一般社団法人 コード・フォー・ジャパンのプレスリリース
一般社団法人コード・フォー・ジャパン(Code for Japan、代表:関治之)は、学生向け開発コンテスト「Civictech Challenge Cup U-22」(以下、CCC U-22)において、Jリーグクラブチーム 横浜FCと横浜を活動拠点とするシビックテックコミュニティ Code for YOKOHAMAとのコラボイベントとして、学生向けアイデアソンをオンライン実施することを決定しました。横浜やサッカーを切り口に、地域課題やコロナの影響を受けているスポーツ領域の課題解決策を考えるアイデアソンを開催します。
■全面オンラインでのアイデアソンを開催
6月20日のアイデアソンでは、「サッカー」「まちづくり」などに対してITをどのように活用すれば、サッカーという競技自体や応援するファンとクラブチームの関係性、ホームタウンのまちづくりなどに新しい価値を生み出すことができるのか、オンライン形式のワークショップでアイデアソンを開催します。CCC U-22の参加学生だけでなく、参加を検討している学生やサッカーファン、横浜にゆかりのある人などの参加を募集しています。
イベントページ:https://ccc2021-04.peatix.com/
■サッカークラブチームとのコラボレーションの背景
CCC U-22は、エントリーした学生がチームを組成し、自分たちの身近にある地域課題や解決したい社会課題を解決するアイディアを考え、実際にその解決に向けたサービスのプロトタイプを開発する実践的な開発コンテストです。そして、優秀な成果を収めた学生の開発チームは、ファイナリストとして最終審査会でプレゼンテーションを実施し、国内外の大手IT企業の会社名やサービス名を冠した賞やCCCから大賞が授与されます。学生が開発実績を積むことで、単なる開発コンテストではなく、若年層の就職機会の減少という社会課題の解決を目指すのがCCC U-22の特徴です。
「シビックテック」「社会課題」が外での出来事ではなく、自分の暮らしや学びとつながるものであると学生の皆さんに感じてもらうための一つの切り口として、スポーツチームの社会連携活動とコラボレーションすることで、より多くの学生さんに知ってもらい、参加してもらえるのではないかと考え、お声かけしました。また、クラブチーム側からも若い世代や学生の皆さんとのコラボレーションへの期待をいただき、今回の取り組みが始まりました。今年度は3つのクラブチームとのコラボレーションが決定しております。
■スピーカー
長嶋 浩昭 氏 – 横浜FC ビジネスマネジメント本部 ホームタウングループ マネージャー
横浜FCのホームタウン活動やシャレン!の取り組みを担当。
※ホームタウン活動:地域に愛されるクラブとなるために、ホームタウンの人々と心を通わせるためのさまざまな活動。
※シャレン!(社会連携活動):社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動。(https://www.jleague.jp/aboutj/hometown/ より)
小林 巌生 氏 – Code for YOKOHAMA / 代表
情報アーキテクト。まちづくり×ICTをテーマに活動。オープンデータ関連技術研究開発およびその普及活動を通じて、政府や自治体、公共機関のオープンデータ施策の支援を行う。テクノロジー活用で地域の課題解決を目指す活動 Code for YOKOKOHAMA を立ち上げ、同代表を務める。他、インフォ・ラウンジ株式会社副社長、特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長、一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地域創生推進機構委員
■「Civictech Challenge Cup U-22」今年度の特徴
1. 複数の社会課題を共有・検討するための勉強会・アイデアソン・ワークショップを展開
身近な地域課題だけでなく、昨今社会で取り組まれている活動や注目が集まっているトピックについて、実際に取り組んでいる実践者や当事者から話を聞く機会を勉強会として設定、人の暮らしや社会生活に関する「マイノリティーイシュー(ジェンダー・発達障害・言語の壁・移民難民・貧困)」、防災や生涯教育などを含む「まちづくり」、より広い地域に相互作用をもたらしている「環境問題」などを取り上げ、ゲストを招いた勉強会を実施する予定です。
2. 地方在住学生への積極的な声掛け
昨年度も完全オンライン開催で実施したため、物理的制約がないこともあり、首都圏や都市部に比べてコンテストや発表会などへの参加機会が少なくなりがちな地方在住の学生への応募案内を積極的に発信していく予定です。また、女子学生などプログラミングや開発に触れる機会が少ない学生向けにも他団体などへの協力を仰ぎながらアプローチしていきます。また、彼らのフォローアップにもなるよう昨年度に比べ勉強会の開催回数自体も増やして、参加後の学習機会やキャッチアップのサポートをしていきます。
3. コンテスト後の開発継続にも機会を提供
昨年度のCivichatのように、コンテスト出場で終えるのではなく、その後もサービスとしてあるいはシビックテック活動として取り組みを継続したいと考えるチームに対しては、今年度からCode for Japanが実施する日本初のシビックテック特化型アクセラレータープログラム「Civictech Accelerator Program」へのエントリーも案内することができるので、より社会実装に向けた伴走を長期的に行うことが可能な環境を整えています。
■Civictech Challenge Cup U-22
主催:一般社団法人 コード・フォー・ジャパン
公式サイト:https://ccc2021.code4japan.org/
募集人数:200名
募集対象:
- 解決したい社会課題(分野や内容は問わない)があり、それに対するアイデアを持っている方
- 自分の持つスキル(プログラミングやデザインを含むがこれに限らない)を、社会課題の解決に活かしたい方 ※未経験で、これから学びながら開発に参加していく人も含むので、応募時点でのレベルを問うものではありません。
応募資格
- 1999年4月2日以降生まれの方、または学生の方(大学の場合学部4年まで。社会人学生のぞく)
- 現在の自身のスキルレベルにかかわらず、チームに意欲的に参加し、開発を通じてスキルアップする意思のある方
- Code for Japan の Code of Conduct と プライバシーポリシー に同意いただける方