NTTコミュニケーションズ株式会社のプレスリリース
~「Smart vLive(R)」の新機能を活用し埼玉西武ライオンズと新しい観戦スタイルを共創~
<「ネット裏テーブル4(5Gマルチアングル機能付)」座席>
1. 背景
NTT Comと西武ライオンズは、西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームのスマートスタジアム化の実現に向け、2021年2月にパートナーシップ契約を締結(※1)し、ICTなどの活用によるファンの皆さまの利便性・安全性の向上、および新しい観戦体験を提供してきました。
過去には、「coomonita (コーモニタ)」(※2) を活用して飲食店やグッズショップなどの混雑状況を確認できるサービスや、ベルーナドームをバーチャル空間で再現した「LIONS VIRTUAL STADIUM」(※3) により、スタジアムに来場される方には安心安全な環境を、来場されない方にもリニューアルした球場をお楽しみいただけるようなサービスの提供をしています。
今回の取り組みは、コロナによる行動制限が緩和されスタジアムで観戦されるお客さまが増加する中で、現地での観戦体験をより豊かにすることを目指して行うものです。
2.特長
[1] 複数のカメラ映像をリアルタイムにマルチアングルビューで常時楽しめる
テレビ中継映像に加え、球場内3箇所に設置されたカメラからの映像を手元のタブレット端末で視聴できます。ベンチやブルペンの様子もリアルタイムで常時見ることができるため、テレビでは放送されないシーンも見ることができます。
<マルチアングルビュー画面>
[2] 見逃したシーンやもう一度みたいシーンを何度でもリプレイ視聴できる本座席のタブレット端末には「Smart vLive(R)」(※4) の「追いかけ再生(HLS (※5) )」機能を実装しています。そのため、現地での観戦中には難しかった見逃したシーンや繰り返し観たいシーンのリプレイ視聴が可能になります。また、これは2022年11月にリリースした「Smart vLive(R)」の追加機能「追いかけ再生(HLS)」をマルチアングル配信と組み合わせて提供したファーストケースです。
<追いかけ再生画面>
[3] 低遅延
1秒未満の超低遅延配信により、目の前の試合とほぼ遅延の無い映像を手元のタブレット端末でもお楽しみいただけます。
3.今後の展開
今後もNTT Comは、西武ライオンズとのパートナーシップ契約に基づき、情報通信技術(ICT)を活用した新しい観戦体験の創出を追求し、スマートスタジアムの実現をめざします。
(※1):報道発表「西武ライオンズとNTTコミュニケーションズ、ICTを活用したスマートスタジアムの実現に向けたパートナーシップ契約を締結」(2021年3月1日)
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2021/0301.html
(※2):「coomonita(コーモニタ)」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.ntt.com/business/solutions/enterprise-application-management/coomonita.html
(※3):現在、「LIONS VIRTUAL STADIUM」はサービスの提供を終了しています。
(※4):「Smart vLive(R)」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.ntt.com/business/services/voice-visual-communication/business-support/smartvlive.html
(※5):HLS とは、HTTP Live Streaming の略で、Web上で動画や音声のストリーミング配信・再生を行うためのプロトコル(通信規約)です。
*「Smart vLive」は NTT コミュニケーションズ株式会社の登録商標です。