11月12日(土)ラグビー日本代表 注目のイングランド戦!田中史朗&松田力也がWOWOWでダブル解説!「勝って素晴らしい結果を見せるのが代表の義務」20日(日)フランス戦も生中継!W杯へ試金石の2連戦

株式会社WOWOWのプレスリリース

11/12(土)午後11:50 イングランドvs日本 [WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] 11/20(日)午後9:30 フランスvs日本 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

「イングランドvs日本」でWOWOWのダブル解説を務める田中史朗選手(左)と松田力也選手(右)「イングランドvs日本」でWOWOWのダブル解説を務める田中史朗選手(左)と松田力也選手(右)

WOWOWが全試合を放送・ライブ配信中の「ラグビー テストマッチ 2022 オータム・ネーションズシリーズ」に、いよいよ日本代表が登場! 11月12日(土)は23年W杯でも対戦することが決まっているイングランドと、そして20日(日)は同大会のホスト国で優勝候補のフランスと、いずれも敵地で激突する。W杯を想定した大事な試合になるだけでなく、勝って新たな歴史を築くビッグチャンスとなる大一番だ。

今回は「イングランドvs日本」でダブル解説を務める田中史朗選手(NECグリーンロケッツ東葛/11・15・19年W杯日本代表)と松田力也選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ/19年W杯日本代表)にインタビュー。日本代表の現状やキーマンについて、そしてイングランドとフランスに対してどのように戦うべきかなど、現役プレイヤーならではの視点で語ってもらった。
 

──日本代表は10月29日にニュージーランド代表と対戦し31-38で敗れましたが、対戦史上一番の大接戦となりました。試合を見てどのように感じましたか?

田中「オールブラックスに対して日本代表があの点差で試合を運べたことは率直にうれしかったです。もし勝っていればすごく自信がついたはずなので悔しい部分もありました。加えてオールブラックスに本来の強さが見られなかった悲しさなど、いろいろな感情が入り混じった試合でした」

松田「プレイヤーとしてグラウンドに立ちたかったという思いがありましたし、日本であれだけ多くの観客(65,188人)の前でプレーできることはうらやましかったです。日本代表は細かいミスもありましたが、本当にいいラグビーをしていました。オールブラックス相手にあれだけのラグビーができたことは日本代表のレベルが上がっていることを証明していますし、向かっている方向は間違っていないと思います」

──先発スタンドオフは埼玉パナソニックワイルドナイツの山沢拓也選手でした。チームメイトの松田選手から見て山沢選手のパフォーマンスはいかがでしたか?

松田「彼は緊張していたらしいですが、ポテンシャルも経験もある選手なので大丈夫だろうと思いながら試合を見ていました。やはり持っている力はすごいと思いましたね。9番の流大選手と2人で上手くコントロールしていたと思います」

──その流選手のプレーについて、田中選手は同じスクラムハーフとしてどのように感じましたか?

田中「すごくいいテンポを作っていました。以前はサポートしてトライするようなケースはあまりなかったのですが、やはり齋藤直人選手が同じチーム(東京サントリーサンゴリアス)に入って代表でも一緒にプレーしてきたこともあってか、サポートするのが非常に上手くなったと感じました」
 

──素晴らしいラグビーを見せた日本代表ですが、もし課題を挙げるとしたらどのあたりでしょうか?

松田「見ていて一番感じたのは反則やミスの多さです。それが多いと失点に直結し苦しい展開になりますので、そこは課題だと思いました。また、ダブルタックル(ボールを持った相手に2人の選手がタックルするプレー)が決まらずにオフロードパスをつながれると体の大きいスピードのあるチームを止めるのが難しくなりますので、常に2人でディフェンスすることが大事だと思います」

田中「僕が感じたのはやはり前半の試合運びが重要だということですね。しんどい練習をして体力がある日本代表ですから、前半に失点を抑えれば後半は追い上げることができます。それが今の日本のスタイルだと思いますので、まずは前半しっかり抑えつつ相手を疲れさせた上で後半を迎えてほしいです」

──日本代表のアタックについてはいかがでしょうか?

