「種牡馬辞典」「血統金満王国」などのロングラン・シリーズでおなじみ、血統の語り部・田端到が放つ、二段組みフルボリュームの最新刊!

株式会社秀和システムのプレスリリース

田端ならではのひねりの利いた角度から撃つ馬券術—―「ためすぎ?脚余し?禁断の騎手ランキング」「騎手を選ぶ血統」「奇数か、偶数かの馬券術」「馬体重の馬券術」「ルメールの上手さをラップで読む」。
そして名馬の物語と名勝負数え歌――「ライスシャワー、仇役の美学と血の宿命」「追悼・岡田繁幸 マイネル・コスモ軍団の壮絶な戦い――2004年ダービー」「オルフェーヴル、最後のメッセージ――2013年有馬記念」「マイシンザンと高倉健」「有馬記念の約束 グラスワンダーとスペシャルウィークのハナ差がぼくらの運命を変えた」「サニーブライアンと白い雲のように」。
これに「王様の妄想ファンタジー」「馬・騎手・家族の物語」を加え、タバタ・ワールドがいま全開!

株式会社秀和システムは2022年5月17日、書籍『王様・田端到の賭ける競馬・読む競馬』を発売します。

■書籍概要
書名  王様・田端到の賭ける競馬・読む競馬
著者名 田端到
定価  1980円(税込)
発売日 2022年5月17日
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4798067598
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/17106450/

●著者よりのメッセージ
本書の内容をどんなふうに説明したらいいのか。著者本人もよくわかりません。

1章には、ライスシャワー、オルフェーヴル、ミホシンザン、グラスワンダーとスペシャルウィークなど、なつかしの名馬や名勝負をめぐる物語を収録しました。
ノンフィクションもあれば、小説ふうフィクション形式のものもあります。
競馬歴40年を超えるライターが、当時の記憶を呼び起こしながら昭和や平成の名馬を綴ると、こんなふうに郷愁まみれの文章になってしまうのかと、読み返して愕然とする部分もありますが、それは仕方がない。
競馬を語ることは自分を語ることであり、書き手の思い入れが投影されない競馬の物語なんて面白くもなんともないのだ、と言い訳しながら昔話を綴っています。

2章には、最近のデータを駆使した「マニアックな馬券術」の数々を収録しました。
ラップタイムから騎手のうまさを判断する方法や、脚を余してしまう騎手を独自のデータで読み解いた馬券術などが入っています。馬体重に注目しながら、血統による道悪の巧拙を調査した回もあります。

3章には「おもしろ妄想エッセイ」のようなものを収録しました。
自分で「おもしろ」を名乗るのも図々しいですが、雑誌掲載時、編集長に称賛されたゴールドシップの春の天皇賞の実況や、思わぬところから反響が届いた「飛べないテントウムシ」の話などは個人的にお気に入りです。

4章には、最近の名馬を題材にした「馬と家族をめぐる物語」を収録しました。
読み返してみると、主役のはずのコントレイルやラッキーライラックの出番が少なすぎるのではないかという反省もありますが、この時期の名馬を書こうとすると、どうしても自分のまわりの家族が出てきてしまう。
これは著者自身の事情によるもので、これもまた、競馬を語れば自分が投影されてしまうゆえの必然なのだろうと、あきらめるしかありません。

そんな本書はきわめて個人的な視点により、描かれた競馬のお話の数々です。雑誌連載時に「田端到の妄想ファンタジー」という副題が付いていましたが、読者の頭の中に、人それぞれのファンタジーが思い浮かぶキッカケになるのだとしたら、大きな喜びです。

●目次
第1章 競馬は、だから凄い――記憶の片隅に残っていた名馬・名勝負
ライスシャワー、仇役の美学と血の宿命
追悼・岡田繁幸 マイネル・コスモ軍団の壮絶な戦い――2004年ダービー
オルフェーヴル、最後のメッセージ――2013年有馬記念
マイシンザンと高倉健
有馬記念の約束 グラスワンダーとスペシャルウィークのハナ差がぼくらの運命を変えた
サニーブライアンと白い雲のように

第2章 競馬は、だから勝負したい――血統と騎手の馬券術
ためすぎ?脚余し?禁断の騎手ランキング
騎手を選ぶ血統 鮫島克駿と藤田菜七子の場合
「奇数か、偶数か」の馬券術
「馬体重」の馬券術
ルメールの上手さをラップで読む

第3章 競馬は、だから楽しい――王様の妄想ファンタジー
2015年、ゴールドシップとキズナの天皇賞・春を実況してみた
キタサンブラック大団円、2017年有馬記念を実況してみた
あの馬と私は胎盤プラセンタでつながっていた
スクリーンヒーローの守り神
白毛のブチコと飛べないテントウムシ

第4章 競馬は、だから深い――馬、騎手、そして家族の物語
コントレイルの航路が描くひこうき雲と五十嵐亮太の飛ばしたロケット
郷愁に浸るより、新しいグランアレグリアに身を委ねよう
ラッキーライラックと「愛をこめて花束を」
1999年のエルコンドルパサーと蛯名正義引退へのエール
お葬式とアフリカンゴールド

●著者プロフィール
1962年、新潟県生まれ。早稲田大学中退後、週刊誌記者を経てフリーライターに。『田端到・加藤栄の種牡馬事典』『金満血統王国』シリーズなど、競馬と野球の著書50冊以上。オリンピックとヤクルト・スワローズのマニアとしても知られる。競馬ファンの間では「王様」の愛称で知られる。月刊誌「競馬の天才!」で「馬は眠るがキャラバンは進む」、日刊スポーツに「血統徒然草」(GⅠ週の水曜)連載中。

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