【本日発表!】早見和真さん初のノンフィクション作品『あの夏の正解』が「2021年 Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」にノミネート決定!

株式会社新潮社のプレスリリース

 株式会社新潮社は、新型コロナウイルスの影響で甲子園が中止となった2020年、愛媛県の済美高校と石川県の星稜高校、二校の野球部に密着したノンフィクション『あの夏の正解』を3月17日に発売しました。同作は本日、「2021年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」ノミネート作品に決定しました。
 著者の早見和真さんは、桐蔭学園出身(元巨人・高橋由伸さんの2学年後輩)の元球児で、2020年に『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート、『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞と山本周五郎賞をダブル受賞【史上初】した注目の作家です。

■同一著者による「本屋大賞」と「ノンフィクション本大賞」両賞ノミネートは史上初の快挙。
 小説作品が対象の「本屋大賞」と、今回の「ノンフィクション本大賞」は、ともに書店員による投票で候補作が決まりますが、同じ著者が両賞にノミネートされるのは、古川日出男さんと並び史上初です。(※大賞受賞作は11月上旬に発表)

「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」特設サイト:https://news.yahoo.co.jp/nonfiction/

■全国の学校司書さんから感想が続々。
(※以下、司書さんから寄せられた感想の一部です)
▼「withコロナを生きる10代の子どもたちと、10代の子どもたちに関わるすべての大人にすすめたい本です」
▼「コロナ禍の歴史書ともなり得るような作品だと思いました」
▼「今一番学生たちを勇気づける力があるのは、体験に基づく、綺麗事ではないこういう姿だと思う」

■全国1000校以上の学校図書館から注文殺到で重版決定。
 司書さんの感想を掲載した小冊子を全国の中学校・高校にお送りしたところ、ご注文が殺到。約1ヶ月半で1000校以上から注文が集まり、“学校図書館重版”という異例の増刷が決定しました。「学校司書」と「書店員」という「本のプロ」に相次いで認められた作品となりました。

■著者・早見和真さんのコメント
 未読の書店員さんの目に触れられるだけで、その先に新しい読者が待っていると思えるだけで、このノミネートは嬉しいです。信じられないことに「あの夏」はまだ続いています。想像もしていなかった「今」を生きるすべての人が読者だと信じています。

■各界のトップランナーから推薦の声(本書の帯に入っているコメントです)

★松井秀喜さん(元ニューヨーク・ヤンキース)
――――彼らは逆境をエネルギーにする術(すべ)を身につけた。

★重松 清さん(作家)
――――高校球児だけじゃない。これは、「あの夏」を生きたすべての人の、無念と希望の物語なのだ。

★宮下奈都さん(作家)
――――特別な夏を越えた彼らに、思いがけない答えを教えてもらった気がする。

★NON STYLE 石田 明さん(お笑い芸人)
 ――――登場人物それぞれが違う意見なのに全員に共感できた。そして弱小校で万年補欠だった僕はひたすら泣いた。

【『あの夏の正解』内容紹介】
 二〇二〇年、新型コロナ拡大によりセンバツに続いて夏の甲子園も中止。夢を奪われた球児と指導者は何を思い、どう行動したのか。愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪二校に密着した作家が描くノンフィクション。

 

(c)新潮社写真部

【著者紹介】 早見和真(はやみ・かずまさ)
1977年神奈川県生まれ。2008年、強豪校の補欠部員を主人公にした青春小説『ひゃくはち』でデビュー。2015年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞を受賞。2020年『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート、『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞と山本周五郎賞を(史上初の)W受賞。数多くの作品が映像化されている。その他の著書に『かなしきデブ猫ちゃん』(絵本・かのうかりん氏との共著)など多数。

【タイトル】あの夏の正解
【著者名】早見和真
【発売日】2021年3月17日
【造本】四六判(224ページ)
【本体定価】1,400円(税別)
【ISBN】978-4-10-336153-4
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/336153/

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