イメージ「カーボンプールコンクリート」 出典:安藤ハザマ

池田:そういった取り組みにはとても共感できます。私達は、ゲームをするときに電気を使うことから「再生可能エネルギーでゲームをやろう」という活動を小学校や中学校での職業講話に呼んでいただいたときに直接生徒の皆さんや学校の先生に訴えかけています。プロだからこそ、”責任を果たした上で子どもたちに夢を与えるような選手”になって欲しいと思い活動してもらっています。

五味:そういった、子ども達に地球環境に対しての認識を上げてもらうために、eスポーツを通して活動されていることは大事なことだと思います。建設業界にも表向きに見えているものと、実際に作る上でもの凄く留意して努力していることがあるので、それをeスポーツの世界を通してもっと子供達に理解してもらうことが出来れば大変価値があることだと思います。

(4)地方創生

池田:私は学校や公民館、公園などで誰でも使える道具がある”部室”のようなeスポーツ環境を日本で作れないかということも考えています。ここで出てくるのが「地方創生」というキーワードなんですが、最近では行政がeスポーツに対して積極的に取り組みを始めようとしています。安藤ハザマは「地方創生」というキーワードで行政と取り組んでいることはありますか。

五味:地方創生に関しては1980年代後半から長らく取り組んでいるテーマで、昨年には福岡県の豊前市と地域包括連携協定を結び、再生可能エネルギー発電施設でつくった電気を豊前市の方へ提供することを目指す取り組みを進めようとしています。他にも様々ありますが、弊社の立場上、既存施設への再生エネルギー施設設置を頼まれることが多くあります。 

池田:地方創生の中でも「環境」をピンポイントにやられているんですね。

(5)eスポーツの世界の若い人達へメッセージ

池田:最後に、eスポーツの世界で努力している若い人達に対してメッセージをいただきたく思います。

五味:最初の方でお話ししたように、私は「仮想空間を使ったスポーツ」がeスポーツだと理解していますし、弊社はリアル空間だけの世界から、仮想空間という世界を建設業における施工に取り込むことを推進しています。スポーツの世界では、リアル空間のスポーツがあれば仮想空間のスポーツもあり、それぞれが活躍出来る”それぞれのフィールド”があるという理解でいいと思っています。 色々なところに「フィールド」があり、eスポーツは多様なスポーツの一つです。 世界中のeスポーツに携わる人たちが、活躍してくれることを期待しています。

池田:ありがとうございます。これからはパートナーとして共にeスポーツプレイヤーを応援していただけることが本当に嬉しいです。これから宜しくお願いいたします。

⦅ENTER FORCE.36 社会貢献活動内容⦆

職業講話

大阪府堺市内の公立学校へ訪問し、eスポーツに関心のある学生に向けて、プロ選手とチーム運営スタッフが職業講話を実施しています。eスポーツという用語の説明からプロチームの全容や活動内容まで、学生一人一人に真摯に向き合い、学校教育や地域活動活性化の支援となれるよう取り組んでおります。

地域清掃活動

地元を支えるまちづくり団体の活動に協力したいとの想いから、大阪なんばでの地域清掃活動を実施しております。ENTER FORCE.36所属の選手・コーチだけでなく、チーム運営スタッフやパートナー企業様も参加し、まちで一丸となり社会貢献に取り組んでおります。

【プロeスポーツチーム『ENTER FORCE.36』について】

ENTER FORCE.36は、2019年に結成し、大阪府大阪市を拠点に活動しているマルチゲーミングチームです。所属選手やコーチ陣には海外選手も多数在籍しており、エンターテインメントが持つ“目に見えない力”で、人々に感動と勇気を与えることを使命として、日本にとどまらず、世界を舞台に活躍しています。直近の実績では、世界中で親しまれる著名なタイトルの大会「Apex Legends Global Series」では、北アジア予選を勝ち上がり、2023年9月にイギリスのバーミンガムで開催される世界大会=チャンピオンシップへの切符を手にしました。また、昨年末開催の「PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2022 FINAL」では、激戦のなか強豪チームを抑え、2年連続で優勝を飾るという輝かしい結果を残しました。

チームオーナー:池田 浩士
運営部門:Apex Legends/PUBG: BATTLEGROUNDS/Rainbow Six Siege/大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL/eFootball/Streamer(2023年9月現在)
公式サイト:https://enterforce-36.com/

【各社概要】

■株式会社安藤・間(呼称:安藤ハザマ)

代表取締役社長:国谷 一彦
事業内容:総合建設業
本社所在地:〒105-7360 東京都港区東新橋一丁目9番1号
TEL(代表):03-3575-6001
公式サイト:https://www.ad-hzm.co.jp/

■エンターフォース株式会社

代表取締役社長:池田 浩士
事業内容:eスポーツチームの運営
本社所在地:〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目1番地8号赤坂レフトバンクビル8F
TEL(代表):092-725-1121
公式サイト:https://enter-force.co.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>

ENTER FORCE.36 公式サイト お問い合わせフォーム

https://enterforce-36.com/contact/

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