馬専門の油彩画家「長瀬智之」JRA競馬博物館で4ヶ月間に亘り「大型ライブペイント」に挑戦。

蹄跡のプレスリリース

このライブペイントは期間中、英国の王室騎兵隊 “The Household Cavalry” をテーマにした大作の制作に挑戦するもの。JRA東京競馬場内 JRA競馬博物館において、公益財団法人馬事文化財団の主催で行われる特別展『長瀬智之展 肖像画に生きる永遠の名馬たち』に合わせて行われる。

今回のライブペイントは、公益財団法人馬事文化財団の主催で行われる特別展
『長瀬智之展 肖像画に生きる永遠の名馬たち』に合わせて行われるもので、同展は、長瀬智之がこれまでに描いてきた名馬たちの肖像画をはじめ、五冠馬であるシンザン、シンボリルドルフ、ディープインパクトを一枚に描いた最新作「Five crown horses」を含む、絵画作品約70点をご紹介する初の大規模個展。ライブペイントはこの展示に合わせ、4ヶ月に亘り実施されます。

   
「ライブペイント」
馬専門の画家がJRA競馬博物館で「ライブペイント」を行うのは初めての試み。
また、今回は4ヶ月という長期に亘る期間に加え、作画風景を公開するという極めてめずらしいケースになります。
期間中は長瀬智之が実際に作品を描く姿をライブで見ていただけます。
期間 4月23日(土)~8月28日(日)
場所はJRA競馬博物館内の馬の学び舎・ミュージアムホールで、開館時間内は原則として行われます。
*都合によりご覧頂けない場合がございます
縦1.8m横5.5m”の大きなキャンバスから“騎兵隊”が現れる様子を間近でご覧頂けます。
 

 

「英国王室騎兵隊」への想い

今回の大作となる長瀬のテーマは“The Household Cavalry”。英国王室騎兵隊です。英国王室騎兵隊は、毎年6月に行われるエリザベス女王の誕生日パレード(トゥルーピングザカラー)でも広く一般に公開されている騎馬隊。

このチャレンジは、長瀬智之自身の強い想いに裏付けられていますが、その背景は2008年に遡ります。それは、同年渡英した際に遭遇したダークホース(黒馬)たちの存在にあります。ロンドンのホース・ガーズ・パレードで目にした英国王室騎兵隊のダークホースの気高く悠然たる姿、その中に宿る穏やかな眼差しや鼓動、多頭から奏でられる蹄音、馬具や装飾金具の擦れ合う音などのディテールの1つ1つ、そして荘厳な隊列から伝わる馬と人間の厚い信頼関係まで、長瀬智之自身が記憶している鮮明なシーンの数々があります。
これらを描くという事は、十数年の時間を掛けて構想された馬画家/長瀬智之自身の集大成とも言えるチャレンジで『この作品が完成した暁には、モデルとなる騎馬隊の本拠地「Hyde Park Barracks」に寄贈をしたい』という強い思いを持って臨みます。
Hyde Park Barracksとは、ロンドンの州および王室の行事で馬に乗って騎兵の儀式の任務を遂行する、王室騎兵連隊の基地。

                   The Household Cavalry

【展示会概要】
展覧会:特別展『長瀬智之展 肖像画に生きる永遠の名馬たち』
会  期:2022年4月23日(土)~8月28日(日)
会  場:JRA競馬博物館 1階ギャラリー、馬の学び舎・ミュージアムホール
〒183-8550 東京都府中市日吉町1-1 JRA東京競馬場内
開館時間10時~17時 中央競馬開催日
10時~16時 その他の日(東門のみ開放)
休 館 日:月・火曜日(祝日は開館し、直後の平日を休館)
※6月29日(水)~7月8日(金)は館内整備のため休館
入 館 料:無料(ただし東京競馬開催日は、競馬場への入場券が必要)
主  催:公益財団法人 馬事文化財団
協  力: 厩UMAYA、蹄跡

お問合せ: 公益財団法人 馬事文化財団 競馬博物館部(電話:042-314-5800)

