WBC監督・栗山英樹氏 初の書き下ろし著書 30年ぶりの復刻!

株式会社 池田書店のプレスリリース

本書は、現在の栗山氏の原点となる体験が詰まった1冊。
当時の経験がWBCでのあの采配に繋がった!
『一生懸命』だった28年間を振り返る…。

 2023年3月、WBCで栗山英樹監督率いた日本代表が14年ぶりの世界一に輝きました。その栗山監督が現役引退前に自らの人生を振り返って、初めて書き下ろした書籍「栗山英樹29歳 夢を追いかけて」が30年ぶりに復刻されます。

 1990年に発売された本書には、栗山監督の野球人生の軌跡やバレーボールの経験、教育への想いなど、人間・栗山英樹を形づくったさまざまな出来事や考えが綴られています。

 本書を読むことで、今の栗山監督のベースとなった経験を知ることができます。

【目次】

第一章 ”落ちこぼれ”が一軍に上がった日

第二章 野球に明け暮れた少年の頃

第三章 教職への道

第四章 プロ野球、闘いの日々

第五章 エピローグ……夢を追いかけて

【本文より抜粋】

 今でもはっきりと覚えています。初めてスワローズの一員として練習に参加したのは、昭和五十九年の一月、合同自主トレのことでした。実力が未知数で、体づくりから始めなければならない新人は、当然二軍で練習を始めます。場所は埼玉県の戸田球場。荒川の河川敷につくられている球場です。

 その年にスワローズに入団した選手は七人。そのなかには、高野光、池山隆寛など、現在のスワローズを代表する選手も何人か含まれています。練習前、参加選手全員が整列し、そのなかで、一人一人、名前を呼ばれた順に新人選手が挨拶をしていきます。

「背番号46番、栗山英樹」

と名前が呼ばれた時、僕は、

「どこまでやれるかわかりませんが、一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。」

と大きな声を張りあげました。

【復刻にあたりより一部抜粋】

 本書の冒頭では、当時落ちこぼれだった僕を熱心に指導し、最悪の状況から引き上げてくれた内藤さんについて語っています。内藤さんが、すべての選手を子供のように愛して、何とかしようとしてくれたことは、一番大きな財産でした。

  時が経ち、今度は僕が監督になり、「選手のために何をしなければいけないのか」を考えるようになりました。その時に、具体的な采配や行動ではなく、その根っことなるベースの考え方に大きな影響を与えてくれたのが、内藤さんのくれた愛情だと思っています。

著者:栗山英樹

1961年4月26日、東京都小平市生まれ。小平二中時代は2年生の途中までバレーボールに熱中。その後、創価高校時代にかけ、野球でエースかつ主砲として活躍。東京学芸大学進学後、教職を目指して教員免許を取得。学芸大卒業後、入団テストを経てヤクルトスワローズに入団。1984年には1軍に昇格し、1989年に外野手としてゴールデングラブ賞を受賞。しかし、1990年のシーズンを最後に、怪我や病気のために引退を決意。引退後は野球解説者やスポーツジャーナリストとして活動する一方、白鴎大学の教授も務めた。

2011年11月には北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、監督1年目でパ・リーグ優勝。2016年には2度目のリーグ優勝と日本一を達成、正力松太郎賞を受賞した。2021年4月10日には球団監督歴代最多となる632勝を達成したが、2021年シーズンで日本ハムの監督を辞任。

 2021年12月からは野球日本代表監督に就任し、2023年には14年ぶりに日本をWBC優勝に導いた。

[書籍情報]

■栗山英樹29歳 夢を追いかけて

■著者 栗山英樹

■定価 1,540円

■判型 四六判

■発行 池田書店

※5月中旬より、全国書店店頭に並びます。

※本書は、1990年4月に発行された書籍を復刊したものです。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。