“センサリールーム”のその先へ 3/5(日)甲府戦 東京こどもホスピスプロジェクトとの連携で『Green Heart Room』招待を実施

東京ヴェルディのプレスリリース

“センサリールーム”の、その先へ。
東京ヴェルディは、センサリールームの主な対象である自閉症や感覚過敏の方たちだけでなく、様々な障がいやご病気のある方、そのご家族などがスタジアム観戦を楽しめるよう、3月5日(日)のJ2第3節ヴァンフォーレ甲府戦にて、東京こどもホスピスプロジェクトと連携し、『Green Heart Room』の招待を実施することになりましたのでお知らせします。
3月5日の甲府戦の際に、招待させていただいた方がどのような体験をするかをご取材いただくことができますので、報道関係のみなさまにあたっては、ぜひ、ご取材頂けますと幸いです。

【ご取材の概要】
東京こどもホスピスプロジェクト( https://tokyohospice.jp/ )を通じて応募いただいた2家族に参加いただき、Green Heart Roomをご利用いただきます。またピッチレベルで選手のウオーミングアップをご覧いただくなど、スタジアム内の非日常体験を体感いただきます。
本取り組みをご取材希望の方は、メディアチャンネルでの試合申請とは別に前日正午までに m-koho@verdy.co.jp にご連絡ください。
ご取材にあたっては、参加いただく方の具体的なご病気については、触れないでほしい旨、ご要望をいただいております。大変恐縮ですが、ご取材に当たっては留意いただきたい点など事前にブリーフィングをさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
[参加者のスケジュール] 12:00 ブリーフィング(ロイヤルホスト味の素スタジアム店前)
12:30 参加者ご来場
12:45 ピッチレベルでサッカー体験&ピッチ内選手アップ見学
13:30 Green Heart Roomにご案内
14:00 試合開始
16:00 試合終了
※上記の流れの中でその一部を、ご取材いただくことが可能です。

本取り組みの背景
ここ数年、Jリーグの試合でもセンサリールームの設置が増え、また社会的にもその常設が求められています。
一方で“センサリールーム”の主な対象となるのは自閉症や感覚過敏の方たちとなってしまいがちです。東京ヴェルディとしては、様々な障がいやご病気のある、スタジアム観戦への心理的ハードルが高い多くの方たちに非日常体験を味わう機会を提供したいと考えています。
そのため、東京ヴェルディが運用する「Green Heart Room」では『“センサリールーム”の、その先へ。』をスローガンとして、センサリールームの主な対象となる自閉症や感覚過敏だけでなく、様々な障がいやご病気のある方、そのご家族など、スタジアム観戦への心理的ハードルが高い方にもご利用頂けるよう、毎回部屋をカスタマイズしています。
コンセプトは、障がいやご病気のあるあらゆる方に自宅のリビングルームにいるようにリラックスしてJリーグを観戦していただくこと。
このたび、上記コンセプトに賛同いただき、大きな病気と向き合うお子様やそのご家族にJリーグ観戦を楽しんでいただくため、NPO法人 東京こどもホスピスプロジェクトと連携させていただくこととなりました。東京こどもホスピスプロジェクトとの活動は初めての取り組みとなります。
当日は東京こどもホスピスプロジェクトを通してご応募のあったご家族を味の素スタジアムにお迎えして、ピッチレベルでのサッカー体験やGreen Heart Roomでの試合観戦をお楽しみいただきます。

■東京こどもホスピスプロジェクト 佐藤良絵代表コメント
「東京こどもホスピス代表 佐藤良絵です。私は、19歳で息子を亡くしました。闘病中は骨肉腫と診断されてから、息子は抗がん剤治療で学校に行けず、兄弟のサッカーも母が送り迎えできなくなり、24時間の介護に追われて孤立してしまいました。家族も仕事ができなくなり、どん底になりました。
逃げてしまいたいと思いましたが、小児がんや重い病気を抱える今困っている子供達の為に支援していくことに決めました。
今回は、東京ヴェルディさんからご招待のお話を頂き、当たり前にサッカー観戦に行けなかったり、サッカーをやりたくても病気で諦めていたり、私の亡くなった息子の弟は、東京ヴェルディのスクールに通っていた事があり、兄と行った場所にもう一度死を受け入れて、病気のご家族と一緒に応援したり当日は楽しみたいと思いました。
安心して観戦できるとのことで東京こどもホスピスに通っているみんなは楽しみにしてます。どうぞ宜しくお願いいたします」

NPO法人 東京こどもホスピスプロジェクト https://tokyohospice.jp/ 

東京ヴェルディが“センサリールーム”と呼称しない理由

『ヴェルディさん、センサリールームだと自閉症や感覚過敏だけが対象になってしまうから、どんな障がいのある方でも受け入れる部屋をつくってはどうですか?』
東京ヴェルディのGreen Heart Roomは、この言葉からはじまりました。
2021年2月、私たちは東京ヴェルディのホームゲームで、大きな音や照明が苦手な方のためのセンサリールーム導入を考えていました。
そこで当事者目線のご意見を聞くため、スポーツ指導で訪問している特別支援学校の東京都立多摩桜の丘学園にご相談したところ、冒頭の言葉をいただきました。
私たちは「センサリールーム」という言葉にとらわれていたことに気づきました。

すぐに方針を変更して先生方に様々なアドバイスをいただき、クッションやラグにベッドなど、必要な備品をリストアップしました。
次にご相談したのは株式会社エムール。

寝具・インテリアのメーカーで、長年クラブにご協賛いただいています。

私たちの想いをお伝えしたところ、二つ返事で全ての備品をご提供くださいました。
多摩桜の丘学園児童・生徒の皆様からご利用希望の方を募集すると、たくさんのお申込みがありました。
他の学校や団体からのご参加も含め、2021シーズンから年間4~5試合で実施しましたが、各試合ともご利用の方に事前のヒアリングを行い、障がいごとの特性に対応できるように部屋をカスタマイズして当日を迎えました。
味の素スタジアムにもご協力いただきながらお迎えしたご家族の皆様には、幸いご満足いただくことができました。
試合を観ながらクッションでくつろいだり、部屋で遊んだり、試合の前後にはヴェルディのコーチがアトラクションやプレゼントを用意して盛り上げます。
ご家族で楽しい時間を過ごしていただき、その思い出が東京ヴェルディとつながっている。そのことを大変うれしく思っています。
私たちはスポーツが生み出す身体の健康や心の穏やかさを、Green Heartという言葉で表現しています。
その環が拡がっていくよう、3月5日の甲府戦でも新たな取り組みに挑戦をします。そして、今後も活動を継続できるよう取り組んで参ります。

■Green Heart Roomの運用事例
https://www.verdy.co.jp/news/10046 
https://www.verdy.co.jp/news/11205 
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。