ルーキーの富下李央菜がポールポジションを奪うも、決勝では2020年女王の三浦愛が逆転V

株式会社インタープロトモータースポーツのプレスリリース

2023 KYOJO CUP 第1戦レポート


第1戦決勝スタートシーン
第1戦決勝スタートシーン

#17 三浦愛選手
#17 三浦愛選手
2023年のKYOJO CUP第1戦が5月14日(日)に富士スピードウェイで開催され、#17 三浦愛(Team M VITA)が10番手スタートから大逆転を果たし、今シーズンの開幕戦を制した。
年々、注目度が上がっているKYOJO CUPは、今年も盛況。開幕戦には22台がエントリーし、そのうちの7台が初参戦というフレッシュな顔ぶれとなったほか、今回はアメリカから#213 バートン・ハナ(keeperアポロMTmost VITA)が参戦するなど、昨年に引き続き、海外から参戦するドライバーも見られた。
午前8時00分から始まった公式予選は曇り空ながら、前日に降った雨の影響でハーフウエットの路面でセッションがスタート。各車ともに時間いっぱいまで使ってタイム更新を目指したが、最後にトップタイムを塗り替えたのは、#225 富下李央菜(KTMS VITA)。昨年のチャンピオンである#114 翁長実市SS VITA)を0.091秒上回り、デビュー戦でポールポジションを獲得した。16歳で高校2年生の富下はカートでの実績が考慮され、限定でのA級ライセンスを取得。4輪レースは今回が初めてというなかで、いきなりの快挙を果たした。

#225 KTMS VITA
#225 KTMS VITA

#225 富下李央菜選手
#225 富下李央菜選手
12時15分から12周で争われた決勝は、予選とは打って変わり雨模様となった。スタートでは2番グリッドの翁長が好ダッシュをみせ、トップに浮上。そのまま後続を引き離したいところだったが、10番手からスタートした三浦が1周目で6台を抜き、2周目のTGRコーナーでもさらに2台をパスして2番手に浮上。翁長の背後につけた。その後、アクシデント発生と雨が強くなったことを受けてセーフティカーが導入されるが、8周目にレースが再開されると、チャンピオン経験者2人による激しいトップ争いが展開された。
8周目のヘアピンコーナーで一度は三浦にトップを譲った翁長だが、9周目に入るホームストレートで抜き返すと、この周で2分20秒958とファステストラップを更新し、三浦との差を広げにかかった。このまま翁長が開幕戦を制するかと思われたが、10周目のGRスープラコーナーを立ち上がったところで単独スピンを喫し4番手に後退。この間にトップを奪った三浦が一気にリードを広げ、最終ラップでは2分20秒244でファステストラップを更新し、トップチェッカーを受けた。
2位には#86 永井歩夢(Dr.DRY VITA)が入り、表彰台をかけた3位争いはゴールラインまで白熱。スピンから挽回した翁長が0.009秒差で#337 斎藤愛未(D.D.R VITA-01)に競り勝ち、3位表彰台を手にした。

第1戦決勝
第1戦決勝

第1戦決勝
第1戦決勝

第1戦決勝
第1戦決勝
次回のKYOJO CUPは7月23日(日)に富士スピードウェイで行われる。
第1戦 優勝:三浦愛(Team M VITA)
「予選はセッティングを合わせ切れず、自分の判断ミスもあり、悔しい結果になりました。雨でのスタートはあまり経験がありませんでしたが、自分なりに研究して、上手く決められたのが大きかったです。2番手までは順調に行けましたけど、翁長選手とのバトルでは、水しぶきの影響で仕掛けに行くことがなかなかできませんでした。無理をしないように、自分が失敗をしないように、12周のレースで必ずどこかでチャンスがあると思って走っていました。第1戦で優勝できましたが、(予選PPの)富下選手も、タイミングなどが良かったのはありますが、あのポジションにいられるのは凄いと思います。今年は若い選手が多く、今はまだスピードが足りない子も多いと思いますが、最終戦に向けて、どんどん速くなって来ると思います。私と翁長選手だけがトップ争いをするのではなく、みんなと一段階上のレベルでバトルができるのを楽しみにしています!」

表彰式
表彰式

#86 永井歩夢選手
#86 永井歩夢選手

#114 翁長実希選手
#114 翁長実希選手
詳しいレースレポートは後日ホームページに掲載します。
https://drivingathlete.com/

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