“四国一周サイクリングのはじまり”を象徴するモニュメント、愛媛県庁に完成

愛媛県サイクリングプロジェクト事務局のプレスリリース

四国一周サイクリングは、サイクリング大国である台湾との“自転車新文化”交流をきっかけに、台湾を一周する旅「環島(ホァンダオ)」の文化にならって2017年3月に四国一周サイクリングルートを完成、同年11月には「CHALLENGE1,000kmプロジェクト」を開始。これまでに約3,500名がエントリー、約1,300名が四国一周を完走してきました。
台湾との交流や四国4県での連携を推進し「サイクリングアイランド四国」の実現を目指して、先進的な取り組みを行ってきた愛媛県を“四国一周サイクリング誕生の地”として、愛媛県庁(愛媛県松山市)に「四国一周0km(ゼロキロ)モニュメント」を設置しました。

四国一周サイクリングのはじまりを示す「四国一周0kmモニュメント」四国一周サイクリングのはじまりを示す「四国一周0kmモニュメント」

「0km(ゼロキロ)」に込められた想い
スタートでは四国一周という壮大なチャレンジを前に、モニュメントの中心でさまざまな “願い”を込めて出発。数日かけて貴重な体験を経験した後、完走を迎え再びモニュメントの中心で達成の報告とともに、改めてスタート時の願いに向き合い、チャレンジを通じて得られた“想い”を残していく場所となります。
モニュメントのデザインは、四国一周オリジナルサイクルジャージと同じ「渦」がモチーフ。四国一周している間はサイクルジャージの渦がモニュメントの分身として、チャレンジを支えます。

「四国一周0kmモニュメント」お披露目セレモニー
モニュメントは(一財)自転車新文化基金會(会長:羅祥安(トニー・ロー)氏)の協力を得て制作され、2022年3月12日(土)、愛媛県庁本館前でモニュメントのお披露目セレモニーを行いました。中村時広(なかむら・ときひろ)愛媛県知事は「さまざまな取り組みを行ってきた四国一周サイクリング事業はまだまだ伸びしろが大いにあると感じている。これからチャレンジするサイクリストの方には素晴らしい道のりを体感してほしい」と四国一周サイクリングの更なる発展への想いを述べました。
また、セレモニーに出席した(一財)自転車新文化基金會の中村晃(なかむら・あきら)理事は「台湾一周の起点は台北市の松山で、四国一周も同じ名前の松山であることを嬉しく思っている。台湾一周、四国一周ともに盛り上げていきたい」と台湾との自転車交流への想いを語り、台湾とも深い縁がある四国一周サイクリングPR大使の一青妙(ひとと・たえ)さんは「台湾のサイクリストにとってスタートとゴール地点のモニュメントは励みになる存在で、四国一周0kmモニュメントもチャレンジするサイクリストにとって励みになると思う。これから0kmモニュメントをスタート地点として四国一周と台湾一周のダブル達成する人がもっと増えていくことを願っている」とサイクリストにとってのモニュメントの役割や想いをお話しいただきました。
セレモニーの後にはモニュメントのお披露目を見届けたサイクリストたちによるファンライドを行い、参加者たちの交流を楽しみました。

中村時広(なかむら・ときひろ)愛媛県知事中村時広(なかむら・ときひろ)愛媛県知事

(一財)自転車新文化基金會 中村晃(なかむら・あきら)理事(一財)自転車新文化基金會 中村晃(なかむら・あきら)理事

四国一周サイクリングPR大使 一青妙(ひとと・たえ)さん※画面右四国一周サイクリングPR大使 一青妙(ひとと・たえ)さん※画面右

「四国一周0kmモニュメント」お披露目セレモニー「四国一周0kmモニュメント」お披露目セレモニー

「四国一周0kmモニュメント」から出発「四国一周0kmモニュメント」から出発

セレモニー参加者によるファンライドセレモニー参加者によるファンライド

「四国一周×台湾一周」自転車新文化交流の歴史
2011年11月、中村時広(なかむら・ときひろ)愛媛県知事は、「瀬戸内しまなみ海道」でのサイクリング文化の振興を図るため、サイクリング大国である台湾の台中市を訪問。中村知事は現地で、世界最大の自転車メーカー「ジャイアント・マニュファクチャリング」の会長であり、台湾の自転車文化の発展の立役者でもある劉金標(キング・リュー)氏と交流。その後、中村知事は台湾の日月潭(にちげつたん)を、劉会長はしまなみ海道をそれぞれサイクリングで走破し、互いのサイクリングコースの魅力を大いに称え合いました。
この交流をきっかけに2014年10月、「瀬戸内しまなみ海道サイクリングコース」と台湾の「日月潭サイクリングコース」は姉妹自転車道の協定を結ぶことになり、自転車新文化はさらに拡大。
2017年3月、台湾全土を一周する旅「環島(ホァンダオ)」の文化にならって「四国一周サイクリングルート」が誕生。同年7月には、台湾から来日された(一財)自転車新文化基金會会長の羅祥安(トニー・ロー)氏が四国を実走し、中村知事と今後の自転車新文化のビジョンを共有しました。
現在も四国一周と台湾一周の両方を達成したサイクリストに「四国・台湾ダブル一周達成ジャージ」を進呈するなど自転車を通じた交流が活発に行われています。

台湾から来日した「四国一周サイクリング訪問団」による四国一周サイクリングツアー開催(2019年10月)台湾から来日した「四国一周サイクリング訪問団」による四国一周サイクリングツアー開催(2019年10月)

「捷安特(ジャイアント)日本騎士團」の一員として台湾一周サイクリングイベント「FORMOSA900」に参加(2019年11月)「捷安特(ジャイアント)日本騎士團」の一員として台湾一周サイクリングイベント「FORMOSA900」に参加(2019年11月)

四国・台湾ダブル一周達成ジャージ四国・台湾ダブル一周達成ジャージ

●四国一周サイクリング公式ホームページ→https://cycling-island-shikoku.com/
●CHALLENGE 1,000kmプロジェクト→https://cycling-island-shikoku.com/challenge_1000.html

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