東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開幕!みんなでいっしょに、LGBTQ+アスリートを応援しよう!

NPO法人グッド・エイジング・エールズのプレスリリース

 

 

任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアム(事務局:NPO法人グッド・エイジング・エールズ)は、日本のLGBTQ+などの性的マイノリティ(以降、LGBTQ+)の抱える課題や理解の促進に向けて、スポーツの力を活用しています。

 

東京2020大会は、2015年のオリンピック憲章の改定をもとに「多様性と調和」をテーマのひとつとして掲げ、トランスジェンダーであることを公表するアスリートが初めて自身の自認する性別カテゴリーで出場することが確定している、オリンピック・パラリンピック史上、もっとも祝福されるべき大会のひとつです。同時に、LGBTQ+が排除されないインクルーシブなスポーツ文化の実現のために、とても重要な大会でもあると考えています。また、「プライドハウス東京」が協働するグローバル団体のひとつ、LGBTQ+とスポーツに関する情報を発信する『SBNATION OUTSPORTS』(https://www.outsports.com/) の独自調査によると、本大会に出場するLGBTQ+を公表しているアスリートは、過去最多の161名(※1)と見込まれています。ひとりひとりのアスリートによる自己ベストを応援するために、また、多様性に満ちた大会をより多くの方々に体験していただくために、「プライドハウス東京」では、みなさんといっしょに東京2020大会を楽しむための様々な企画を実施していきます。

※1)2021年7月20日時点の発表であり、人数は更新されています。最新の情報は https://www.outsports.com/ よりご確認ください。
 

  • ①『大会参加LGBTQ+アスリート一覧』を作成!

『SBNATION OUTSPORTS』の調査を参考に、東京2020大会に参加するLGBTQ+であることを公表するアスリートの一覧を作成しました。可能な範囲で、競技スケジュールやアスリートのSNSアカウントを加えています。ぜひ、みなさんといっしょに、LGBTQ+を公表しているアスリートを応援していきたいと思います。なお、一覧の情報については随時更新を予定していますが、一部情報が遅れているものもあるかもしれません。ご了承ください。

●東京2020オリンピック競技大会に出場するLGBTQ+を公表しているアスリート一覧
【URL】https://tinyurl.com/362f6888
 

  • ② 8名のアスリートによるLGBTQ+応援メッセージムービー2021「あらゆる人が、スポーツを楽しめる日本へ。」を公開!

東京2020大会開幕にあわせて、アスリートによるLGBTQ+応援メッセージムービー第3弾である「あらゆる人が、スポーツを楽しめる日本へ。」を公開しました。国内外のLGBTQ+アスリート、アライアスリートから、前向きで心温まる力強いメッセージをいただきました。なお、本メッセージムービーの作成にあたり、駐日英国大使館、駐日オランダ王国大使館、一般社団法人スポーツを止めるな、アメリカを拠点に活動するNGOアスリート・アライ(Athlete Ally)(※2)にも、ご協力をいただきました。ありがとうございました。

出演アスリート(五十音順):
菊池真琴さん(プロボクシング選手)、クリス・モジエさん(トライアスロン選手)、五郎丸歩さん(元プロラグビー選手)、トム・ボスワースさん(競歩選手/東京2020大会イングランド代表選手)、永里優季さん(プロサッカー選手)、廣瀬俊朗さん(元プロラグビー選手)、村上愛梨さん(プロラグビー選手)、横山久美さん(プロサッカー選手)

※2)アスリート・アライ(Athlete Ally)とは:
アメリカ国内有数の非営利団体として、スポーツとLGBTQ+の接点で活動している団体。スポーツ界のLGBTQ+の人々を孤立させ、排除し、危険に晒す構造的及び組織的な抑圧を終わらせるために活動している。スポーツ界、そしてスポーツを通して誰も排除されないLGBTQ+インクルーシブな社会を推進するためにアスリートの活動をサポートしている。
【URL】https://www.athleteally.org/ 

●アスリートによるLGBTQ+応援メッセージ・ムービー2021「あらゆる人が、スポーツを楽しめる日本へ。」
【URL】https://www.youtube.com/watch?v=W3v4Cre1GTg
 

  • ③『世界のLGBTQ+アスリートからのメッセージ(The World’s Out LGBTQ+ Athletes Messages)展』を、「プライドハウス東京レガシー」にて開催!

