スポーツテックのユーフォリア、シリーズCラウンドで7億円の資金調達を実施

株式会社ユーフォリアのプレスリリース

株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区 共同代表:橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア)は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、株式会社アトラエ、株式会社MTG Ventures、イノベーション・エンジン株式会社、コクヨ株式会社、りそなキャピタル株式会社、KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)を引受先とする第三者割当増資を実施しシリーズCラウンドの資金調達を完了しました。

■資金調達の目的と今後の展開
この度の資金調達を受け、ユーフォリアが現在行う以下2つの事業において、ユーザーの大幅拡大とサービス価値向上に取り組んでまいります。

一つは、2013年よりラグビー日本代表への提供を開始したことから始まったONE TAP SPORTS事業。スポーツ選手がパフォーマンス向上、ケガ予防を行うためのコンディション情報管理システム「ONE TAP SPORTS」は、現在日本代表をはじめとする国内外の71競技のスポーツチーム(プロ・アマ・学生含む)約1,700チームに提供し運営しています。今後アマチュアスポーツ、学生スポーツへとその裾野をさらに拡大してまいります。

もう一つは、2020年10月に開始した商品開発・マーケティング支援事業。これまでONE TAP SPORTS事業を通じて培ったノウハウとスポーツチーム、スポーツ選手のネットワークを活用し、ヘルスケア・フィットネス領域を中心としたものづくり企業の商品開発・マーケティングをユーフォリアがハンズオンでサポートしています。実証実験の支援・実施、プロモーション提案・実施、モニター調査支援・実施、など導入企業・事例も増加してまいりました。支援内容のバリエーション拡大、顧客拡大を目指してまいります。

さらに、R&D部門として2021年9月には「ユーフォリアスポーツ科学研究所」を立ち上げました。専門家・研究者とコラボレーションし、ONE TAP SPORTSの機能開発やものづくり企業の商品開発・マーケティング支援のための研究、スポーツ科学普及のための研究を加速させてまいります。

今回新たに加わった投資家のうち、資本業務提携を締結したコクヨ株式会社については、ユーフォリアがスポーツ界で培ったノウハウを生かし、ビジネスパーソンのウェルビーイング向上に貢献する法人向けサービス開発を開始します。

ユーフォリアは、投資家はじめ協業企業とのシナジー推進、スポーツ科学やアスリートのノウハウといったスポーツの価値を一般社会へ応用する新事業開発への投資を行い、スポーツ界と一般産業界をつなぐプラットフォーマーを目指してまいります。

■各投資家からのコメント(※新規投資家)

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ シニアアソシエイト 山下 紘史 氏 ※

ONE TAP SPORTS は、既にトップアスリートの中でのデファクトスタンダードとなっており、今後アマチュア・学生向けへの展開を加速されると同時に、これまで蓄積してきたアスリートネットワークを活用した企業向けの支援や、スポーツ科学の最新の研究成果をプロダクトに反映させることでスポーツの課題をサイエンスで解決することが期待できます。
今後、更なるユーフォリアの成長を支援してまいります。

株式会社アトラエ 取締役CFO 鈴木 秀和 氏

同社のサービスがより多くのアスリートにとって、ベストなコンディションでパフォーマンスを発揮するための必須ツールとなるよう期待しております。当社が提供する組織力向上プラットフォームWevoxも近年スポーツチームでの導入が進み、スポーツ業界でのテクノロジー活用ニーズを感じております。当社及び当社子会社であるプロバスケットボールチーム運営会社アルティーリ千葉はユーフォリアと連携を深め、双方の更なる企業価値向上を目指していきます。

株式会社MTG Ventures  代表取締役 藤田 豪 氏 ※

MTGグループの事業ビジョンは「VITAL LIFE~世界中の人々の健康で美しく生き生きとした人生を実現します」です。
ユーフォリアは、アナログなスポーツ業界にデータドリブンなコンディション管理を実現するサービスを開発し、日本のトップアスリートのパフォーマンス向上に多大なる貢献をしてきました。代表の橋口氏・宮田氏が蓄積した業界での信頼・知見・データを活かした新規事業開発において、MTGグループは全力で支援してまいります。