田中「以前の日本代表よりもかなりレベルアップしています。ただ、ニュージーランド戦では運が良かったトライもありましたので、もう少しパスを回してチームとしてのトライを取れるといいですね」

松田「相手ディフェンスを崩した場面で最後のパスがつながらなかった場面がいくつかありましたので、本当に細かい部分の精度が大事になると思います」
 

イングランドを率いるエディー・ジョーンズHC Getty Imagesイングランドを率いるエディー・ジョーンズHC Getty Images

──23年W杯の前哨戦となる11月12日の「イングランドvs日本」は、お二人によるダブルゲスト解説となります。

 

田中「緊張してはいますが、力也と一緒なのでやりやすいです」

松田「僕もフミさんがいるので安心です。プレイヤー目線を大事にしながら解説したいですね。しかも9番(スクラムハーフ田中選手)と10番(スタンドオフ松田選手)の関係ですので、その切り口で解説できたらと思っています」
 

──試合のポイントとなるのはどのあたりでしょうか?

田中「エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は日本代表をかなり分析してくるはずです。それでも日本代表は、例えば一発でトライを取れるようなスペシャルなサインを考案して、しっかりトライを取ったうえで守り切る、そんなラグビーができれば勝機はあるのではないかと思います」

松田「やはり大事なのはゲームマネジメントですね。おそらくキック主体の戦術になると思います。あとはディフェンスです。オールブラックス戦ではモールディフェンスでしっかり相手を止めていましたので、自信がついたはずです。イングランドのフィジカルなラグビーにディフェンスでどれだけ対抗できるかが重要ですし、ダブルタックルが決まり始めれば自分たちのペースになってくると思います」

 

松田選手注目の一人、スタンドオフ・山沢拓也選手 Getty Images松田選手注目の一人、スタンドオフ・山沢拓也選手 Getty Images

──日本代表のキーマンを1人挙げるとしたらどの選手でしょうか?

松田「やはり僕と同じスタンドオフの選手です。山沢拓也選手、李承信選手、中尾隼太選手のうち誰が出場するかわかりませんが、その選手がどれだけチームをドライブしてゲームコントロールできるかが勝敗に大きく関わってくると思います」

田中「1人だけ挙げるのは難しいですが、やはりフォワードが鍵になると思います。その中で誰がチームを引っ張っていけるかと考えると、リーチ マイケル選手、姫野和樹選手、テビタ・タタフ選手がキーマンとなりそうです。特にタタフ選手がいかに前に出てチームに勢いをつけてくれるかがポイントになると考えています」
 

田中選手の注目はフォワード。FW陣をけん引する姫野和樹選手 Getty Images田中選手の注目はフォワード。FW陣をけん引する姫野和樹選手 Getty Images

──一方のイングランドには、新進気鋭のスタンドオフ、マーカス・スミス選手がいます。

松田「高いポテンシャルを持っていますし、自ら仕掛けるファンタジスタタイプの選手です。それを支えているのがキャプテンでセンターのオーウェン・ファレル選手です。その2人のバランスがイングランドの強みであり、脅威になってくると思います」

──スクラムハーフはベテランのベン・ヤングズ選手が健在で、若手も急成長しています。

田中「いい選手ですが、誰が出てきたから何かを変えるのではなく、自分たちのラグビーを貫くことが大事です。日本代表はキックを蹴って、しっかりディフェンスして、ボールを取り返して、外側でトライを取るラグビーを継続してやってもらいたいです」

──そして11月20日に対戦するフランス代表には、昨年のワールドラグビー年間最優秀選手のアントワーヌ・デュポン選手がいます。不動の先発スクラムハーフにしてキャプテンです。

田中「デュポン選手を初めて見た時、すごくセンスがある上に力強いランとパスもでき、間違いなく世界のトッププレイヤーになるだろうと思っていました。代表でもリーグ(TOP14)でも本当に素晴らしいプレーをしていますし、彼を自由に走らせるのは危険です。まずは彼をしっかり見ること、そしてプレッシャーをかけて彼をただパスするだけの存在にできればフランスを止められると思います」