アメリカを拠点に活動するNGOアスリート・アライ(Athlete Ally)と協力し、東京2020大会の開催期間中である、2021年7月23日(金祝)~9月5日(日)の間、新宿御苑駅前近くにある「プライドハウス東京レガシー」にて国内外のLGBTQ+アスリートのメッセージとポートレートをレイアウトしたパネルを展示いたします(※3)。アメリカの女子サッカー代表のミーガン・ラピノー選手や、日本人でカミングアウトをしている現役アスリートの方々をはじめ、世界中のLGBTQ+アスリートから届いた、スポーツ界とLGBTQ+当事者の若者への前向きなメッセージとなります。各国の駐日・在日大使館からもサポートをいただいております。

【メッセージ展示アスリート(五十音順)】:
アナスタシア・バクシス選手(スピードスケート:カナダ)、アビゲイル・ダンキン選手(車椅子バスケットボール:アメリカ)、アミニ・フォヌア選手(水泳:トンガ)、イサドラ・セルーロ選手(ラグビー7人制:ブラジル)、菊池真琴選手(ボクシング:日本)、クイン選手(サッカー:カナダ)、下山田志帆選手(サッカー:日本)、ジャネリー・ファリアス選手(サッカー:メキシコ)、滝沢ななえ選手(バレーボール:日本)、ダニエル・コワルスキー選手(水泳:オーストラリア)、テラサ・ゴウ選手(パラ水泳:シンガポール)、タッド・フジカワ選手(ゴルフ:アメリカ)、マイケル・ガニング選手(水泳:イギリス・ジャマイカ)、ミーガン・ラピノー選手(サッカー:アメリカ)、村上愛梨選手(ラグビー:日本)、横山久美選手(サッカー:日本)、ロビン・ラブ選手(車椅子バスケットボール:イギリス)

※3)パネルは完成次第、順次「プライドハウス東京レガシー」にて展示予定です。また、現在もご協力いただけるLGBTQ+アスリートからのメッセージを受け付けています。
 

  • ④『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるLGBTQ+アスリートに関するメディアガイドライン(Covering LGBTQ Athletes at the Tokyo 2020 Olympics and Paralympics)』を、GLAAD及びAthlete Alllyと協働で発表!

グラード(GLAAD)(※4)、アスリート・アライ(Athlete Ally)、プライドハウス東京の3団体が協働して、『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるLGBTQ+アスリートに関するメディアガイドライン(Covering LGBTQ Athletes at the Tokyo 2020 Olympics and Paralympics)』を作成し、2021年7月19日(月)に報道関係者向けに発表しました。メディアは誤った情報の発信を通じて、差別・偏見を作り出してしまう可能性がある一方で、スポーツ界の新しい歴史や物語、好事例を生み出すことができる存在です。オリンピック・パラリンピックを通じてLGBTQ+アスリート、とりわけ、トランスジェンダーアスリートが誇りを持って大会に参加できるように、事実に基づいた正確な報道のあり方を示すガイドラインとなっています。なお、日本語版は翻訳及び加筆が完了し次第、発表予定です。

【メディアガイドラインに含まれているコンテンツリスト】
・東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会に出場するLGBTQ+アスリートの一部紹介
・トランスジェンダーのアスリートの報道に関するベスト・プラクティス
・オリンピックにおける、LGBTQ+アスリートの歴史
・日本のLGBTQ+に関する社会状況
・日本のLGBTQ+の活動団体と当事者アスリート
・メディアの誤情報、アメリカのアンチLGBTQ+の活動家

●『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるLGBTQ+アスリートに関するメディアガイドライン(Covering LGBTQ Athletes at the Tokyo 2020 Olympics and Paralympics)』
<英語版>
【URL】https://www.glaad.org/sites/default/files/GLAADOlympicsMediaGuide.pdf
<日本語版>
現在翻訳および加筆中です。プライドハウス東京のSNSにて後日発表予定です。