イノベーション・エンジン株式会社 インベストメントパートナー 千葉 寧 氏 ※

同社は、アスリート向けにデファクトになりつつあるアプリによって、①生活リズムが一定な健康体群、②毎日データ収集、③パフォーマンス評価との紐付けが容易、といった解析のための精度・粒度で群を抜くバイタルビッグデータと、多くのスポーツチームとのリレーションを長年にわたって蓄積して来ています。このうち、許諾済のデータを活用した新たな事業も立ち上がっており、ヘルスケアデータ・プラットフォーマーとしてグローバル市場でスケールの大きなサクセスを期待しています。

コクヨ株式会社 執行役員 ファニチャー事業本部長 大田 豊 氏 ※

働く場所が分散し、働き方が多様化するこれからの社会では企業の競争力確保のため、ワーカーのウェルビーイングな状態を確保し、創造性や生産性を高めることがより重要となります。今後当社の実証実験の場である品川THE CAMPUSにおいて、ユーフォリア社のアスリート向けノウハウと多くのお客様の働き方改革のお手伝いをしてきた当社のノウハウを融合したオフィスワーカー向けウェルビーイング向上サービスを開発、ご提供していきます。

りそなキャピタル株式会社 代表取締役社長 菊池 英勝 氏 ※

アスリートにとっては技術面だけでなく、体調やメンタル、ケガの予防など多くのサポート環境が必要です。その点でスポーツ界においては、データサイエンスの利用価値が認識されておりますが、そうしたアスリートのための環境づくりを同社の開発が担うと考えております。また、同社は今後スポーツ界に関わる企業との協業を通じて一層の成長が期待でき、さらにはスポーツ界全体のレベルアップに貢献するものと評価しております。

KDDI株式会社 事業創造本部 副本部長 中馬 和彦 氏

ラグビー日本代表での採用から始まったONE TAP SPORTSは今やスポーツ業界全体に拡がり、国内アスリートにおけるコンディション管理のデファクトスタンダードになりつつあります。今後はプロだけでなくアマチュアまで、またコンディション管理だけでなく競技レベルの向上まで、日本のスポーツをアップデートする存在になることを期待し、全力で応援を続けてまいります。

◾️株式会社ユーフォリア 代表取締役/共同創業者 橋口 寛 宮田 誠 コメント

新たな株主5社の皆様からのご出資と、これまでの株主2社からの追加出資をいただき、改めてユーフォリアに寄せていただいている期待の大きさを感じ身の引き締まる思いです。
ONE TAP SPORTSは、多くのスポーツチームにご利用いただいていますが、まだまだこれからが進化の本番です。より深く広く、スポーツ界に貢献できるよう歩みを進めます。
また、これまで長年にわたり、ONE TAP SPORTSを通じてスポーツ界の多くの皆さんと共に積み上げてきたノウハウを活かして、企業のものづくり・マーケティング支援や、働く人のウェルビーイング領域などへ事業を広げ、テクノロジーを活用しスポーツの価値を社会に届けてまいります。

◾️株式会社ユーフォリア 会社概要
ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」をミッションに、スポーツの課題をテクノロジーで解決するスポーツテック企業です。スポーツ選手のコンディション管理、ケガ予防のためのSaaS型データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」(https://one-tap.jp/)を開発・提供しています。ONE TAP SPORTSは現在、ラグビー日本代表をはじめとする日本代表では26競技、プロチームを中心に国内外で71競技・1,700チーム以上に導入されています。より安全で楽しく、かつ効率的にスポーツを行う環境整備にデータ面から貢献してまいります。

本社  :東京都千代田区六番町5-5 飯田ビル2階
設立  :2008年8月18日
代表者 :代表取締役/共同創業者 橋口 寛・宮田 誠
事業内容:スポーツ領域におけるシステム開発・保守・コンサルティング、スポーツデータ活用による商品開発支援事業
URL   :https://eu-phoria.jp/

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