※東京競馬開催日〔4月23日(土)から6月26日(日)までの土曜・日曜〕のご来館には、東京競馬場指定席または
 入場券の事前予約が必要となる可能性があります。

 

【長瀬智之/Tomoyuki Nagase プロフィール】

1961年福岡県生まれ。
1979年に同志社大学へ入学、同大ラグビー部で史上初大学選手権3連覇達成の一員として活躍。卒業後イラストレーターを経て、1998年画家へと転身。競走馬をモチーフに作品を手がけ、2000年より北海道での長期滞在を恒例化し、牧場にて馬と共に生活。サンデーサイレンスを始め数多くの名馬と出会い作品を生み出す。

 2008年にはアイルランドと英国を訪問、世界最高峰と称される名馬サドラーズウェルズと邂逅、長年の夢を果たす。英国では絵画や騎馬隊などの馬事文化に触れ、芸術的視野を広める。さらに馬の絵画で世界的に評価を得ている王室画家、スーザン・クロフォード氏に師事。2009年には米ロサンゼルスへ馬の画家として国際的に知られている巨匠フレッド・ストーン氏を訪ね師事。2012年には英国オリンピア・ホースショーに日本人で初めて出展し海外での作品発表を果たす(2019年に2度目の出展)2014年、JRA60周年記念「サラブレッドの美しさ」絵画コンテスト金賞(最高賞)受賞。2017年、日本初の馬専門ギャラリー厩UMAYAをオープン(現在は移転に伴い休廊中)2019年、英国ジョッキークラブ・ルームズとマニングス美術館を表敬訪問。
 2019年、JRA競馬博物館「競馬の殿堂」へ顕彰馬ロードカナロアの肖像画を納め、続いて2021年に顕彰馬キタサンブラックの肖像画を納める。

「ライブペイント」へ寄せて   長瀬智之
今でこそ、世界の競馬場で日本馬が目まぐるしい活躍をしていますが、この道のり同様に馬の絵画においては偉大な人達を引き継ぎ開拓する為に、私自身四半世紀を費やす道のりでした。
 今回は関係各位のご協力により、このような大きなスケールで「英国騎兵隊」の作品を描くこと、また、その姿を多くの方にライブで見て頂ける機会を頂けた事を大変嬉しく思います。
 私自身の夢でもありますが、日本の地で描いたこの作品がもし海を渡り、彼ら騎馬隊の聖地に納められることができればこの上ない喜びです。
 また、このような活動が日本と英国の馬の文化の懸け橋となり、日本における馬の文化芸術の発展に寄与すること、そして新しく絵を描く方への端緒を開く一助になることが出来れば、大変光栄に思います。

【主な作品】

《The greatest of the sire lines》2019年 油彩・キャンバス 89.5×218.7㎝ ©Tomoyuki Nagase

Sadler’s Wells(中央)、Galileo(左)、Frankel(右)の三代にわたる偉大な血脈を表現した作品。Frankelには対面を果たせていないため、その姿は未完成となっている。

《Secretariat》2019年 油彩・キャンバス 60.6cm×72.7㎝ ©Tomoyuki Nagase
米国の偉大な三冠馬セクレタリアト。その逸話は『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド』でディズニーによって映画化されている。ベルモントSでの、31馬身差や2’24‘’0など有名な逸話を残しているセクレタリアトへのリスペクトが非常に強く現れている作品。
 

Clydesdale》2009年 油彩・キャンバス 60.6cm×91.0㎝ ©Tomoyuki Nagase
作家は、2009年の訪米時に馬車を曳くクライズデールに遭遇。馬車特有の重厚な革製に細やかな装飾が特徴の馬具のディティールや、誇張された首差しなど、作家が重種馬を偏愛する様子が良く現れている。

【協賛】

 

                  〔協力〕ライブペイント木枠 

【本リリースのお問合せ先】
長瀬智之特別展ライブペイント実行委員会事務局 (蹄跡:長瀬智之マネジメントオフィス)
東京都荒川区東日暮里2-9-5KARASAWAビル1F 株式会社グランドフリート内
メール:livepaint2022@gmail.com
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。