一般社団法人FCREYSのプレスリリース
FIFAフットサルワールドカップでレジェンド三浦知良選手と共に日本代表を率いた森岡薫選手。Ｆリーグでは最優秀選手賞４回、得点王４回に輝くなど今も現役でプレーし、フットサル界のキングと呼ばれています。その森岡選手が総監督を務めるサッカーアカデミー「ＦＣＲＥＹＳ９９」を創立しました。その第１校目が４月に大阪・鶴見区に開校します。
サッカーアカデミー「FC REYS 99」の目的は、フットサルやサッカーを通じた子どもたちの育成と、引退したプロ選手のセカンドキャリアの受け皿になることです。
フットサルは最近、日本でも注目が集まっています。フットサルの戦術はサッカーの５年先を進んでいると言われ、強豪ブラジルでは小さい頃にフットサルをプレーしていた選手がサッカーＷ杯に出るケースも多いことが証明されてきたからです。
フットサルはサッカーの6倍ボールにふれ、狭いスペースでのプレーで素早い判断が習得でき、あまり跳ねないボールを使うため、止める・蹴る・運ぶがしっかり身につくなどの特徴があります。
サッカー日本代表を率いる森保監督もフットサルについて会見で「小さい頃からもっとやってほしい」と言及しています。「狭いスペースのなかで判断力と予測力が培われ、技術力も必要になる。それをフルコートで具現化できたら世界で勝っていける。フットサルにはサッカーに必要なものが詰まっている」と語っています。
森岡選手は「大阪を拠点にこのアカデミーを全国へ広めていく。そして、このアカデミーが引退後の選手の受け皿にもなれば、安心して多くの人がフットサルで夢を目指せるようになる。自分はフットサルに育てられたから恩返しがしたい」と「FC REYS 99」への思いを話しています。
【指導の特徴】
森岡選手がスペイン１部リーグに所属していた頃の繋がりから、UEFA公認A級フットサルライセンスを持つスペイン人コーチが子どもたちへの指導を行います。森岡選手自身も試合の合間に月に１度はアカデミーを訪れ、世界レベルの考え方を子どもたちに直接指導していきます。
日本と海外の指導の違いについて森岡選手は「例えば日本ではリフティングを200回できないと試合に出してもらえないなど、オールマイティーな能力を求められるケースが多いが、海外は子どもたちの個性をコーチが観察し、得意を集中的に伸ばす指導。得意を武器にするから、チーム内での自分の役割もしっかり理解できる」と話しています。
一方、強いだけではなく人間性を磨くことも重視しています。森岡選手は「礼儀や上下関係なども指導していく。浮世離れが原因で、引退後に落ちぶれる選手を多く見てきた。常に相手へのリスペクトがあれば引退後も迷子にならずに済む」と考えているからです。
【創立地に大阪を選んだ理由】
森岡選手はペルーの首都リマで生まれ育ち、少年時代はストリートサッカーに明け暮れました。「ペルーでは、これでダメなら次はない。だから死ぬ気でやるしかない状況だった」と本人が話す通り、そこで身につけたボールに対する執着心や負けん気の強さが、今もキングとして君臨する森岡選手の土台になっています。「息子のチームが東京から大阪へ遠征すると、決まってボコられて帰ってくる。サッカーが上手い選手はいくらでもいるが、それだけではプロの世界は厳しい。ルーズボールへ向かっていく気持ち、執念めいたものが大阪の子どもたちにある」（森岡）。自身がストリートで磨き上げたハングリーさと同じものを、大阪の子どもたちのプレーから感じ取ったことから、アカデミー創立地として大阪を選ぶことになりました。
【一般社団法人FC REYS】URL：https://fcreys.jp
