シーホース三河のプレスリリース
本日6月15日(木)、ライアン・リッチマンHCの就任記者会見を実施いたしました。
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ライアン・リッチマンHCの挨拶
こんにちは。皆さんありがとうございます。この場にいることが出来てワクワクしています。
スポンサーの皆さん、鈴木社長、エージェントの皆さん、スタッフの皆さん改めてありがとうございます。この数日間、皆さんと過ごした中で、私のことを心から迎え入れてくれていると感じています。この数日間でお会いした全てのシーホース三河のスタッフが本当に一生懸命、情熱を持ちながら働かれていると感じました。その情熱に私が応え、成功に導いて行きたいと思っています。
そして過去のシーホース三河の成功にも敬意を持っています。前任の鈴木貴美一コーチは28年間チームを率いて、伝説とも呼べる成績を収められています。そのあとを引き継ぐことに対して、私は光栄に感じています。ですので、その築きあげられた業績を更に重ね、選手・スタッフと共にワクワクできるような未来を作っていきたいと思っています。
また家族もこのチャレンジに対してワクワクしています。昨年9月に行われたNBAジャパンゲームで来日した際も非常に美しい国だと感じました。ランニングをしたのですが、数キロ走ってもゴミが見つからないのは本当に驚きました。また5日間、毎日お寿司を食べるなど日本の文化に触れましたので、今後も日本文化を大切にしていきたいと思います。
さらに楽しみにしているのが、国際的な舞台でバスケットボールを学べることです。Bリーグには優れた選手・スタッフがいることが非常に魅力的でした。もちろん我々が目指すゴールを達成することは簡単ではありませんが、一生懸命に働き、一日一日カイゼンしていきシーホース三河がさらに魅力的なチームになれるよう、努力していきたいと思います。
そして実践的に選手・スタッフを指導していきたいと思っています。
私のキャリアはビデオ分析から始まっていますので、HCになっても常にコートで選手と向き合っていきたいと思います。私はどんな場面でも学ぶということを大切にしてきましたので、NBAから来てはいますが、NBAがすべて優れているとは思っていません。良いところをブレンドして最終的なゴールに向かいたいと思っています。
改めて私を含めた家族を迎え入れてくれてありがとうございます。家族全員が喜んでいます。皆さんから学ばせていただきたいと思っていますので、改めてよろしくお願いいたします。
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一問一答(代表質問)
最初にこのオファーを聞いた時の気持ちを教えてください
まず初めに非常に光栄に感じ、興味を持ちました。私のNBAでの契約はまだ一年残っていましたが、このようなスペシャルなオファーをいただいたことが嬉しかったです。その後どういった環境なのかを友人・知人を通して把握し、挑戦を決めました。
またBリーグは非常に成長が早く、世界で2番目・3番目の規模のリーグになると思っています。NBAをこんなに早く離れるとは思っていませんでしたが、こういったチャレンジングな環境が必要だと思い、オファーを受けました。
日本のバスケットボールの印象を教えてください
先日行われた琉球対千葉JのCS決勝を見させていただき、率直にNBAのようだと感じています。スペースの取り方、意思決定の速さや役割分担などNBAに匹敵していると思います。
そのようなビデオをしっかり見て、Bリーグに適応していきたいと思います。最終的には勝つことが目的ですので、勝つためには何が必要なのか把握し、成長していきたいと思います。
リッチマンHCが得意なバスケットスタイルもしくは目指すバスケットを教えてください
オフェンス面に関してはスペースをしっかり取ること、また出来るだけ早く攻めるために決断を早くしたいと思います。シュートも分析を含めて確率良く進めて行きたいと思います。ただ楽しむことは決して忘れないでほしいです。ディフェンス面では非常にハードワーカーが多いと思っていますので、さらに自分たちのエッセンスを足していきたいです。今日も長野選手、角野選手とワークアウトを行いハードワーカーであり、コーチングに対してオープンマインドだと感じました。この姿勢は選手が成長するためには必要な要素だと感じています。
「カイゼン」という言葉が先ほどから出てきますが、この言葉は以前から知っていた言葉でしょうか。
以前から本を読んだり、ポッドキャストで聞いたりして「毎日努力することがカイゼンに繋がる」と知っていました。これは人生においても同じだと思っています。どのような職種でも人が成功するためには必要であると思っていますし、さらに限界を超えていく際にも「カイゼン」は必要だと思っています。
シーホース三河にとってもリッチマンHCにとっても大きなチャレンジになるかと思います。改めて今の気持ちを教えてください
やはり素晴らしい経験をしていると思います。このようにたくさんの人が来てくれていることに感謝し、改めて謙虚でなければならないと感じています。皆さんがここにいてくれて支援をしてくれるからこそ、私たちはここにいるのだと思っています。
また八村塁選手から日本のバスケットボールの熱の高まりは素晴らしいと聞いているので、その熱狂に関わることが出来て光栄に感じています。皆さんと共に成長し、良いときを過ごしていきたいと思っています。