熱気球日本代表チーム「カリガネジャパン」発足

熱気球日本代表事務局のプレスリリース

熱気球競技日本代表(本部:静岡県、代表:片平史郎)は、日本では初めて日本気球連盟公認チーム、雁をコンセプトにした「カリガネジャパン」を発足。9月にスロベニアで行われる、第24回熱気球世界選手権に出場することが決まっています。その遠征資金を企業協賛、及びクラウドファンディングサイト「Campfire」にて募集を開始しました。クラウドファンディングは既に目標金額200万円を達成し、現在ネクストゴール500万円に挑戦中。

「カリガネジャパン」は、2018年に行われた世界戦手権をきっかけに、有志パイロットにて発足された日本代表チームです。近年主流となりつつある電子機器を用いた最新の競技システムに対応し、世界一奪還を目指すとともに、日本における熱気球競技レベルの向上目標にしています

その一方で、世界選手権には機材輸送等の遠征費に多額の資金がかかるため、企業による協賛とクラウドファンディングを用いたご支援を募っています。協賛いただいた企業に対しては、代表ユニフォームやHPへ企業ロゴの掲載をリターンとしています。またクラウドファンディングでは、カリガネジャパンオリジナルグッズの他、代表パイロットが操縦する熱気球でフリーフライト体験、更には代表4選手による講演会が含まれるなど、通常では体験できないリターンが含まれています。

第24回熱気球世界選手権は2022年9月16日金)から23日(金)、スロベニア・ムルスカソボタにて開催。
HP:https://www.hotairballoons2022.com/en/home/
 

 

【クラウドファンディング概要】
プリジェクト名:「世界一奪還への決意!熱気球日本代表チームが夢を叶える新たな挑戦プロジェクト」
実施期間: 2022年6月30日(木)から9月14日(水)
受付窓口: クラウドファンディングサイト「Campfire」にて実施中
URL:   https://camp-fire.jp/projects/view/586842
目標金額: 目標金額200万円。既に達成済みの為、ネクストゴール500万円に挑戦中。
返礼品:  オリジナルロゴTシャツ、トートバック、パーカー、代表選手によるフライト体験等
使用用途: 売上金額は9月に行われる熱気球世界選手権の遠征資金に充てられます。

オリジナルTシャツ、トートバック、パーカー

カリガネジャパンのロゴをあしらったオリジナルグッズです。
価格:Tシャツ 12,000円
トートバック 12,000円
Tシャツ&トートバックセット 
20,000円
パーカー 30,000円

代表選手によるフリーフライト体験
代表選手4名が操縦する気球での体験フライトにご案内します。

各パイロット2組限定でご案内しており、約45分のフリーフライト体験を予定。開催場所は、各パイロットのフライトエリアである北関東もしくは佐賀県にて実施。
藤田雄大選手、片平史郎選手(北関東エリア)
上田諭選手、富澤三世選手(佐賀エリア)
価格:150,000円/2名(2組限定)

【カリガネジャパン結成の背景】
これまで、多くの選手が日本代表として世界選手権で戦ってきました。
その中で日本選手も、単純な飛行技術を競っていた今までの世界選手権では、個人の技術で上位に入ることができていました。

しかし2018年の世界選手権で日本は大敗します。
それまで個々のパイロットの操縦技術で戦えていた競技内容から、気象や戦略、情報収集が高度に必要になる競技内容に変わっていたのです。
そうした競技内容の変化にいち早く対応していた欧州、ロシア、アメリカなどは、複数パイロットの代表チームを早くから結成し、情報戦に向けた連携を取っていました。そこに日本は遅れをとっていたのです。

「カリガネジャパン」は、その2018年の悔しさを経験した有志パイロット達が集まり、世界選手権に向け結成した熱気球競技日本代表チームです。
そしてこの先も、代表選手団が一致団結して戦う体制を整え知識と経験を蓄積することで、世界での勝利をより確実にし、日本での競技気球がより発展し、認知と理解が広まることを目指しています。

