【開催レポート】陸上競技の銀メダリスト 佐藤友祈選手が「夢を叶えるために」をテーマにオンライン講演を実施

公益財団法人 日本財団パラリンピックサポートセンターのプレスリリース

 公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ、会長 山脇康)は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)と共同で、5月16日で東京2020パラリンピック開催まであと100日という節目を迎えるにあたり、5月14日に港区立赤坂小学校にて特別授業を実施しました。

特別授業では、初出場したリオ2016パラリンピックで2個の銀メダル(400m、1500m/T52)を獲得した佐藤友祈選手が「夢を叶えるために」をテーマに、児童たちにリオ大会400m決勝の映像を見てもらったうえで、一つの夢を叶えた経験をもとに「夢を叶えた4つのポイント」について講演。また、総合的な学びの時間でパラリンピックや共生社会について学習してきた児童による「ユニバーサルデザイン イン 赤坂」の発表、東京2020パラリンピックで実施される全22競技を東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」とベイビーシャーク、ピンキッツ、ホギーが一緒に歌って踊るアニメーション動画「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」の児童によるダンスもお披露目されました。

最後にレーサーに乗った姿を児童に披露した佐藤選手最後にレーサーに乗った姿を児童に披露した佐藤選手

特別授業の最後に佐藤選手は、今はアスリート達もみんなも苦しい毎日だと思うが、自分も車いす生活になり出来ない事ばかりに目が向いていた時にパラスポーツに出会い、どうやったら出来ようになるか毎日考えながら生活していくことで未来が開けてきたことを語り、「みんなも自分の夢や目標に向かって、あきらめずに毎日を頑張っていってもらいたいと思います。」と児童に語りかけました。

そして「東京パラリンピックでは、金メダルを2種目獲得、世界記録を更新します。応援よろしくお願いします。」と力強い言葉で締めくくりました。

佐藤選手が自身の経験から「夢を叶えた4つのポイント」についてをお話ししました。佐藤選手が自身の経験から「夢を叶えた4つのポイント」についてをお話ししました。

児童は、佐藤選手のお話しを聞き、学習ノートに熱心にメモをとっていました。児童は、佐藤選手のお話しを聞き、学習ノートに熱心にメモをとっていました。

児童からは「今まで一番つらかったことは」「佐藤選手にとって陸上とは」「毎日何時間練習しているのか」などたくさんの質問がでました。「陸上で一番難しかったことは」という質問に対して佐藤選手は、競技用車いす(レーサー)を実際に見せながら、コーナーを曲がるときに走りながらトラックレバーを操作する難しさについて説明しました。

パラリンピックや共生社会について熱心に教育を行っている赤坂小学校。 5年生の児童が、これまで総合的な学びの時間で学習してきた「ユニバーサルデザイン イン 赤坂」を発表しました。

 

東京2020組織委員会「ONE TEAM PROJECT」の第11弾として本特別授業で初披露となったYouTube再生数世界一のベイビーシャークと東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」が特別コラボした「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」。児童たちはこれまでの練習の成果を元気いっぱいに発表しました。佐藤選手は「みんなから元気をもらいました。」とコメントしました。

「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」のダンスをお披露目する児童たち   ©TOKYO2020「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」のダンスをお披露目する児童たち  ©TOKYO2020

今回の特別授業で講師を務めた佐藤友祈選手は、多様性を認める共生社会を目指すため、コロナ禍でも新しいことにチャレンジする姿を見せることを通じて人を変えられる力になればという想いから、東京2020組織委員会と共同で本授業を開催したパラサポが主催する、パラアスリート向けスピーチトレーニングプログラム「あすチャレ!メッセンジャー」(https://www.parasapo.tokyo/messenger/)を受講しています。現在は、あすチャレ!メッセンジャートレイニーである佐藤選手は、パラリンピックムーブメントを東京大会以降も継続できるような発信力を養いたいと話しました。

「パラサポWEB」では佐藤友祈選手が出場した大会レポートやインタビュー記事などを公開しています。​

  • 佐藤友祈選手の紹介ページ

初出場のパラリンピックで銀2個
https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/sato-tomoki

  • インタビュー記事

【パラアスリートの競技環境】競技に専念したい、だけじゃない。一流選手がプロ挑戦を選ぶ理由(2021.04.14公開)
https://www.parasapo.tokyo/topics/31681
世界記録更新をチベーションに。金メダルに最も近い陸上競技・佐藤友祈の“挑戦する心”(2021.01.05公開)
https://www.parasapo.tokyo/topics/29933

日本財団パラリンピックサポートセンターについて
「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに、パラスポーツを通じて、一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の実現を目指しています。
設立以来、パラリンピック競技団体の運営支援をはじめ、パラアスリートや障がいのある当事者と一緒に知る、学ぶ、体験する、パラスポーツを活用したD&Iプログラムを展開し、2019年にはスポーツ庁長官表彰を受賞しました。
パラサポ公式サイト https://www.parasapo.or.jp/

 

 

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