NECグリーンロケッツ東葛ホストゲーム試合会場での「RED SEAT」の実装について

公益財団法人日本AED財団のプレスリリース

AEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団はこの度、東葛エリアをホストタウンとして活動するJAPAN RUGBY LEAGUE ONE所属のラグビーチームNECグリーンロケッツ東葛と協力し、スポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す「RED SEAT(レッド・シート)」を2022年4月24日(日)の試合において、実装することとなりましたのでお知らせします。
また、試合当日には柏市にて導入しているスマートフォンアプリを活用したAED運搬システム事業「AED GO」の啓発も行い、救命ボランティアの募集を行います。ラグビーファンによる救命ボランティアの運用は日本初の取り組みです。

「RED SEAT」とは
スタジアムでAEDを必要とする方に1秒でも早くAEDを届けることでスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す取り組みです。心臓突然死は年間約79,000件起こっています。いつ、どこで、誰に起こってもおかしくない病気で、スポーツ観戦中に興奮して心臓発作を起こす人もいます。心停止が起こった時、その救命率は1分経つ毎に10%低下しますが、スタジアムのような広い場所でAEDを現場に即座に届けることは簡単ではありません。そのようなスポーツ観戦中の心停止による死亡者をなくすために「RED SEAT」の取り組みが考案されました。

 

「AED GO」(AED運搬システム事業)とは
スマートフォンアプリを用いて、119番通報を受けた司令員が心停止を疑った際に、あらかじめ登録されたボランティアへ心停止の場所と最寄りのAEDの情報を伝達するシステムです。
通報を受けた消防指令では、現場近くの救命ボランティア等にアプリ経由で現場の位置情報およびAEDの設置場所情報を知らせ、ボランティアが救急車より早く現場に到着し救命処置を行うことを目的としており、現在千葉県柏市にて実装されています。

 

今回、NECグリーンロケッツ東葛のファンの有志(GREEN ROCKETS CREW)が、救命ボランティアとなり、「RED SEAT」を運用します。ファンがRED SEATの救命ボランティアとなり「RED SEAT」を運用するのは日本初の試みとなります。当日「RED SEAT」については電光掲示やポスターによる周知を行います。さらに、AEDや救命体験のテントを設営し、ラグビーファンの救命に対する意識の啓発を図ると同時に、柏市にて導入しているスマートフォンアプリを活用したAED運搬システム事業「AED GO」の救命ボランティアの募集も行います。ラグビーファミリーだから救命について知ることができる。そして、ラグビーファミリーの一員として、スタジアムで、柏の街で人を助けることができる。そのような社会の実現を目指していきます。
 

 

  

実施の概要は下記にてご確認ください。

< RED SEAT実施概要 >

スタジアム内に6席のRED SEATを設置し、6名~8名のRED SEATERで実装運用を行う

開催日:4月24日(日)14:30キックオフ ラグビーリーグワン第14節

NECグリーンロケッツ東葛vsNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安

時間:12:30~17:00(予定)

場所:千葉県柏市柏の葉4−1 柏の葉公園総合競技場

参加:(公財)日本AED財団、NECグリーンロケッツ東葛、NPO法人ちば救命・AED普及研究会

目的:観客席の安全対策、スタジアムスタッフやラグビーファンの救命に対する意識啓発

 

<AED GO普及のための救命ボランティア募集実施概要>

開催日:4月24日(日)14:30キックオフ ラグビーリーグワン第14節

NECグリーンロケッツ東葛vsNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安

時間:10:30から14:30(試合開始)まで

場所:柏の葉公園総合競技場周辺テント

参加:(公財)日本AED財団、NECグリーンロケッツ東葛、柏消防、

京都大学、NPO法人ちば救命・AED普及研究会

目的:観客に対するAED、救命についての啓発、「AED GO」の救命ボランティアの募集

 
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。