ミズノ株式会社のプレスリリース
1964年の開業以来、日本経済を支える多くのビジネスパーソンを運んできた東海道新幹線が、子供たちの夢や希望が詰まった野球のバットとして生まれ変わります。「夢を追いかける少年少女を応援していきたい。」JR東海とミズノはその思いをこのバットに込めました。
JR東海グループとミズノは、今回の『東海道新幹線再生アルミ』を活用した金属バットの製作をはじめ、今後も地球環境保全を通じた持続可能な社会の実現に向け、取り組んでまいります。
▼『東海道新幹線再生アルミ』バットの詳細はこちら
https://jpn.mizuno.com/baseball/sdgs
1.商品概要
(1)商品名 「N700KONG」、「Dr.YELLOW KONG」
(2)素材 東海道新幹線N700系※1車両をリサイクルした『東海道新幹線再生アルミ』
※1一部700系車両も使用
(3)発売日 10月14日(8月1日予約開始)
(4)金額 ¥14,300(本体価格¥13,000)
(5)展開サイズ 74cm/440g、76cm/450g、78cm/460g
(6)カラー ホワイト×ブルー、シルバー×ブルー、イエロー
(7) 原産国 日本
(8)対象者 小学校1-3年生、新幹線ファン
(9)発売本数 1,400本(予定)
(10)販売店舗 ミズノ直営店、ミズノ公式オンライン
(11)その他 東海道新幹線N700系の再生アルミから製造されたドッグタグ付き
(画像はイメージです)
2.商品の特長
・ミズノ史上初のアルミリサイクルバットです。リサイクルアルミでのバット作成は技術的に難しいとされていましたが、『東海道新幹線再生アルミ』をバットに適した材料に成分調整し商品化が実現しました(東海道新幹線再生アルミ約95%使用)。
・子供が使用しやすい長さ、質量にこだわり、しっかりと振り抜きやすい仕様としました。
・デザインにもこだわり、配色は新幹線カラーを忠実に再現しました。
3.東海道新幹線再生アルミの概要
(1)リサイクル技術の開発
JR東海グループは、新幹線車両に使用されていたアルミから付着物を取り除いて、高純度のアルミ合金のみを抽出する手法を開発(特許取得済)し、アルミのマテリアルリサイクルを実現しています。
(2)『東海道新幹線再生アルミ』の特長
・『東海道新幹線再生アルミ』は、アルミを新製する場合に比べ、製造時に必要なエネルギーを抑えられるため、CO2排出量を97%削減し、環境への負荷を軽減することができます。(社団法人日本アルミニウム協会算出データ)
・新幹線車両に使用されていた強度の高いアルミの再生素材のため、装飾だけでなく、建築材料や精密機械にも使用することができます。
4.サステナビリティ活動について
◆ミズノ
・ミズノは、1991年から30年以上にわたり環境保全活動に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続け、「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指しています。いつまでもスポーツが楽しめる豊かな地球環境を守り、次世代に引き継ぐことを目指しています。今回はリサイクルを通して子どもたちの夢を後押しするという趣旨に賛同し、商品開発を実施しました。
・野球やソフトボール事業においては、グラブに使用できない残革やバットに不向きな不適格材を木製キーホルダーなど新たなものに生まれ変わらせる取り組みを行っています。また、野球用品のメンテナンス方法を伝え、子どもたちにモノを大切に、長く使うことを伝えるワークショップも行っています。
◆JR東海
・JR東海では、これまで、地球環境保全を経営上の重要なテーマとして、さまざまな環境関連法令を確実に遵守するとともに、化学物質や廃棄物の適正な管理、削減に取り組んできました。また、廃棄物の適正な管理、削減に取り組み、Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(再利用)、Recycle(再生利用)の3Rの取組みを推進するなど、資源の有効利用を進めています。
・グループ会社以外の企業等とも連携して東海道新幹線再生アルミの用途を拡大し、マテリアルリサイクル ※2を通じて環境負荷の低減に取り組んでいきます。※2マテリアルリサイクル:廃棄物等を原材料として再利用すること
5.今後のサステナブル共同企画について
・新幹線デザインバットのラインナップや従来のバットの材料として商品展開の拡大を検討していきます。
(お客様のお問合せ先)ミズノお客様相談センター TEL:0120-320-799