※4)グラード(GLAAD)とは:
LGBTQ+当事者が社会から排除されないように、物語の筋書を書き換える団体。ダイナミックなメディアの力を活用して、困難な課題に取り組み、物語を作り、文化的な変化を起こす対話を促す。これまでに達成してきたものを守り、誰もが自分の愛する人生を生きることができる世界を創る。
【URL】​https://www.glaad.org
 

  • ⑤東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の「プライドハウス東京レガシー」のオープン時間について

東京2020大会期間中も「プライドハウス東京レガシー」は通常通りオープンしています。「プライドハウス東京」のSNSにおいて、東京2020大会期間中に、みなさんとLGBTQ+アスリートを応援できる情報も随時発信していく予定です。是非ご覧ください。

※「プライドハウス東京」のSNS
Twitter(@PrideHouseTokyo):
【URL】https://twitter.com/PrideHouseTokyo/
Instagram(@PrideHouseTokyo):
【URL】https://www.instagram.com/PrideHouseTokyo/
Facebook:
【URL】https://www.facebook.com/PrideHouseTokyo/

●プライドハウス東京レガシー/PRIDE HOUSE TOKYO LEGACY
住所:東京都新宿区新宿1-2-9 JF新宿御苑ビル2階
開館時間:13時〜19時
開館日:月曜日、火曜日、金曜日、土曜日、日曜日
休館日:水曜日、木曜日
利用料:無料
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出口2から徒歩3分

※ご利用の際、新型コロナウイルス感染症対策のため、検温や、マスクの着用、アルコールによる手指消毒等、お願いしています。ご協力お願いいたします。混雑時には滞在時間と人数制限も行っています。
 

  • ⑥「トランスジェンダーを公表する選手の大会出場に関する特別ウェビナー」を開催しました!国際的なトランスジェンダー活動家であり、「オリンピックを変えた男」と呼ばれるクリス・モジエ氏にも緊急出演いただきました!!

2021年7月18日(日)、「プライドハウス東京」が主催、駐日オランダ王国大使館が共催し、「トランスジェンダーを公表する選手の大会出場に関する特別ウェビナー」を開催いたしました。なお、本ウェビナーは、2021年7月13日(火)に「プライドハウス東京」が発表した「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるトランスジェンダーアスリートの参加に対するプライドハウス東京の声明」に込めた思いや希望について、より深く知っていただく機会として実施したものとなります。(https://pridehouse.jp/news/1354/)。

プライドハウス東京理事の野口亜弥(アスリート発信チーム)からプライドハウス東京の声明文が読み上げられ、トランスジェンダー当事者でフェンシング元女子日本代表、日本オリンピック委員会(JOC)理事、プライドハウス東京理事である杉山文野(文化・祝祭・ボランティアチーム)より、トランスジェンダーを公表するアスリートの大会参加についてのコメントが発表されました。また、プライドハウス東京代表の松中権を含めてプライドハウス東京として声明文を発表した経緯や想いをご説明しました。

続いての駐日オランダ王国大使館のセッションでは、ペーター ファン・デル・フリート大使によるご挨拶のあと、オランダオリンピック委員会の、「性別・性自認が多様な個人についてのガイダンス2021」の作成に関わったトム(仮名)氏(トランスジェンダーの学生アスリート)から、トランスジェンダーアスリートがスポーツ界で直面する課題についてご自身の体験を踏まえてお話いただきました。

最後のセッションでは、緊急出演が決定した、国際的なトランスジェンダー活動家であり、「オリンピックを変えた男」と呼ばれるクリス・モジエ氏から、モジエ氏のパーソナルストーリーをお話しただき、トランスジェンダーの方、ノンバイナリーの方がスポーツの中で排除されことなく、自身の可能性が十分に発揮されるためにスポーツ界がどのように取り組んでいくべきか対話が行われました。
 

  • 「プライドハウス東京」コンソーシアム

「プライドハウス東京」には、現在、15の企業が協賛・参画、21の駐日各国大使館と駐日欧州連合代表部が後援。LGBTQ+やソーシャル関連の活動を行う34のNPOや個人とともに、「教育・多様性発信」「文化・歴史・アーカイブ」「ウェルネス・サポート」「アスリート発信」「祝祭・スポーツイベント・ボランティア」「居場所づくり」「仕組みづくり」「レガシー運営」という個別テーマを掲げた8つのチームにわかれ、協働プログラムを企画・実施しています。

