一般社団法人 キャタピラーズのプレスリリース
日本社会人アメリカンフットボール「X1エリアリーグ」に所属する一般社団法人 キャタピラーズ(本社:東京都港区、理事:伊谷 以知郎、以下 キャタピラーズ)と学校法人帝京科学大学(所在地:東京都足立区、学長:冲永 莊八(おきながしょうはち)、以下 帝京科学大学) は、2021年7月20日付で、スポーツ医科学分野でのパートナーシップを締結しました。
一般社団法人キャタピラーズは、株式会社電通グループのサポートのもとX1エリアリーグで電通キャタピラーズとして活動していますが、帝京科学大学 東京柔道整復学科・東京理学療法学科の協力のもと、選手に必要な運動能力やコンディションを測定・可視化し、パフォーマンスを高めていく「アメフト選手のパフォーマンスを科学するプロジェクト」を推進していきます。
日本ではトップリーグのアメフト選手は、平日はビジネスマンとして全力で働き、週末の限られた時間で効率的に練習します。電通キャタピラーズの練習は週に一度ですが、それでも様々な企業で働くビジネスマンが本気でアメフトをしたいと集まり、勝利を掴むべくXリーグに挑戦しています。そのため、選手には極めて効率的かつ効果的なパフォーマンスアップが求められます。これまでは自分の裁量と責任でトレーニングや練習を行ってきましたが、帝京科学大学のスポーツ医科学の知見やアセットを活用することで、その効率効果を高め、Xリーグでの上位を目指します。
「アメフト選手のパフォーマンスを科学するプロジェクト」の概要
東京柔道整復学科と東京理学療法学科が有する医科学分野での知見とアセットを活用し、選手のパフォーマンスを向上させるサポートを行っていきます。第一弾は、東京柔道整復学科協力のもとに行う、選手の運動能力を測定するパフォーマンステストです。NFLのドラフトなどでも注目されるアメフト選手のフィジカルな基本能力として必要な40ヤードダッシュ、垂直跳び、プロアジリティの測定を行います。選手の運動能力を的確に把握し、今後の運動能力強化に必要な要素を科学的に解明します。
また第二弾では、東京理学療法学科協力のもと、選手の運動能力を記録して解析します。具体的には、ハムストリングス筋のステータスや怪我時のパフォーマンス修復プログラムの提供を行います。選手のモーションをキャプチャすることでアメフトに必要な動作解析を行い、フィジカルファクターの強化へとつなげていきます。
さらに、各種サポートで得られた知見やデータを他のチームや競技へ応用し、日本のアスリートたちのパフォーマンスの向上に貢献していきます。なお、これらの活動においては、東京柔道整復学科アスレティックトレーナー課程におけるアスレティックトレーナー実習の一環として学生インターンシップを行い、練習や試合に帯同してキャタピラーズ選手のサポートを行ってもらいます。
■一般社団法人キャタピラーズについて
電通キャタピラーズは、1977年に創部し、2018年にXリーグへと昇格。現在は「X1エリアリーグ」に所属し、秋季リーグでは過去3年間で8勝7敗の成績。広告会社・商社・不動産会社・銀行など多岐に渡る企業社員が参加し、週1の練習ながら着実にリーグでの存在感を高めている。単なるアメリカンフットボールチームではなく、スポーツビジネスを成功させる組織として運営しているため、2020年より一般社団法人化。Xリーグの新しいチームモデルを目指している。
ウェブサイト:https://dentsucaterpillars.com/
■学校法人帝京科学大学について
学校法人帝京科学大学は1990年山梨県の東端・上野原市に理工系の単科大学として開学し、2010年には千住キャンパスを開設し現在に至ります。
動物・自然・健康・医療・教育・命を守り、育む人材を育てる帝京科学大学は、「いのちをまなぶキャンパス」として、生命環境学部・医療科学部・教育人間科学部の3学部13学科で構成しています。
特に「いのちをささえる」医療科学部は、医療・リハビリや福祉などを実践する力と、チームで協働する力を身につける7学科で構成しています。
その中でも、東京理学療法学科・東京柔道整復学科では国家試験受験資格のほか、アスレティックトレーナー(AT)受験資格を目指すことができます。スポーツ現場での実践豊富なAT教員の指導のもと、学内外のスポーツチームの協力・連携による現場実習をはじめ、最先端の設備を揃えた教室や実習室、コンディショニングルームなど充実した学習環境を整えています。
ウェブサイト:https://www.ntu.ac.jp/