【「カリガネ」に込めた想い】

雁という鳥を知っていますか? 
かり・がん・かりがねなどと呼ばれる渡り鳥の一種です。
古くから日本の空を飛び、浮世絵などにも描かれています。
チームを立ち上げるにあたり、この雁の群れを着想としてコンセプトを設計しました。​

雁の群れはV字に編隊を組んで飛びます。
これは、前で飛ぶ雁が作った上昇気流に後続が乗ることで、少ない力で飛ぶことができるためです。
後続は前で飛ぶ雁に鳴き声をかけ、疲れた時は順番に先頭を交代し飛び続けます。

これにより効率的に長く飛ぶことができます。​

一丸となって力・気力をお互いに補いながら世界中を渡り飛ぶ。
そんな雁の群れに、パイロット・クルーとして個々の能力を持つ代表チームをたとえ、世界相手にそれぞれの能力を補い合い「勝利」という一つの方向を共に目指していくという想いを込めました。​
ロゴでは雁を日本らしい家紋をイメージしてデフォルメし、「Victory」のVを模って出場する4機が並ぶ様を描いています。

【熱気球競技について】
風を読み、風に乗って行きたいところへ飛ぶ

熱気球は、風船部分の中の空気を温めたり冷ましたりすることで上下方向に​操縦できる乗り物です。
それ以外の左右の移動は、風任せ。実は風は高度に​よって層に分かれており、それぞれ方向や速さが異なることが多いです。​
この高さによって違う風を「事前に気象を予報」、「風船や機器を用いてその場で風を計測」、「パイロットが風を流れでつかむ」といった一連の流れを通してつかみとり、熱気球をどれだけ正確に操縦できるかを大空で競っています。

設定された目的地にいかに正確に近づけるか​

世界選手権大会をはじめとする競技フライトが行われる大会では、目的地となるターゲットが設定されます。
その地点に近づき、「マーカー」と呼ばれる砂袋をどれだけ正確にターゲット中心に落とせるか、「ロガー」と呼ばれる電子マーカーを用いて、どれだけ正確にターゲット中心にマークできるかを競います。​

熱気球競技には「風を把握する力」、「正確に気球を操作する力」そして「地上クルーとの連携・チームワーク」が求められます。
操縦技術だけでなく、変化する風にチーム一丸となって臨機応変に対応する「自然との戦い」なのです。

【代表選手紹介】

藤田雄大 選手:栃木県出身、やずやバルーンチーム所属
パイロット歴18年
主な表彰歴
世界選手権優勝(2014)
日本選手権優勝 7回
日本ランキング1位 12回
ホンダグランプリ総合優勝 12回
(優勝28回:渡良瀬7回:佐久7回:一関1回:佐賀6回:鈴鹿5回:茂木2回)

 

上田諭 選手:福岡県出身、HONDA Hotairballoon RacingTeam所属、
パイロット歴15年、現日本チャンピオン
主な表彰歴
日本選手権優勝2回(2017, 2021)
日本ランキング1位1回(2017)
ホンダグランプリ優勝6回(渡良瀬1回:佐久1回:一関2回:佐賀2回)

 

片平史郎 選手:福岡県出身、B.T.Ze’phyr所属、
パイロット歴29年
主な表彰歴
日本選手権優勝(2016)
日本選手権2位(2021)
日本選手権3位(2020)
日本ランキング2位(2021)
日本ランキング4位(2020)

 

富澤三世 選手:鹿児島県出身、木村情報技術バルーンチーム所属、
パイロット歴8年
主な表彰歴
日本選手権2位(2020)
渡良瀬バルーンレース優勝(2021)
日本ランキング3位(2021)
日本ランキング2位(2020)

各選手の詳細は、カリガネジャパン公式サイトからもご覧いただけます。
URL:https://www.kariganejapan.com/

第24回熱気球世界選手権について
大会情報
大会名称
24th FAI World Hot Air Balloon Championship 2022
開催期間
2022年9月16日~2022年9月23日
開催地域
​スロベニア ムルスカ・ソボタ
HP:https://www.hotairballoons2022.com/en/home/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。