国連WFPのプレスリリース
認定NPO法人国連WFP協会(神奈川県横浜市)は、3月9日、PayPayドームにて福岡ソフトバンクホークス 柳田 悠岐(やなぎた ゆうき)選手へ感謝状を贈呈しました。柳田選手は自身の本塁打(ホームラン)が途上国の子どもたちの支援につながる成績連動型寄付に2019年から取り組んでいますが、2022年のシーズンは26本の本塁打で390万円の寄付となりました。4年間の合計は1,455万円の寄付となります。国連WFP協会からは、昨年度の寄付および過去4年間の貢献に対しての謝意と、新シーズンへ向けて激励の意を伝えました。寄付は国連WFPの実施する途上国の「学校給食支援」に役立てられます。
柳田選手は感謝状が授与されると「微々たるものですが、子どもたちの力になれたのかなと感じています。」と述べました。また、寄付を始めたきっかけ、国連WFPを選んだ理由を問われると、「自分のためだけに野球をやるのではなく、人のためにもやりたい。モチベーションを更に高めるためにもしたいと思って寄付を始めました。自分にも子どもがいますが、飢えに苦しむ子どもが少しでもいなくなればいいなと思って、国連WFPを選びました。」と説明。最後に、プロ野球選手が支援をする意義を問われると、「こういう支援をしている選手がたくさんいますが、こういう輪が広がればいいなと思いますし、野球しかできませんが少しでも世のためになればいいなと思います。」と思いを語りました。国連WFP協会 新事務局長の青木 創は、授与に際して、学校給食支援が子どもたちの夢と希望につながり、柳田選手の活躍は子どもたちの未来を創っていると感謝の言葉を述べました。
(左)青木 創 国連WFP協会 新事務局長 (右)柳田 悠岐 選手 ©JAWFP
柳田選手からの4年間のご寄付合計:1,455万円(学校給食 485,000人分)
合計寄付額 | 学校給食数 | 寄付額/1本 | 公式戦 | ポストシーズン | |
2019年 | 180万円 | 6万人分 | 20万円 | 7本 | 2本 |
2020年 | 465万円 | 15万5千人分 | 15万円 | 29本 | 2本 |
2021年 | 420万円 | 14万人分 | 15万円 | 28本 | — |
2022年 | 390万円 | 13万人分 | 15万円 | 24本 | 2本 |
柳田悠岐選手プロフィール
1988年生まれ。広島県出身。2015年トリプルスリーを達成、チームも日本一となり最優秀選手に選ばれる。首位打者、ベストナインなど、数々のタイトルに輝く日本を代表する打者。
主なタイトル(首位打者)2015、2018 (最多安打)2020 (最高出塁率)2015~2018 (最優秀選手)2015、2020
(ベストナイン)2014、2015、2017、2018、2020、2021、2022 (ゴールデン・グラブ賞)2014、2015、2017、2018、2020、2021 東京オリンピック野球金メダリスト
国連WFPの学校給食支援とは
国連WFPは途上国の学校で、年間およそ2000万人の子どもに給食を届けています。栄養たっぷりの学校給食があることで親は積極的に子どもを登校させるようになり、子どもたちも空腹に悩まされず、集中して勉強することができます。就学の機会を与えられにくい女子児童の登校も促し、女性の権利向上にもつながります。約30円の寄付で、子ども1人に1日分の給食を届けることができます。
■国連WFPとは
飢餓をゼロにすることを使命に活動する国連唯一の食料支援機関です。123の国と地域で1億5000万人以上の人びとに食料支援を届けています。緊急時に命を救い、食料支援を活用して、紛争や災害、気候変動の影響から立ち直った人びとのために平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。
■認定NPO法人 国連WFP協会とは
国連WFPを支援する認定NPO法人で日本における国連WFPの公式支援窓口です。募金活動のほか、企業・団体との連携、広報を通じて、日本における支援の輪を広げています。