パナソニックのプレスリリース
今回、フロントバスケット搭載で利用者に使いやすく、小径でスタイリッシュな電動アシスト自転車「グリッター」をIoT化し、活用します。通信機能を備え、インターネットに繋がることで、スマートフォンによる電子錠の開錠や、電池残量情報の取得ができるほか、走行データの記録、GPSによる高い防犯性・追尾性と駐輪位置管理を実現します。
シェアリングサービス(※2)による実証実験では、綱島SST内の3カ所と慶應義塾大学日吉キャンパスに駐輪場を設置し、地域住民や学生などを対象に30台のIoT電動アシスト自転車を提供します。実証期間は3年間を予定し、2019年9月30日までは、綱島SST内の住民や学生などから募集したモニター会員を対象に実施。定期的なアンケートで、モニター会員の意見をサービスに反映し、2019年10月以降は周辺地域の住民へと拡大していきます。
今後、IoT電動アシスト自転車から収集したデータを分析し、ショッピングモデル、子育てモデル、スポーツバイクなどへ車種を拡大することで、利用者の多様なライフスタイルにあったサービスを展開するとともに、シェアリングサービス利用システムの操作性、利便性などを改善していきます。
また、将来的なIoT電動アシスト自転車の販売を見据え、自転車の走行データ、電池残量、故障状況などのデータを蓄積し、分析をすることで、新たなサービスに活用していきます。さらに、位置情報を自動車に知らせることによる事故の軽減や、盗難防止などの取り組みも検証していく予定です。
パナソニック サイクルテックは、IoT電動アシスト自転車の開発と関連するサービスとの融合を通じて、安全で快適なモビリティ社会を実現していきます。
※1 2018年3月に神奈川県横浜市にグランドオープンした次世代都市型スマートタウン。パナソニック、株式会社サンオータス(以下、サンオータス)らをはじめとする異業種8団体で構成された「Tsunashima SSTまちづくり運営協議会」により運営され、先進的な環境配慮の取り組みに加え、街に関わる事業者や住民、自治体との協業による新たなサービス創出を目指しています。(http://tsunashimasst.com/JP/)
※2 パナソニック サイクルテック、綱島SSTモビリティ事業者であるサンオータスが連携して提供。料金体系などは未定で、2019年9月30日までのモニター会員による実証実験結果を踏まえて価格を設定する予定です。
【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 コミュニケーション部 広報課
電話:06-6909-7187
以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] IoT電動アシスト自転車の実証実験開始(2019年5月16日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/05/jn190516-1/jn190516-1.html
<関連情報>
・Tsunashima SST公式サイト
http://tsunashimasst.com/JP/