静岡ブルーレヴズ試合会場での、AEDによる観客救護の取り組み「RED SEAT」の実装について

公益財団法人日本AED財団のプレスリリース

AEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団はこの度、静岡県にて活動するJAPAN RUGBY LEAGUE ONE所属のラグビーチーム静岡ブルーレヴズと協力し、スポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す「RED SEAT(レッド・シート)」を2022年5月8日(日)の試合において、実装することとなりましたのでお知らせします。
今回、静岡ブルーレヴズの公式ボランティアである「Revs Crew(レヴズクルー)」の一員が、救命ボランティアとなり、「RED SEAT」を運用します。同リーグでチームが直接運営するボランティア組織による「RED SEAT」の運用は初の取り組みとなります。

「RED SEAT」とは
スタジアムでAEDを必要とする方に1秒でも早くAEDを届けることでスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す取り組みです。心臓突然死は年間約79,000件発生しています。いつ、どこで、誰に起きてもおかしくない病気で、スポーツ観戦中に興奮して心臓発作を起こす人もいます。心停止が起きた際、その救命率は1分経つ毎に10%低下しますが、スタジアムのような広い場所でAEDを現場に即座に届けることは容易ではありません。そのようなスポーツ観戦中の心停止による死亡者をなくすため「RED SEAT」システムが考案されました。

「Revs Crew」とは
静岡ブルーレヴズが運営する公式ボランティアです。静岡ブルーレヴズのホストゲームにおいて、ご来場いただく方に従来の試合会場の雰囲気以上に、親しみやすく、前向きで明るいパワーを提供することで、チームのミッションである「革新と情熱で、心躍る最高の感動をつくりだす」原動力になるだけでなく、参加するボランティア自身が楽しめるような活動を行っております。今回、Revs Crewの一員が救命ボランティアとなり、RED SEATの運用を実施します。

当日、開場から試合終了後観客が退場するまでの間、スタンド内に配置された『RED SEATER』が観客を見守り、万が一観客が倒れた場合は、いち早くAEDをもって駆けつけ対応します。場内では「RED SEAT」について電光掲示による周知を行い、さらにAED設置場所の視認性を高める表示により、スタッフやラグビーファンの救命に対する意識の啓発を図ります。これからも、ボランティア活動と観客救護を結び付けることによって、より安全なスタジアムづくり、地域に根付いたチームを実現していきます。

実施の概要は下記にてご確認ください。

< RED SEAT実施概要 >
スタジアム内に8席のRED SEATを設置し、8名のRED SEATERで実装運用を行う
開催日:5月8日(日)14:30キックオフ ラグビーリーグワン第16節
静岡ブルーレヴズvs東芝ブレイブルーパス東京
時間:10:00~17:00(予定)
場所:静岡県磐田市新貝2500 ヤマハスタジアム
参加:(公財)日本AED財団、静岡ブルーレヴズ
目的:観客席の安全対策、スタジアムスタッフやラグビーファンの救命に対する意識啓発

以上

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