■団体・個人(計:34   団体27/個人7)
◎NPO法人 akta(代表:岩橋 恒太)
◎一般社団法人 S.C.P. Japan (共同代表:野口 亜弥)
◎NPO法人 エティック
◎任意団体 LGBTQアライ・コミッティ@Accenture(代表:佐藤 守)
◎NPO法人 カラフルチェンジラボ(代表:三浦 暢久)
◎NPO法人 グッド・エイジング・エールズ(代表:松中 権)
◎NPO法人 グリーンバード(代表:福田 圭祐)
◎サウザンブックスPRIDE叢書(代表:古賀 一孝)
◎NPO法人 GEWEL(ジュエル)(代表理事:小嶋 美代子)
◎任意団体 手話フレンズ(代表:モンキー高野)
◎一般財団法人スポーツ&ライフ振興財団(代表:武田 利也)
◎NPO法人 東京レインボープライド(共同代表:杉山 文野、山田 なつみ)
◎任意団体 読書サロン(代表:安田 葵)
◎任意団体 にじいろかぞく(代表:小野 春)
◎認定NPO法人 虹色ダイバーシティ(代表:村木 真紀)
◎NPO法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)(代表:高久 陽介)
◎NPO法人 ハートをつなごう学校(代表:杉山 文野)
◎任意団体 Proud Futures(共同代表:向坂 あかね、小野 アンリ)
◎任意団体 フルーツ・イン・スーツ東京(FinS Tokyo)(代表:Loren Fykes)
◎認定NPO法人 ぷれいす東京(代表:生島 嗣)
◎任意団体 虫めがねの会(代表:鈴木 茂義)
◎任意団体 University Diversity Alliance (代表:五十嵐 浩也)
◎認定NPO法人 ReBit(リビット)(代表:藥師 実芳)
◎NPO法人 レインボーコミュニティcoLLabo(代表:鳩貝 啓美)
◎NPO法人Rainbow Soup(代表:五十嵐 ゆり)
◎任意団体 Rainbow Tokyo 北区(代表:時枝 穂)
◎NPO法人 レインボー・リール東京(代表:宮沢 英樹)
◎浅沼 智也(トランスジェンダー活動家)
◎荒木 順
◎井上 道博
◎田口 周平
◎野老 朝雄(アーティスト)
◎野村 恒平
◎山縣 真矢(編集者/ライター)

■企業(計:15)
<レインボー>
◎EY Japan
◎シスコシステムズ合同会社
◎大日本印刷株式会社
◎野村ホールディングス株式会社
◎パナソニック株式会社
<ダイヤモンド>
◎日本生命保険相互会社
◎P&Gジャパン
<ゴールド>
◎アサヒビール株式会社
◎株式会社アシックス
◎NTTグループ
◎大和ハウス工業株式会社
◎日本コカ•コーラ株式会社
◎ビザ・ワールドワイド
◎富士通株式会社
◎株式会社みずほフィナンシャルグループ

■大使館(計:21)
<特別後援>駐日オランダ王国大使館
<後援>駐日アイスランド大使館/駐日アイルランド大使館/在日アメリカ大使館/駐日イスラエル大使館/駐日英国大使館/在日オーストラリア大使館/在日オーストリア大使館/駐日欧州連合代表部/在日カナダ大使館/在日スイス大使館/駐日スウェーデン大使館/駐日スペイン大使館/駐日デンマーク大使館/駐日ドイツ連邦共和国大使館/駐日ニュージーランド大使館/駐日ノルウェー大使館/駐日フィンランド大使館/在日フランス大使館/在日メキシコ大使館/ベルギー大使館

■後援(計:10)
国連合同エイズ計画・UNAIDS(協働覚書締結)/Athlete Ally(協働覚書締結)/東京都/新宿区/公益財団法人 日本オリンピック委員会/公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会 日本パラリンピック委員会/公益財団法人 日本スポーツ協会/公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会/一般財団法人 東京マラソン財団/一般社団法人 日本ラグビーフットボール選手会

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