一般社団法人日本フレスコボール協会のプレスリリース
一年を通じて温暖で、美しいビーチに恵まれるなど、フレスコボールを楽しむには日本随一の環境が整う沖縄県。当協会における普及注力地域のひとつでもあり、2024年6月に残波ビーチでJFBA公式戦「フレスコボールオキナワカップ2024」を開催することを前提に、読谷村で初となるフレスコボールイベント「沖縄フレスコボールアジェンダ2023」を2023年6月24日(土)〜25日(日)に残波ビーチで開催いたします。
JFBAでは、「沖縄をアジアにおけるフレスコボールの聖地に」というコンセプトのもと、2021年から『沖縄県スポーツイベント支援事業』として「沖縄フレスコボールキャンプ」を三年連続で開催。2022年度には、『沖縄県「スポーツアイランド沖縄」形成に向けた付加価値構築支援補助事業』で、沖縄県産木材を用いたフレスコボールラケットの製造・販売を行うなど、沖縄に根付いた活動を続けてまいりました。
こうした盛り上がりを受け、「日本一人口の多い村」として知られる沖縄県読谷村からJFBAに大会誘致のオファーがあり、現地視察を経て、本イベントを開催する運びとなりました。初日の24日(土)には、現地で強化合宿が開かれ、現日本代表選手である岡井花子選手、岸田直也選手、五十嵐恭雄選手をはじめ、元日本代表選手の松井芳寛選手、全国のJFBA公認地域クラブから次世代の日本代表候補有力選手として約20名の選手が集結します。また合宿内では、次年度以降の取り組みなどについて、協会と選手らでディスカッションできる機会も設け、国内のフレスコボールのさらなる発展に向けた意義深いイベントとなります。
二日目は、村民や観光客を対象にしたフレスコボール無料体験会を実施予定。代表選手らが講師を務め、「いつでも・どこでも・誰とでも楽しめる」フレスコボールを手ぶらで気軽に体験できる一日となります。また同日・同会場では、沖縄で600年前から続くとされる漁船による伝統的なレース「ハーリー」も開催予定。海とビーチの両方において、にぎわいがもたらされる充実の一日となりそうです。
このほか、沖縄県産ラケットブランド「TIDA」も販売予定。県内に工房を構える「島変木」(沖縄市)と「宮古木工芸」(宮古島市)のラケットを試打し、その場で購入できる貴重なチャンスとなります。
▼「TIDA」特設サイト
https://www.frescoball.org/tida/
■「沖縄フレスコボールアジェンダ2023」主なスケジュール
6月24日(土)午前 強化練習@残波ビーチ ※見学自由
6月25日(日)終日 フレスコボール無料体験会/読谷村ハーリー大会@宇座ビーチ
*体験会は当日受付。用具JFBAで用意しますので、手ぶらでお越しください。
■沖縄におけるフレスコボールの歩み
東京で選手として活動していた岡井花子選手の沖縄移住をきっかけに、2020年5月にJFBA公認地域クラブ「琉球フレスコボールクラブ」設立。2021年2月には、沖縄県の令和2年度スポーツイベント支援事業として「フレスコボールオキナワキャンプ2021」を開催。2023年2月には3年連続で同イベントが開催され、沖縄県内における定着化も加速。2022年1月にはJFBA沖縄オフィスを開設するなど、普及の重要拠点と捉えて、さまざまな活動に取り組んでいます。
■“コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。
フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われます。2023年4月現在、日本全国で24のJFBA公認地域クラブと1の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年までに日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。