──デュポン選手とハーフ団を組む可能性が高いスタンドオフが、ロマン・ヌタマック選手です。

松田「僕(28歳)よりも若い選手ですが(23歳)、非常に落ち着きがあります。試合中にどんな状況になっても顔色を変えずにクールにプレーしている、そんな印象です。例えばフィジカルでプレッシャーをかけるなど、ヌタマック選手をどう焦らせるかが勝敗のポイントになるでしょう。その周りにもいいランナーが揃っていますので、一対一で戦われ始めると相手にどんどん前に出られてしまいます。そうさせないためにしっかりプレッシャーをかけ続けながら戦う必要があります」 

──最後に日本代表への期待の言葉をお願いします。

田中「日本の代表ですので決して言い訳はできません。勝って日本のファンのみなさんにその姿を見せることが代表の義務ですので、2試合ともしっかり頑張って僕たちに素晴らしい結果を見せてほしいと思います」

松田「23年W杯に向けて全員必死なのがわかりますし、この大事な時期にアウェイでイングランドとフランスと対戦できることはすごくいい経験になります。一人一人がそれを感じ取ってほしいですし、結果として表してほしいです」

日本代表が勝てばどちらも史上初勝利となるイングランド戦とフランス戦。23年W杯はもちろん、その後の日本のラグビー史にも好影響をもたらす可能性がある必見のカードだ。WOWOWで田中選手、松田選手の解説を聞きながら、ぜひ歴史的瞬間を目撃していただきたい。
 

なおWOWOWでは日本代表戦をより深く楽しむための企画として、11月11日(金)午後7時15分から「WOWOWラグビーナイト ザ・ラグちゃん2022 第4夜 日本代表戦放送前夜祭~WOWOWで今年も生中継させていただきます!~」をWOWOWオフィシャルYouTube(https://youtu.be/Tv_PucfAQjU)と、WOWOWオンデマンド(https://wod.wowow.co.jp/content/118918)でライブ配信する。出演者は、和牛・川西賢志郎、元日本代表の大西将太郎、真壁伸弥、しんや、ゲストとして元日本代表の浅原拓真が登場。番組では日本、イングランド両チームのスターティングメンバー発表を受けての試合展望や、注目選手などを分析。特派員記者によるロンドンからの現地直前情報などもお届けする。

WOWOWラグビー宣伝隊長・しんや初の冠番組「しんやのオールナイトラグビー第2夜 ~今夜は日本代表戦開催!しんやとLet’sみんなで応援しナイト~」も11月12日(土)午後9時45分から約9時間ぶっ通しでWOWOWオフィシャルYouTubeでライブ配信(https://youtu.be/QZ5u23-fUNE)。配信開始から日本代表戦の終了までは日本代表応援チャンネルとして展開。キックオフ前には中継の解説を担当する大西将太郎、田中史朗選手、松田力也選手らもゲスト出演し、試合直前の見どころや現地情報を紹介予定。さらに日本代表応援ゲストとしてオダウエダの出演が決定!日本代表戦終了後も、各試合の応援はもちろんのこと、中継の解説・実況メンバーとのラグビー談義や、ゲーム対決など面白企画が満載だ。

【番組情報】
「ラグビー テストマッチ 2022オータム・ネーションズシリーズ」

10/30(日)~11/27(日)全21試合を放送・ライブ配信!
※各試合終了後、WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信あり

【日本代表戦 番組情報】
11/12(土)午後11:50イングランドvs日本 [WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] ゲスト解説:田中史朗、松田力也 解説:大西将太郎

11/20(日)午後9:30フランスvs日本 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド] ゲスト解説:田中史朗 解説:大野均、栗原徹

【その他 今後の試合日程】
<第3週>
11/12(土)アイルランドvsフィジー/イタリアvsオーストラリア
11/13(日)ウェールズvsアルゼンチン/フランスvs南アフリカ/スコットランドvsニュージーランド

<第4週>
11/19(土)ウェールズvsジョージア/イタリアvs南アフリカ
11/20(日)スコットランドvsアルゼンチン/イングランドvsニュージーランド/アイルランドvsオーストラリア

<第5週>
11/27(日)ウェールズvsオーストラリア/イングランドvs南アフリカ

【放送予定などの最新情報は番組公式サイト、公式SNSをチェック!】
【WOWOWラグビー公式サイト】 https://www.wowow.co.jp/sports/rugby/
【WOWOWオンデマンド】 https://wod.wowow.co.jp/
【WOWOWラグビー公式ツイッター】 https://twitter.com/wowow_rugby

 

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