元オールブラックス ダン・カーター氏が基金立ち上げ【プレスリリース】

公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース

DC10基金を立ち上げた、元オールブラックスのダン・カーター氏。© UNICEF Aotearoa New ZealandDC10基金を立ち上げた、元オールブラックスのダン・カーター氏。© UNICEF Aotearoa New Zealand

【2022年3月24日 オークランド(ニュージーランド) 発】

背番号10を背負い、多くの実績を残した元ラグビー・ニュージーランド代表のダン・カーター氏が、本日「DC10基金」の設立を発表しました。これはニュージーランドや太平洋島嶼国で暮らす子どもたちがより豊かな生活を送ることができるよう、ニュージーランド・ユニセフ協会(UNICEF Aotearoa New Zealand)と協力して立ち上げた募金プラットフォームです。

DC10基金のビジョンは、ユニセフ(国連児童基金)の主要な取り組みへの資金支援や啓発活動を行うことで、厳しい状況にある子どもたちを支援し、彼らが夢を実現できるよう後押しすることです。

過去6年間にわたって、ユニセフと共に世界中の子どもたちが直面する問題への意識を高め、有意義なパートナーシップを築き上げてきたカーター氏は、2021年、ニュージーランド・ユニセフ協会の大使に任命されました。カーター氏はユニセフとの活動の中で、子どもたちが教育や安全な環境、未来への希望を手に入れることがいかに重要であるかを肌で感じてきました。プロのラグビー選手を引退した後、カーター氏は自身のプラットフォームを有効活用することを決意しました。DC10基金は、世界中の子どもたちの権利を守り、ユニセフの重要な活動の認知度を高めるための、カーター氏の献身的な活動を後押しするものです。
 

オークランドにあるニュージーランド最大のスタジアム、イーデンパークで子どもたちと並ぶカーター氏。DC10基金を立ち上げた、元オールブラックスのダン・カーター氏。© UNICEF Aotearoa New Zealandオークランドにあるニュージーランド最大のスタジアム、イーデンパークで子どもたちと並ぶカーター氏。DC10基金を立ち上げた、元オールブラックスのダン・カーター氏。© UNICEF Aotearoa New Zealand

カーター氏は「子どもや若者が直面している課題に光を当て、ユニセフの非常に重要な活動を加速する支援ができる立場にあることに感謝します」と述べました。「すべての子どもは、人生において公平な機会を得る権利があります。成長し、自分の可能性を発揮する機会を与えられるべきなのです。私は自分の夢を実現する機会に恵まれました。スポーツにおける成功を、私が大切に思っているものに生かすことができると思うと、わくわくします」

DC10基金の設立にあたり、カーター氏は2022年4月7日から8日にかけて、オークランドにあるニュージーランド最大のスタジアムであるイーデンパークに戻り、世界初の24時間キッカソンに挑みます。本イベントでは、カーター氏が24時間連続でゴールキックを行い、オールブラックスとして獲得したテストポイントの総数である1,598本のキックを成功させることを目指します。

キッカソンのイベントでは、企業スポンサーや一般の寄付を通じ、DC10基金のための初期資金を募る予定です。また、オンラインなどでの寄付を通じて、カーター氏の野心的なキッカソンの目標と挑戦を支援することも可能です。
 

イーデンパークで子どもたちの前でキックを披露するカーター氏。© UNICEF Aotearoa New Zealandイーデンパークで子どもたちの前でキックを披露するカーター氏。© UNICEF Aotearoa New Zealand

太平洋島嶼国では、衛生環境に関連する病気が5歳未満児の主な死因の一つとなっています。キッカソンで集まった資金はDC10基金に提供され、太平洋島嶼国におけるユニセフの水と衛生プログラムに直接役立てられます。このパートナーシップにより、ユニセフは、キリバス、ソロモン諸島、バヌアツで暮らす13万4,000人の子どもに水と衛生の支援を行う予定です。

それに加え、ニュージーランド・ユニセフ協会の同国内での活動を強化するために、所定の資金が割り当てられます。DC10基金は、ニュージーランドの子どもたちが、自分たちの権利について学び、アドボカシー活動に参加し、自分たちにとって重要な問題に関して発言できるよう支えるための教育資源、ツール、イニシアチブの実現に対して支援を行う予定です。

ニュージーランド・ユニセフ協会CEOのミッシェル・シャープは「ダン・カーター氏は、多くの人にとってのロールモデルであり、子どもや若者のことを深く考えています。多くの子どもや若者が直面する課題を明らかにし、子どもたちやそのコミュニティ、彼らの成長する権利を支援するユニセフの重要な役割を拡大させるために、カーター氏が継続的に支援してくださることに大変感謝しています」と述べました。

過酷なトレーニングプログラムを経て、カーター氏はフィールドに立ちます。4月7日(木)午後7時(ニュージーランド標準時)に、キッカソンが開始されます。友人たちやユニセフのグローバルサポーターとともに、夜から翌日にかけてキックを続け、24時間後の4月8日(金)午後7時(ニュージーランド標準時)に終了のホイッスルが吹かれます。

ニュージーランドおよび世界中のサポーターは、専用のライブストリームを視聴し、キッカソンのウェブサイトを通じてDC10基金への寄付を行うことで、支援を表明できます。

* * *

■ DC10基金について
DC10基金は、ニュージーランド・ユニセフ協会大使であるダン・カーター氏が、同協会とのパートナーシップにより設立した募金専用のプラットフォームです。この基金は、ニュージーランドと太平洋島嶼国の子どもたちの生活を豊かにし、彼らが夢を実現できるよう、ユニセフの主要な活動への資金提供、支援、アドボカシー活動を行うことに重点を置いています。DC10基金は、世界中の子どもたちの権利を守り、ユニセフの重要な活動の認知度を高めるための、カーター氏の献身的な活動を後押しするものです。詳しくは unicef.org.nz/DC10-fund をご覧になるか、 @dancarter_ @DC10Fund #DC10Fund を検索ください。

■ キッカソンについて
キッカソンは、DC10基金の最初の募金イニシアチブであり、世界初のイベントです。2022年4月7日午後7時(ニュージーランド標準時)より、ダン・カーター氏はオークランドのイーデンパークにて24時間連続でゴールキックを行い、オールブラックスとして獲得したテストポイントの総数である1,598本のキックを成功させることを目指します。キッカソンで集まった資金はDC10基金に提供され、太平洋島嶼国におけるユニセフの水と衛生プログラムに直接役立てられます。また、ニュージーランドで暮らす子どもたちのためのユニセフの活動を強化するために、所定の資金が割り当てられます。詳しくは dancarter.com/kickathon をご覧になるか、 # TheKickathon を検索ください。

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
ニュージーランド・ユニセフ協会も、こうした国内委員会のひとつです。

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