大王製紙株式会社のプレスリリース
同大会はパリ2024オリンピックのセーリング10種目が競われる50年以上の歴史ある大会であり、iQFOiL級で日本選手が表彰台に登るのは同大会では初のことです。
また、今回の結果により、公益財団法人日本セーリング連盟オリンピック強化委員会が定める2023年度ナショナルチーム選考規定をクリアし、2022年度から継続し、パリ2024オリンピック セーリング正式種目であるウインドサーフィンiQFOiL級のナショナルチーム入りを果たしました。
新嶋選手は2022年国内プロツアーを全制覇(FOIL部門※2)し、2022年10月フランスで開催された「iQFOiL World Championships 2022」では女子の部で日本選手最高順位となりiQFOiL級で初のナショナルチームメンバー入りを果たしています。
今季に入り2023年4月にスペインで行われた「第52回プリンセスソフィア杯2023(Trofeo S.A.R Princesa Sofia)」では女子の部で日本選手最高位となり、2023年7月にパリ2024オリンピックの会場と同じフランス・マルセイユで開催される「パリ2024テストイベント」の日本女子代表となる等、今後パリ2024オリンピック出場に向けて活躍が期待される国内トップクラスの選手です。
当社はスポーツを通じた女性活躍推進の一環として、パリ2024オリンピック出場という夢に向けて決して諦めず世界で挑戦し続ける新嶋選手を今後もサポートしてまいります。
※1 全種目で66か国から670名の選手が出場し、来年2024年大会はパリ2024オリンピックの代表を決める最終大会「Last Chance Regatta」にも指定されている国際大会。
※2 水中翼を有したウインドサーフィンで競う種目
■セーリング競技iQFOiL級 パリ2024オリンピック出場までの流れ
1)日本の出場国枠選考試合(下記いずれかの選考試合で出場国枠を獲得)
①2023年8月 世界選手権(オランダ)
②2023年10月 第19回アジア競技大会(中国)
③2024年4月 Last Chance Regatta(フランス)
2)日本代表選手選考(出場国枠の獲得が前提条件)
1次選考 2024年2月 世界選手権 (スペイン)
2次選考 2024年4月Last Chance Regatta(フランス)
■新嶋莉奈(にいじま りな)選手 プロフィール
生年月日:1999年11月13日
出 身:神奈川県鎌倉市
鎌倉の海で育ち、4年生の時から全日本ジュニア選手権5連覇を成し遂げる等活躍。昨年2022年のFOIL部門国内プロツアーを全制覇。
iQFOiL級のナショナルチームメンバーとして、現在パリ2024オリンピック出場を目指し活動中。2022年4月から大王製紙所属。
オフィシャルサイト:https://jpn1113.wixsite.com/rina
大王製紙㈱公式応援サイト:https://www.elleair.jp/rinaniijima/
■主な戦績
2022年2月 2022 ホテルローカルベースカップ(沖縄) 優勝
2022年4月 Trofeo S.A.R Princesa Sofia(ワールドカップ)(スペイン) 45位
2022年5月 iQFOiL International Games(イタリア) 3位
2022年5月 iQFOiL European Championships(イタリア) 49位
2022年9月 浜名湖カップ2022(静岡) 優勝
2022-2023年フォイルフォーミュラーランキング(国内プロツアー年間ランキング)
ウィメンズ1位決定
2022年10月 iQFOiL World Championships(フランス) 39位
2022年11月 FLY ANA!WINDSURFING WORLD CUP(神奈川) 9位
2023年1月 iQFOiL International Games(スペイン) 29位
2023年4月 Trofeo S.A.R Princesa Sofia(ワールドカップ)(スペイン) 31位
2023年4月 Semaine Olympique Francaise de Voile(ワールドカップ)(フランス) 2位
■ウインドサーフィン/iQFOiL級とは
ウインドサーフィンとは1967年にアメリカで誕生した、セイル(帆)をつけたサーフボードで風の力のみを使って海面を走るマリンスポーツです。海面に設置されたマーク(ブイ)を指定の順序で指定回数回り、速さを競います。
iQFOiL級とはパリ2024オリンピックから新たに採用されるウインドサーフィン種目です。ボードにフォイルと呼ばれる水中翼がついており、ボードを海面から浮き上がらせて滑空します。